【展覧会レポート】広がる、ムシの多様な世界!特別展「昆虫 MANIAC」
アコースティガイド・ジャパンのnoteへようこそ!
皆さんは「MANIAC(マニアック)」と聞いて何をイメージしますか?
専門的でディープで、なんだかすこしとっつきにくい…?
いえいえ、マニアックとは…「みんなが知っている」のほんのちょっと先。おなじみの世界の先には、計り知れないほど広く深い、多様な世界が広がっているのです。
上野・国立科学博物館では、10月14日(月・祝)まで、ムシたちのそんなマニアックな世界を楽しめる特別展「昆虫 MANIAC」が現在開催中!
少しマニアックな5人の博士が、ムシの世界の多様性を深く、面白く追及します。いざ、MANIACなムシの世界へ!
―5つの扉の向こうに広がる、ムシの多様性
会場には大きく3つのゾーンがあり、メインのゾーン2の展示は、「トンボ」「ハチ」「チョウ」「クモ」「カブトムシ」の5つのエリアに分かれ、奥深いムシの世界への扉を開くことができます。
そもそも、まだ知られていない何百万種ものムシがいるって知っていますか? 見たこともない形や、びっくりの行動をする知られざるムシがいたり、私たちになじみ深いムシでも驚くような生態があったり…その多様な世界は、知っているようで知らないことばかり!
「マニアックな世界を楽しめるかな…」そう思う人でも大丈夫!
刺さないハチがいる、空飛ぶクモがいる、などなど、注目のマニアックポイントを、たくさんの標本はもちろん、パネルや映像でわかりやすく説明してくれます。
ムシが大好きな方、そんなに詳しくないよという方、そしてちょっとムシが苦手という方でも、いろいろな新発見があって、皆さんそれぞれに刺さるポイントがあるはずです!
会場では、今年話題の「素数ゼミ」の鳴き声を聞くこともできます。
2024年、221年に一度の大発生となった「素数ゼミ」の鳴き声は、取材班の方たちがアメリカで実際に録音してきたものだそうで、だいたいパチンコ店内くらいの音の大きさとのこと。確かになかなかのうるささ!(笑)
そのほかにも、匂いを嗅げたり、触れたり、ムシの世界を体感できるしかけがいっぱい。五感を使って楽しみながら学べます。
―音声ガイドでも「マニアック」を楽しめる!
音を聞くといえば…
展示と合わせて、音声ガイドを聞くと、ムシたちのマニアックな世界をさらに満喫できます!
ナビゲーターは、声優の江口拓也さん。軽妙な語りで、ときに本展を監修した、国立科学博物館の5人の博士たちにお話を聞いたりと、大人も子供も楽しめる内容になっています。ご家族でのご利用もおすすめです。
そして、江口さんが個性豊かなムシたちに扮するパートも聴きどころ!
会場の見どころの一つ、巨大な模型で表された5体のムシたちに、江口さんがなりきって、楽しくマニアックにご案内します。
本来小さな虫を、巨大に、精巧に再現した模型をじっくり観察しながら、ムシたちと会話するような気分でお楽しみください。
―公式サポーター・アンガールズのスペシャルトラックも!
そして本展の公式サポーターを務めるのは、アンガールズのおふたり。テレビ番組のロケで山根さんが新種の昆虫を発見したエピソードを、音声ガイドのスペシャルトラックで語ってくれます。
会場では山根さんが発見した「モトナリヒメコバネナガハネカクシ」(通称「モトナリ」)も展示されていますので、実際の標本を見ながら、「モトナリ」発見の裏話をお楽しみくださいね!
日常生活の中でふと見かけるムシにも、驚きの生態やまだ知らない特徴があるのかな?と考えると、ムシとの距離が少し近づいたような気がします。
ムシが大好きな方も、ムシはそこまで…の方も、世界が広がること間違いなし。ぜひ、MANIACなムシの世界へ飛び込んでみてください!
(サイトウ)
*******************************************
アコースティガイド・ジャパン
https://www.acoustiguide.co.jp
Twitter: @ADaudioguide @kikubi_AG
*******************************************
ー展覧会概要
―音声ガイド情報
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?