こわい妹2
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こわい妹2

こわい妹シリーズ。里帰りを機に数年ぶりに同じ屋根の下で暮らし、思い出した妹のキレ・エピソード。前回は一口で死刑宣告を受けた姉の私ですが、今回も強烈&支離滅裂。今はもう時効だし、こうして笑いのネタになっています。

姉にキレ散らかしてきた罰は、友人に話したりここで書いたりして、世間にお披露目ということでチャラに(題して身売りの刑)。しかし、妹との思い出を振り返ると、キレ・エピソードしか浮かばないのは、姉妹としてどないやねん、といったところですな。

でも、いつかやさしくなれる、はず?!


「お前は盗人」お中元ビール事件
会社のお中元をおすそ分けしてもらった妹。紙袋いっぱいのお高い洋菓子と和菓子。そして、エビスビールを2本持って帰ってきた。暑い夏に飲むビールは最高ですよね。でも、妹はアルコールを1滴も飲まない、飲めない体質。

前回のお土産ゼリーの経験を踏まえてなのか、お菓子はシェアしてくれることなく、自分の部屋で死守している様子(取りまへんがな)。ビールは、お酒大好き父親にあげることにしたそう。

しかし、父はビールがあまり好きではない。外では焼酎のロック。家ではウィスキーのロック。夏でもビールを飲むことはないので、「これ、持って帰れ」と妹にもらったエビスビールを2本とも私に差し出した。(この時点で不吉な予感がするね)

前回も書きましたが、大事なことなので改めて。妹は食への執着が異常です。大事なのでもう一回。「食への執着が常軌を逸しています」

さて、日曜の夕方、神戸に戻る準備をしていると、妹が目を吊り上げて迫ってきた。第三の目に「肉」ではなく、「怒」の文字をくっきり浮かばせて。そして、開口一番こう言い放った。






「おい


お前


うちのビール盗ったやろ」


(悲しいけど、原文ママ)


...


(だから、もうなんでやねん)

←私の心の声



「お父さんが飲まへんから、くれたんやって」と説明しても「お前にあげたんじゃない」「人のもん取るな」「返せ」の繰り返し。話が通じなさ過ぎて、もう宇宙人と会話している感覚です。(宇宙人に失礼か)

そもそも、「盗られた」と感じていることが怖い。所有欲が強すぎる。その被害者意識は一体どこから?ていうか、あんた、お酒飲めへんのに、返したところでどうするわけ?と理解不能の怪奇現象が起きたある夏の日。もはや夏の怪談話。

父が説明するも、「こいつは、盗人」の一点張りで、死刑宣告に加え窃盗罪に問われた姉の私。理不尽な罪をどんどん着せられます。

飲めないお酒にここまで執着するのは、今回もモノ云々というよりは、「忌み嫌う姉がいい思いをする」ことが心底我慢できないのだろう。

今回も妹のキレ具合は納まる見込みがないので、「もう、はよ帰れ!」と父も私を追い出す始末。(いや、逆やろ!)

「たまに帰ったらこれかよ」とせっかくの休日を台無しにされた気分で怒りと落胆でいっぱいの私は、神戸に向かうあずき色の阪急電車に乗り、六甲山の夜景が見えてくると心底ホッとしたのでした。


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フレグランスアドバイザー&Webライター。香水好きが高じてスクールに通い日々調香技術を磨く。オリジナル香水のブランド化が目標です。約30ヶ国を訪れた旅好き女子でもあります。現在、神社同好会のホームページ運営、旅、ライフスタイル、留学サイトにて継続的に執筆しています!