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地域経済サミット2022 SHARE by WHEREに登壇

セレンディピティが生まれるイベント

『全国各地の志を同じくする仲間たちと地域の枠を超えて連携し、新たな市場を創り出す。そして、社会全体の共有財産が増え、広がることで、世の中が活性化し、地域が元気になり、個の豊かさへとつながっていく。』
そう訴えるWHEREという法人のイベントに登壇し始めて今回が3回目でした。
コロナ禍で始まったため、これまで2回はオンラインイベント。そして今回はオンラインもオフラインも合わせたハイブリッド開催です。リアル会場は北海道上士幌町。帯広空港からバス乗り継いで3時間くらい。最寄りのJR帯広駅から路線バスで92個のバス停留所が…(笑)遠い!ゆえに楽しい!

到着バス停合わせて92!ほとんど通過やったけど…

3回目も登壇の声掛けしていただいたことにまず感謝!官民連携の公務員側の人ってたくさんいるけど、その中で声をかけてもらっていることが励みになりますね。
今回も尖ってて面白くて刺激的な登壇者がいっぱい選ばれていて、それがリアル現地開催ってことで、言葉にならん良いものを得ました。

登壇者と関係者。コロナの影響で何名か変更されてたけど…

僕はセッション「地域活性化最前線!セレンディピティが生まれるコミュニティ」というお題で、株式会社ADDressの佐別当さん、株式会社おてつたびの永岡さん、東かがわ市長の上村さん、そしてモデレーターが株式会社とけるの柴田さんとともに登壇させてもらいました。

セッション登壇者

セレンディピティとはなんぞや?ってのは皆さんで調べてもらえればいいと思いますが、「幸福な偶然を引き寄せる力」ということ。

セレンディピティを生む土壌をしっかり持っている人たちとのセッションなので、打合せ無しで挑みました(笑)結果は見ていただいた方の評価に委ねます。

できればこのセッションの登壇者を繋いで東かがわ市で1つ取り組み起こしたいなと思いました。

まぁ自分のセッション以外も魅力的な人が集まってるのでひたすらセッション聞いてました。2つのセッションが同時に開催されてる時は1つの会場に入って、もう1つはPCでオンラインに入り、イヤホンを片耳つけて、両方同時視聴聞してました。脳みそ痛かった…

イベントが成功したかどうかは僕は評価できないけど、確実に言えるのは、今回のイベントでの出会いがセレンディピティそのものでした。宿泊場所もシェアハウスの一棟借りだったので、登壇者の宿泊仲間8人を中心に夜中まで談義!
馬鹿な話もたくさんしました(95%くらい馬鹿話w)が、その中にすんごい視点や思想がある。こんなすごい人たちがいるんだなぁと、井の中の蛙感を感じていました。つまりめちゃ楽しかったし、もっと成長したいって気持ちが強くなりました。

みんなほんとにかっこいい人

リアル開催の大切さ、リアルに出会って、会議以外の時間の雑談が生み出す副次的な産物がいかに大切か、思い知りましたね。
オンラインもとても便利で大切。だけどここぞと言う時はリアル!五感で話す凄さを改めて認識しました。
来年度からの自分の動きにしっかり取り入れていこうと思いました。

このイベントを開催してくれたWHEREのスタッフ、ボランティアのみなさん、そして現地自治体として職員がたくさん出て準備し、参加者をおもてなし、町を案内してくれた上士幌町役場のみなさんに感謝です!

来年度、今の市役所正社員という立場には居ないことを宣言しているので、次のWHEREのイベントに呼ばれない可能性は高い…あ、でも年度内にあるなら可能性もあるかな(笑)

来年度、官民連携とか社会課題解決とかを掲げて全国で動けたらと思っているなか、今回のイベントで自分が出した言葉の1つに、「官民連携と言っている段階で境界がある。そこに産官学民のプレイヤー入れ込んで、誰がどの役割を担ってるかわからないくらいに共感しながらごちゃまぜの取り組みをして、境界をとかすことがしたい」でした。

連携や越境のその先へ!
来年度以降に向けても頑張ります!

上士幌町について

この町は人口が5,000人に対して牛が45,000頭もいる過疎の町
危機感があるからなのか、地方創生の取り組みが尖っていて自動運転やドローンのチャレンジが進んでいたり、僕の関係分野でいえば、環境省の脱炭素先行地域に選ばれていて、町まるごとゼロカーボンにしようとしています。
脱炭素のエネルギー源は牛の糞尿!バイオガスプラントを設置し、45,000頭の牛から排泄される糞尿をガス化し発電しています。
上記のイベント登壇前日に町役場に行ってゼロカーボン課にヒアリングされてもらいました。
小さな町ならではのフットワークの軽さは羨ましい限りですが、それでも先を見て考えていて、ゼロカーボンを1つのツールとしてSDGs、いわゆる持続可能なまちづくりに取り組んでいました。正直まだまだ甘いところ満載ですが、職員の人たちもしっかり考え方が浸透しているし、イキイキしているようにも見えました。
補助金ガッツリ取って来たことを自慢するのはやめたほうがいいし(笑)生き残るためにはもう1段上がる必要があると感じたけど、何もしない自治体よりも遥かに素敵だしポテンシャルを感じました。


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