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Pic up! ビギナーでも、社会人でも、プレイヤーとして音楽を楽しむための場所を提供する「駿河台下スタジオ」

神保町駅から徒歩3分、駿河台下交差点にハコを構え、音楽の楽しさを知ってもらう場所として、幅広い年代と技術のプレイヤーにステージを提供する駿河台下スタジオの運営責任者、田中陽一郎さんに取材をさせていただきました。

インタビュアー:駿河台下スタジオの特徴から教えていただいていいですか。

田中さん:特徴はですね、普通のライブハウスと思うなよ。

インタビュアー:おお

田中さん:ライブハウスほどシステム整ってないですね。

インタビュアー:ハハハ

田中さん:ライブハウスのつもりで来られても困るんだけどね。っていうことは逆を返したらライブハウスで「わーなんか緊張するな」とか「なんかこの機材大丈夫かな」とかそんなこと思わなくったって、普段練習してるその延長で、壊されちゃ困るけどそんなに高い高価な機材じゃないから気楽にいつもの練習みたいにやってみたらどうですかという感じ。
その代わり出音は想像以上にライブハウスレベルですよって感じですよね。
だから駆け出しで初めてですっていう人なんかも練習でどんどんステージにあがればいいと思っています。
ここはライブハウスというよりライブバーなので、ライブバーっていうほどお酒置いてないけどね。バーとしては自称ですが多分東京一爆音が出せる。その爆音に伴っての演奏の環境、モニターの環境とかが良い事がここの一番のポイントかもしれないですね。

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インタビュアー:それは確かに特徴ですね。現在はどういう企画とかライブを実際やっていますか。

田中さん:一番多いのはセッションイベント。社会人の人たちのセッションイベントが一番多いですね。年齢層的には40代50代60代ぐらいの若いころに音楽をやっていた人達が、会社でもわりと部下に仕事を任せられるようになったりそこそこ遊ぶ余裕が出たりとかで、社会人になって封印されてしまったもののストレスを「いや~、昔から欲しかったんだけどさ、このギブソンのカスタム。やっと今だから買えたよ」なんてそういう楽器を自慢してもらいながら、当時憧れていたアーティストの曲をみんなでセッションしましょうよ、という感じの大人連中の遊び場ですね。それが定例のイベントとして一番多いですね。

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インタビュアー:独自の取り組みについてご紹介できるものはありますか?

田中さん:音楽って楽しくやれるんだよっていう、そんな場所の提供です。人前で演奏するのが初めての方や、ステージに上がったことがない方のために場所を提供できるということです。それに対して、こういう風にやった方がいいよとか、セオリーのアドバイスなんかも、ビギナーの人にはしてあげられます。

インタビュアー:運営責任者の田中さんが現役のプレイヤーで、なおかつタレントマネジメントや育成をされているということもあるので、その辺はプロのアドバイスがもらえるということですかね。

田中さん:そうですね。上手かろうが下手かろうがやりたいことをやっていいんだよ、その代わりルールとかマナーはちゃんと教えるから、他に行っても恥ずかしくないんだよ、という想いでやっているのはありますね。
これから毎月定例にしようとしている「弾き語りの会」というイベントがあって、堅苦しくエントリーしたりという形ではなく、一人1ステージ2曲で、時間有る限り何ステージでも演奏できるイベントを行っています。ギャラリーさんもワンドリンクチャージついて1000円という体系で、もし面白げに見に来てもらえればいいですよ、という企画になっています。
ちょっと弾いてみたいという人がいれば、どんどんチャレンジしてもらえればいいし、「ちょっと練習してきたやつ聞いてもらっていいですか?」とかそんなノリで参加できるイベントにしています。

インタビュアー:いいですね

田中さん:あとバンド系で言うと毎月第四日曜日にALI部という「大人の学園祭」というコンセプトでやっているイベントもあります。ブッキングライブではあるんですが、チケットノルマとかそういうことではなくて、出演する人たちがみんな参加費用として2000円ずつ払ってくださいって形の、まさにノルマなしイベントです。参加費用だけ払ってビギナーの方でも一緒に楽しんだり、褒め合ったりができる会になっています。一生懸命ドラムのスクールに通って練習しているOLさんが、なかなかリズムが合わないのにバンド組んでやったりとか。それもみんなでプレーするっていうことが大事で、基本的にセッションの派生で始まっているので、ストレス発散の場所になっていると思います。

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インタビュアー:イベントの持ち込みや、利用してほしい出演者の方についてはどんなイメージでしょう?

田中さん:とにかくここで楽しむ場所を作ってくれればいいですね。自分たちが楽しむ場所。例えば、プレーをして楽しむ、そのためのアシストを僕たちがやる、というような感覚ですかね。
そのために価格帯の努力はしていて、頑張って貯金してやらなきゃいけないとかではなく、みんなで仲間集めて折半しあって楽しめればいい。
そういうスペースであって欲しいですね。

インタビュアー:何かちょっとこんなことやりたいですけどみたいな、相談ベースの持ち込みとか?

田中さん:大歓迎です。もちろん大歓迎。むしろそこから始めてください。
ちゃんとキレイに現状復帰して、後始末できる範囲であればいろいろできると思います。何年か前に、ご縁があって近所の大学の方々に何年かここを利用してもらっていたんですが、彼女たちも実際には学園祭とか自分たちのサークルの部屋を使ったりして、お金かけずにいろいろと活動をやっているわけですよ。でも「こういうスペースで年に一回ライブできるといいね」なんていう、想いを形にする場所として提供ができるということもあります。その人数で企画したいなら、これぐらいの金額で打ち上げプランとして、鍋とか出してこんな風にすれば良いんじゃないですか、というようなアイディアもこちらから出していけますね。

インタビュアー:まずはともあれ相談をということですね。本日はありがとうございました。

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【駿河台下スタジオ】基本情報

〒101-0051 東京都千代田区 神田神保町 1-21-5 三省堂アネックスビル B-1
(カラオケ ビックエコー 神保町店様 地下1階)
<電車でのアクセス>
「都営新宿線/三田線 神保町駅」「東京メトロ半蔵門線 神保町駅」下車
A5 またはA7出口から徒歩3分
「JR御茶ノ水駅」「東京メトロ丸ノ内線 御茶ノ水駅」下車
御茶ノ水橋口から徒歩5分

<お問い合わせ>
surugadai@tigerpit.jp
担当:田中

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