見出し画像

【人生のほんの1日】20240712 ピアノレッスンday 、そして大事変



【ピアノレッスン日でした】

今日の午後はレッスンでした(おやつ休憩も含めて約3時間半)。

現在師事している先生は家庭教師スタイルで、先生が私の自宅に来てレッスンをしてくださいます。

実は私的に昨年から遠方出張や設計仕事仕事がたいへん忙しくなり、私も悩み考えた結果、先生にピアノのレッスンを7月いっぱいで終了したいこと、今月の残り3回もいつも通り楽しくレッスンして終わりましょうと、いう旨をお伝えしていました。

が、今日のレッスンの最後に、先生がなんの前触れもなく「今日でお暇させていただきます」と、衝撃の突然ラスト!

絶筆、あるいは断章、あるいはバッハ フーガの技法のような終末。

私もあまりに突然のことでびっくりしてしまいましたし、今日のレッスン、まったく最後と言う気分で弾けてなかったのですが。

なんだかこれまでの一切合切が全て尻切れトンボで終わってしまったような、ちょっと物悲しい結末となりましたが、人生ってたまにこういう風に突然思いがけず大きな変化が訪れることもありますよね。

仕事が忙しくなったり、指の関節痛などもあったり、私のピアノ練習環境もちょっと前と比べると少し大変だなぁと思うこともあるのですが、人生を長い目で見ると、苦しく感じる時期って結局は一時的なことなんですよね。

今日1日でいろいろ私の心の中も強制的に大きな変化を余儀なくされましたが、引き続き、その時々・その瞬間瞬間の状況を楽しみつつピアノも頑張っていきたいと思います😊

ともあれ、今日のレッスン自体は普通にいつも通りになごやかに進んだので、記録に残しておきます。
レッスン曲数がとても多いので、今日もどんどん弾いていきました。

【ツェルニー30番練習曲 30番】

チェルニー30番2週目め最後の1曲は、今月いっぱいあると思っていたので、、今週は練習不足でお休みにしたのですが、思いがけず最後の1曲がみかんのまま終わってしまいました。最初から今日でレッスン最後分かっていれば、弾いてコンプリートしたのに...。悔いの残る終わり方でした。

 

【坂本龍一 「andata」】

表現を大きく見直して、再度練習し直しているバージョンを先生に聴いていただきました。


【スカルラッティ ソナタ K.466、ソナタ K.87】

K.466は本番気分でリピート有りで通し。ほぼ仕上がりに近いですかね。
この曲も秋の大舞台で弾きたいと思っています。

K.87は、今日はお休み。

【スクリャービン エチュードop.2-1】

レパートリーリマインドで1回通しました。

【ショパン ノクターン第13番 op.48-1】

今日は中間の2ページを弾き、ペダルや運指のアドバイスをいただきました。
来週は鬼門の技術的難所ラスト2ページを弾きます。


【パスカル・ヒメノ 演奏会用リズムエチュード 1-1 ファンキー、1-3 ボレロ、1-2 ブレリア】

今日は、将来的にセットで弾く想定で、1〜3番の順に続けて弾きました。

ファンキーは、暗譜も進みスピードも上がり、リズムも整ってきてほぼ仕上げに近づいていますが、とにかく掴むのが難しい和音が多く、素早くそしてミスを少なく演奏をするためにはまだまだ訓練が必要かなと。

ブレリアは、ゆっくりですが通せるようになってきました。この曲は、あとは回数弾き込んで慣れていく段階ですね。

ボレロはほぼほぼ通せるようになってきていて、演奏の表情付けやさらなる熟達に向けて仕上げ段階の弾き込みのステージになってきました。


【ベートーヴェン 創作主題による32の変奏曲】

主題から第14変奏まで。この曲は前の方の1/3程度を少し踏み込んだ程度でレッスン終了しました。
まだまだこの先は長く、難しい道のりとなりますが、苦悩を突き抜けて歓喜に至ったときに観客に伝わる演奏ができるようになると思います。


【スクリャービン エチュードop.8-7、11、12】

7番は超絶ゆっくりですが最後まで弾きました。
11番もゆっくり最後まで通しました。

スクリャービンの楽曲は手をめいっぱい開く幅広い9、10度の和音が頻出して、指の関節痛にかなり響くので、指の負担が重くならないように加減しながら練習しています。

【バッハ トッカータ ホ短調 bwv 914】

この曲をはじめ、とても中途半端な進度でレッスンが終わってしまった曲が多いなぁ、とやや愕然ですが、私、レジリエンスは強い方だと思っているので、また不毛の地からサバイブ&リバイブしていきたいです。

【ドビュッシー 版画全曲】

暗譜で全曲を通しました。

【ラフマニノフ 楽興の時 第3、4番】

3、4番を暗譜で通しました。3、4番ともにかなり指の関節痛を伴うのですが、気合いで弾きました。4番は先週末の本番に乗せるための追い込み練習で少しステージが上がった感じで、まだミスは多いのですが、表現の雰囲気は増してきました。

この曲も先生と1年半以上かけて取り組んできましたが、真の仕上げの手綱は私の手に託されることになりました。

【フランク「前奏曲、フーガと変奏曲」(バウアー編)】

今日は変奏曲を弾きました。この曲はほぼ譜読みのみでレッスン終了した大曲となります。
ほぼ独力で仕上げていく最初の大曲になりそうです。

【ラヴェル ソナチネ】

今日はおやすみ。


と、なんだかんだで、今日は16曲弾きました😅。
いつも通りにレッスンして、レッスン中も「この曲は味付けに入りましょう」など、さも来週があるような会話をしていたのに。

レッスンがひととおり終わり、先生が帰る間際、今日でのレッスン終了を告げられました。

先生曰く「このまま月末までレッスンしてしまうと、最終回の日には私、最初から最後まで泣きっぱなしになりそうなので、今日で明るくお暇します」とのことでした。

まったく技術的に未熟だけど、「難しくても、年数がかかっても弾きたい曲を弾く」という無謀で常軌を逸した私のレッスンにお付き合いくださった先生。
私のヘッタクソな譜読み曲などにこれほど根気よく付き合ってくださる先生は稀有だと思いますし、私は私で、自分自身の限界を常に突破し続けるような、「楽しんでるからできるけど、たぶん普通の人には耐えられないレベルの量と内容の練習」を毎日欠かさず続けてきたピアノライフでした。

とはいえ、ピアノって頑張ったら頑張っただけ正比例で上手くなるようなものでは全くなく、なかなか上手くならなかったり、舞台での大失敗なんて毎度のこと、表面で平気そうに振る舞っていても内心、辛い想いも悔しい想いも一生分以上に味わってきました。弾きながら、弾き終わって泣いてたことも1度や2度じゃありません。

それでも少しづつ弾けなかった曲が弾けるようになり、舞台度胸が少しづつついてきたり、自身で上達の階段を登り始めた実感が得られたり、私の演奏を聴いてくださった審査員の先生が泣いてくださったりなど、中年からあんなド下手なレベルからピアノを習い始めた私が、「まだまだ伸びしろしかない」と自身の成長を感じられる毎日の積み重ねがうれしかったし楽しかったです。

私自身も最終回のレッスンでは、最初から最後まで、泣きっぱなしだろうなと思っていました。最後のレッスンでこれまで仕上げた曲も今進行中の曲もフル全力で弾き切って先生とのレッスンを終えたかったです。


【今日の初見練習 プロコフィエフ 練習曲 op.2-2】


【今日の読書】



最後に私 太田敦雄の著作や掲載誌をいくつかご紹介します。
2024年1月16日発売(本記事執筆時点では発売前)のガーデニング雑誌「Garden&Garden vol.88 (Spring 2024)」。
巻頭特集「風景ガーデニング」にて、私 太田敦雄 / ACID NATURE 乙庭 を8ページにわたり掲載いただいています。私の設計案件の中でもこれまで一般誌で解説紹介していない2つの住宅を実例に写真豊富に、自分が思い描く植栽風景を形にしていく思考のコツなどについて解説しています。私のページ以外も人気ガーデナー、ガーデンデザイナーさんの多様な植栽事例をお楽しみいただけます。


私と、おぎはら植物園の荻原範雄さん、フローラ黒田園芸の黒田健太郎さん・和義さんご兄弟との共著作「グリーントータルプランツブック」。前半の1/3を私が執筆担当しており、実例も交えた植栽論と植物の解説をしています。


私の最初の著作本「刺激的・ガーデンプランツブック」は、出版社のご都合で現在絶版となっていますが、この本に書いた内容も含めて、今後の出版物に盛り込んで、なんらかの形で情報としてこれからも手に入るようにはしていきたいと思っています。


noteの「乙庭植物図鑑」では、これまでの著書では解説していない植物も積極的に取り上げていく予定です。
自分だけの特別なお庭造りの参考になれば幸いです😊✨


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?