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自宅待機におすすめの映画5選

どうも皆様、こんにちは。

役者やってる石橋と申します。

最近、巷では「コロナウイルス」が世間を賑わせています。

御多分にもれず、売れない役者の僕みたいなやつのとこにまでその影響はじわじわと・・・。仕事が全くございません。

「お金なんて・・・」っていう考えもありますが、そんなことねーぞと改めて突きつけられています。というか、やっぱりお金が無いことそのものよりも、そこから来る「漠然とした将来への不安」の方がキツイ。

いつこの状況は改善されるのか、というか改善されるのか。

未来に目を向けるとどんどん悪い方向に考えが進み、正直しんどい。

そこで無理やりにでも、この状況のポジティブな側面に目を向けました。

「あ、めっちゃ時間あるじゃん。」

タイムイズマネーってのは本当にその通りです。優秀な人ほど時間の使い方がうまい。今の状況は、将来の来るべきその日に備えて、ひたすら色々な映画を見て勉強するための時間なのだと捉えるようにしました。

と言いつつ、勉強にかこつけてただただ好きな映画を見るだけなのですが。

僕以外にも、自宅待機やリモートワークでのスキマ時間で、自宅で映画を見ている人もいると思います。

そこでまず、僕の初noteは、僕なりのおすすめ映画の紹介をしようかな、と。そしてあわよくば、見て下さった方のおススメ映画とかも教われたらな、と。

前置きが長くなりましたが、ここからは僕の独断と偏見で選んだ好きな映画についてひたすらまとめていきます。

ジョン・ウィック(原題 JOHN WICK)

一発目は王道のアクション物です。

僕らの大スター、キアヌ・リーブスの「マトリックス以来の当たり役」なんて言われてます。

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「平穏な生活を奪われた元・最強の殺し屋の復讐劇」という、今まで散々やりつくされたような設定の映画ですが、その設定をここまで仕上げてるキアヌ様はすげえ。

アクションや映画全体の美しいビジュアルが、何も考えずに楽しませてくれます。

まず、キアヌ様がチート級に強い。「これ、ゲーム?」って思ってしまうくらい圧倒的且つスマートな強さです。

たった一人で巨大なマフィアを壊滅してしまうのですが、それが全く違和感ないくらいの強さです。今作の監督はマトリックスなどでスタントの監修を務めていたこともあり、「ガンフー」と呼ばれるアクションはパッと見でも今までのアクションとは違います。

あと、この映画「殺し屋専用のホテル」「殺さずの掟」「教会地下の隠し金庫」みたいな少年心をくすぐる設定がたくさんあって、その世界観を中途半端ではなく、超一流の人たちが全力で作ってくれてるからエンタメ作品としてめちゃくちゃ質の高いものになってます。

僕的に一番のおススメシーンは、ジョンが隠し金庫にたどり着き、弁明する偽神父に対し「Uh-huh(あーはん)」とだけ言って倒すシーン。

この一瞬の相槌に男としての色気が全て詰まっているので、世の男性諸君は目に焼き付けましょう。


②湯を沸かすほどの熱い愛

1つめとは打って変わって、純愛映画です。

ダバッダバ泣きたい方におすすめ。(ゆーて、僕はジョンウィックでも泣きましたが)

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いやー、もうキャストが素晴らしすぎますね。好きです。

一人一人語りだすと論文になるんでざっくりと。

「母ちゃんの愛ってふけえんだぞ」っていう映画です。

宮沢りえさん演じる主人公が、余命を告げられ、死ぬまでに「やっておくべきこと」をひとつずつこなしていきます。

その中で、家族を、さらに家族以外も巻き込んで絆を深めていく物語です。

その過程で自分にも周りにも色々な問題が起きるんですが、それを全部包みこんでしまう母親の偉大さ。それを演じてしまう宮澤りえさんの偉大さ。

作中、一人だけ耳の聞こえないキャラクターがいます。その人を主人公が突然ビンタするシーンがありまして。

最初見たときは、「辛さを乗り越えて幸せそうにしていることへの嫉妬かな」とか思ってたんですが、後になってその真意が分かると・・・涙だっばー。

頑張ったんやな母ちゃん、と。

もう一つ必見のシーンは、終盤の組体操のシーン。

登場人物のみんなが、主人公に感謝を伝えるのですが、「伏線をそう回収するか」と感じさせられました。あと、単純に全員の芝居の熱量に涙だっばー。

ほっこりとはまた違うんですが、心が洗われる映画です。


③百円の恋

誤解を恐れずに言うと、登場人物全員クズ。

そんな映画です。

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安藤サクラさんはじめ、新井浩文さんなどこれまたシッブイキャストがそろってるんですが、ほんと全員クズです。

悪いとかじゃなくて、怠惰とかの方のクズ。

逆に言えば、カメラの前で良くもそこまで自然にその姿をさらけ出せるな、という感動がありました。

主人公は32歳でニートの一子。ひょんなことから働き始めたり恋愛を始めるんですが、自分が不慣れなのと周りの環境のせいでことごとくうまくいかず・・・。

この映画、最後のクライマックスまで何か大きな事件が起きたり、主人公の夢が叶ったりみたいなことが起きません。でも、それでもクズなはずの主人公に心動かされてしまう自分がいて・・・。安藤サクラさんの熱量たるや恐るべし。

欲をいえば、この映画は「万引き家族」とセットで見てほしい映画です。

どちらも、安藤サクラさんの濡れ場があるのですが、本当に同じ人間か疑うほど別人になってます。片や水商売的な色気があり、片や自分を安く売ってしまう惨めさがあり。

一役者として、この芝居の幅は単純に憧れます。

もちろんどちらも単体で傑作なのでぜひ。


ウルフ・オブ・ウォールストリート(原題 THE WOLF OF WALL STREET)

はいきました。これまたクズの映画です。

どうやら僕はクズなやつが好きなようです。

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言わずと知れた世界の大スター、レオ様主演の作品です。

すんごい簡単に言うと、「金と薬とセックスが大好きな奴らの成り上がり物語」です。これが実話をベースにしてるってのがまたすごいんですけど。

金融街でなりふり構ず金儲けをする主人公なんですが、まあ口達者なんですよ。ああ言えばこう言うという感じで、どんどんグレーな商品を売りつけていく様はもはや爽快です。

基本的に「悪いやつ」として描かれる主人公ですが、同時に良きリーダーでもあります。いよいよ会社がピンチの時に社員の前で演説するシーンは涙だっばーポイントです。

そしてこの映画の見どころの一つは、レオ様のドラッグをキメる演技。

もう・・・えぐいですよ。ヨダレだらっだらになりながら腰振って、白目になって、みたいな。本当にキメてるとしか思えない芝居です。

「・・・いいんすか?レオ様」って感じです。

なんと3時間もある超大作なので、普段は手を出しづらい作品ですが、この時期だからこそぜひ!


⑤怒り

もう・・・これは。

今更感もありますが、改めて。

日本が誇る名作「怒り」です。

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見て下さいよ、このポスター。

いやいや、それぞれ主役で映画撮れるやんっていうメンバーがこんなに揃って「和製アベンジャーズ」みたいなってますやん。現代日本において最も攻撃力(?)の高いキャスト陣です。

とある指名手配犯が逃亡しているところから物語が始まります。

そして、登場人物はそれぞれ同じ時期にその指名手配犯に似た人物と出会い・・・、という物語です。

まず全員危なっかしい。ギリギリの不安定さというか、いつ爆発するかわからない怖さみたいのを全員が抱えっぱなしで物語がすすんでいくので、ある意味でホラー映画を見ているような気分でした。

それぞれすごいんですが、僕はこの作品で広瀬すずさんを見る目が変わりました。作中、本当にひどい目に合うんですが、そのシーンの体当たり具合と芝居の上手さで、つらすぎて見ているパソコンの画面を閉じそうになりました。

あとやっぱり、渡辺謙さん。ある人物に「お前はいままでよく頑張ったよ」と電話で励ますシーン。短いシーンなんですが、号泣モノです。圧巻。

これも2時間半と少し長いですが、ずっしりとした「いい映画」を見たい方におすすめです。


おわり

いやはや、まさかこんなボリュームになるとは。

結構なボリュームになってしまいましたが、最後までご覧いただきありがとうございます。

今回挙げた映画はプライムビデオで観られるものばかりなので、もしちょっとでも興味があればぜひ。

ここで紹介できなかった映画でも「娼年」やら「船を編む」やら「最高の人生の見つけ方」やらおススメ映画は盛りだくさんなのでまた機会があれば。

というか逆に皆さんのおススメを教えてほしいです。

ではまた。

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