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5周年記念イベントに現地参戦してきたお話

序文

 このnoteは、富士葵ちゃんと振り返る Advent Calendar 2022に寄せて書き起こしたものです。今年もたくさんの歌劇団が、丸5年という1つの節目を迎えた団長への想いを綴っていますので、リンク先からぜひご覧ください。
 さて、”シンビジウム”以来1年半ぶりとなる富士葵のリアルイベント『葵祭 & 祝歌-CAROL-』が開催されました。活動5周年という事で特に気合が入っており、昼はファンミーティング、夜はライブと終日富士葵尽くしの1日。本記事では、一歌劇団員が12月11日を完走した感想を書いていこうと思います。
まだイベント見てないよって人は↓からアーカイブをチェック!

※この序文はまだ私が正気を保っている内(イベント前日)にあらかじめ書き綴っている文章のため、以降の感想部分では文体等が大きく乱れている可能性があります。あらかじめご了承ください。


<昼の部>『葵祭』

Q.一体何が始まるんです?
A.誰にもわからん
    具体的なイベントの中身が何一つ分からないままharevutaiに辿り着いた歌劇団を迎えてくれたのは、例の呪いの葵ちゃん人形でした。

かわいいぜ……
そして豪華なフラスタも!

    昼の部はライブメインではない純粋な交流重視のファンミーティング的なもの……かと思いきや、バリバリに歌パートもあるという嬉しい誤算が。
    それにしてもライブ以外のリアルファンイベントとなると本当に久しぶりで、それこそ2019年のJTBツアーまで遡るのではないでしょうか。レスポンスが返って来る事に喜ぶ葵ちゃんがとにかくかわいい。
    スクショ撮影はOKだけど残念ながらアップはNGという事で、ざっくり流れを振り返りつつ感想を。(ライブで記憶が飛んだので多少順番前後してても許して……)

【某テーマパークの某アトラクション的な開幕宣言】

    私は遊園地の類に行ったことが殆どないのでネット上の知識でしか知りませんが、たぶん出発する前にキャストの方がお客さんに向けてやってくれるらしいアレ。我々は船のクルーでありharevutaiの原住民だったのだ。
    そしてこういうのをノリノリでやり切ってくれるノジョさんすき。赤の蝶ネクタイが地味に似合ってましたね。

【過去の資料振り返りコーナー】

    いきなり最初期のFacebook投稿用ボツ動画を暴露する葵ちゃん。2017年は声が最高に猫被っててコロコロしててかわいいですね。むろつよし。
    企画動画のネタ出し過程やイベント時のメモなどなど、二度と表には出てこないであろう資料を見ることが出来て非常に面白かったです。特に、あの数時間ともたなかった伝説の動画の話もあったり……。
    個人的にびっくりしたのは、Aoi ch.のテーマソング(本邦初公開)がちゃんと流れたところ。"あおいの「あ」は~♪"で始まるテーマ曲がある事自体は以前のライブで明かされており、出だしのメロディーも葵ちゃんが歌っていたのですが、今回の葵祭で遂にフル公開されました。
    以前明かされたあおいの「お」は"思いやる気持ち"で、それ以降『愛する心、思いやる気持ち、一期一会』で合言葉になったりもしたのですが、今回公開された中で実は元々"折れない気持ち"だったことが判明したり。パワー!!
    歌詞やメロディーも面白いですし、葵ちゃん達もどこかで使いたいと言っていたので今後の再登場に期待したいです。ただ"YouTube界のいぶし銀"は1年目で出てくる語彙じゃないんよ。

【歌パート 応援×1000倍返し!!!】

    マジかよ夜に来ると思ってた。
    去年発売されたオフィシャルファンブックの特典CDにだけ収録されている結構コアな曲です。もしかしたら今回初めて聞いたという方もいらっしゃるかも?フリーダムな歌詞とコール&レスポンスで盛り上がるので、エールアンドエールに次いでライブ向きな1曲だと思います。
 曲は勿論のことファンブックの中身も素晴らしいの一言なので、最近葵ちゃんを知った人にはぜひポチってもらいたいですね(宣伝)

【歌パート  僕こそ音楽】

    こちらは知らない人も多かったのではないでしょうか。ミュージカル『モーツァルト!』の代表曲です。正直この曲が聞けるとは思いませんでした。
    富士葵の歌うミュージカルソングからしか得られない栄養素があることはWHOも認めているところですし、やっぱり団長の圧倒的な表現力はこのジャンルでこそ最もパワーを発揮するなぁとしみじみ感じました。
   あとゆったりしたテンポの曲でノジョさんが椅子に座って(?)ゆらゆら揺れてるのか可愛かったです。

【バトルビート・ディベートのコーナー】

    ディベートをラップバトルにしようとかいう狂気の企画。しかも準備無しぶっつけ本番で。つまり……いつものAoi ch.…ってコト!?
    16小節の口撃でどっちが強かったかを競う闇のゲーム。そのジャッジは歌劇団の手に委ねられた。ディベートってなんだっけ。
    イモ引いたら負けの不毛なディスりあいと焦りによる自爆、そして歌劇団の忖度結束によって、勝負は2-1でノジョさんの勝利。グダグダでしたが傍から見てる分にはとても面白かったのでヨシ!

【歌パート    女々しくて】

    Ah きゃん様ァ!
    白熱バトルの勢いそのままに女々しくてに移行。正直この曲が聞けると思わなかった(2回目)。もうこれだけで現地チケット買った甲斐があったと言っても過言ではありません。葵ちゃんが男声曲カバーの中音域で出すイケボすき。
ジャンプありコールありで最高に盛り上がりましたね。

【歌劇団へのプレゼントコーナー】

    葵ちゃんとノジョさんが、出題された問いに対して同時に同じ回答ができれば1ポイント。3ポイント達成で歌劇団にステッカーをプレゼントという企画。
    初手『どちらが常識人か』というお題を案の定見事に外して雲行きが怪しくなったところでしたが、そこからは正解を重ねて無事ステッカープレゼント決定となりました。もしことごとくダメだったらどうなっていたのか……。
    『一番楽しかった外部イベント』『一番辛かった企画動画撮影』『一番大変だったMV撮影』など、5年間協力してきただけあってバッチリ答えが揃うのは流石でしたね。というか、Aoi ch.何故か苦行に飛び込みがち。もうちょっと心身を労わってもろて……。

1枚で2種類の絵柄が楽しめる。真ん中で切るのが苦手な人はお父さんに切ってもらおう。

【歌パート メロディー】

    正直この曲が聞けるとは思(ry   
    玉置浩二氏の名曲ですね。座ったまま歌えるパワーと歌詞への感情の乗せ方はやはり流石の一言。
    ちなみにノジョさんが最後に話していた"アレンジ入れまくる玉置浩二に1人だけついて行く椿鬼奴"は多分この動画。

 【歌パート  できっこないをやらなくちゃ】

    葵ちゃんの応援力とサンボマスターの応援力が合わさり最強にみえる。聞くエナジードリンク。
    葵祭はトーク7割、歌3割という感じで、歌った曲もアップテンポ→クールダウンが交互に来て良いバランスだったと思います。新規カバー欠乏症だったので色々なカバー曲が聞けて非常にありがたかったところ。
    前情報が一切無い状態でしたので、イベントが始まるまでは正直何が起こるのか不安なところもありましたが、蓋を開けてみると"出張版Aoi ch."とでも言うべき笑いあり涙無しのアトラクションでした。

<夜の部>『CAROL-祝歌-』

席は前方右端でした

 そしていよいよ大本命のライブイベント。先月のウ○娘ライブで現地参戦の叩きをし、中4週で万全の態勢を整えたアオイカゲキダン(牡・5)に死角はありません。
 しかも今回は会場のルールに則った上で声出しOKな神仕様!普段はコンビニで「アッ…レシート…イッス…」と言うくらいしか声を出す機会が無いのですが、葵祭のおかげで声出しの予行演習が出来たので喉の慣らしも完璧です。
    以下、セトリ全部は記憶できてない&全曲書いていたら時間がいくらあっても足りないので、強く印象に残った所をピックアップしていきます。

【MY ONLY GRADATION、テイストレス、クリティカルシンキング、Q.E.D.、Anitya】

    いつもの謎英文で開幕してから息もつかせぬ5連撃。早くも引き千切れる右腕。安いもんだ腕の一本くらい…(四皇並感)
    個人的にライブでやるMOGの最後のフェイク部分(ラストのMY ONLY GRADATION~の後)が大好きで、もうCD音源じゃ物足りなくなってしまっているくらいなのですが、いやはや今回も最高でしたね。ロングトーンは至高。
    そしてここで『これは今までの葵ちゃんのライブとレベルが違うぞ』と直感します。もちろん元々抜群の歌声は持っているのですが、それに輪をかけて明らかに歌のレベルが高く、映像も音響もベスト。
    特に、個人的にはリリース当時そこまで刺さらなかったテイストレスが一気に好きになりました。今回のライブでかなり化けたなぁと感じた一曲です。
    長い間cover動画を封印して"自分だけの歌声"を磨いてきた、その成果を見せつけられた思いでした。

【カバー曲ゾーン  ~KING、ヴィラン、すずめ、群青~】

    "ってたぜェ!!この"瞬間とき"をよぉ!!
 
シンビジウムの3曲とMCを挟んだ後のカバー曲ゾーン。(今日のコヨーテも脚多めで最高でしたね)
    カバー曲動画の投稿が無くなってからというもの、すっかり新規カバー欠乏症に陥ってしまった歌劇団のオアシスがカバー曲ゾーンです。今回カバーで歌ってくれたのは4曲。

    まず"KING"、"ヴィラン"とカッコイイ系のボーカロイドcoverで攻めてきて、ロキの頃と比べるとホントにアップテンポなボカロ曲もこなせるようになったなぁと感動したり。あと葵ちゃんの大人ボイスに弱いので両腕ペンライトブンブン丸になっていました。
    そこからしっとりとした"すずめ"を持ってくる落差。こちらは現在公開中のすずめの戸締まりの主題歌ですね。最初のLu Lu LuLuLuLu……♪でザワつく現地。旬な曲をライブで歌ってくれるのは嬉しいです。動画でも出して(強欲)
    そして最後は一緒に歌って欲しいと群青で〆。YOASOBIとの親和性の高さは相変わらずでした。実はあまり覚えてなくて"知らず 知らず"しか歌えなかったのは秘密。
    葵祭と合わせ、今日だけで8曲もカバー成分が摂取出来たことは幸せという他ありません。

【DOLLS〜未知なる戦い〜】

うおおおおおおおおおおおお!!!!!
    
現役代理人としてこれほど嬉しいことはありません。この日1番テンション上がったのは間違いなくここ。過去にたった1度だけ生放送でフル公開した幻の主題歌、いやはやどれだけ待っていたことか。
    知らない方に説明しますと、"アッシュアームズ 灰燼戦線"(通称アシュア)とは中国の会社が開発運営しているSLG系ソシャゲで、Vtuberではコラボキャラとして葵ちゃんや月ノ美兎委員長らJK組が実装されています。(現在は入手不可)
    コラボ実装&主題歌担当した時からゲーム側が運営移管などして色々状況が変わっており、正直もう公開は無理だと思ってました。ありがとう……本当にありがとう……。なお主題歌の正式な曲名が明かされたのはこれが初めてです。
    ちなみに90秒のショートPVはアシュアの公式チャンネルから見ることが出来ます。みんなもアシュアやろう!(宣伝)

【キミの声が聞こえる】

 めちゃめちゃ”アニメ第1期ED主題歌感”の溢れる1曲。今年1月にファンクラブ会員限定で公開されたっきり、というこれまたかなりのレア曲で、もっと知名度が上がってほしいところです。きっと次のアルバムには収録される……はず。
 これまでのオリジナル曲の歌詞が散りばめられている事は葵ちゃん自身も触れていましたが、個人的にこの曲は、デビュー曲「はじまりの音」のアンサーソングという側面も持っているのではと思っています。
    《キミだけの声を聞かせて 奏でて》と歌ったあの日から、数多の歌劇団キミの声を聞き続け、歳月を重ねた今だからこそ歌える曲。
 はじまりの音は、"始まり"であるが故に必ず"終わり"が訪れること。
 それでも終わりの後には必ず、何回でも新しい始まりがあること。
 歌劇団キミの声で何度も立ち上がって来られたから、
 歌劇団キミにも声を届けたい。
 歌劇団キミと一緒に進んでいきたい。
そういった気持ちを全面に乗せた歌だと感じています。この曲こそが、何度でもはじまりの音を響かせるための"続く世界に鳴るファンファーレ"であり、次の始まりに向けた「終わりなき音」なのです。(断言)(オタク特有の早口)

 何はともあれ聞きたい人は今すぐファンクラブに入会だ!月額999円から加入できるぞ!動画の裏話とかも随時投稿されるし実質無料!(金銭感覚ガバ太郎)

【はじまりの音】

    「いつまでも忘れなかった  たった一つ信じてた  輝ける場所へ」
    ライブで歌唱中に声を詰まらせた葵ちゃんを見たのは初めてでした。「泣かないって決めてるから」と、今までユメ→キミなどで泣きそうになる事はあっても声は止めなかった彼女が、初めて、落ちサビでほんの2~3秒沈黙しました。今回1番印象に残ったシーンかも知れません。
    それでもラスサビに入った瞬間声を張って立ち直るプロ根性は流石です。歌劇団のいる今回のライブが、葵ちゃんにとって輝ける場所になっていたのなら、それはとても嬉しい事だなぁなんて思います。

PV内のセンターステージとか、何となく今回のライブステージに似てますね。

【Happy Starry Night】

    新曲だァァァァァァァ!DN☆PF~!
    キャロルに合わせて今回の新曲はクリスマスソング。速攻でサイリウムを赤と緑にしました。
   
曲調や歌詞回りにどことなく"すてきなホリデイ"や"あわてんぼうのサンタクロース"なんかの香りもする、クリスマス純度100%な曲でしたね。全体的にポップでノリがよく、さらに一部はラップ調でハイテンポだったり。葵ちゃんも後MVが出そうな口振りでしたので、今後に注目です。

【エールアンドエール】

 知ってた。約束された喉破壊ソング。
 ライブでこそ真価を発揮するというか、コーレス有りになるとまさにキラーチューンと言っていい名曲ですね。
 思い返せばこの曲がリリースされたのは2019年の夏。歌詞のいたる所に「当時の富士葵」が散りばめられていて、当時からの成長(ギャップ)を通してある種の感慨を感じる曲になってきたようにも思います。
 またそれと同時に、あの頃から変わっていない団長の芯の部分も強く感じる曲。デビューして早6年目、うどんやそばを自作したり、コヨーテダンスでクソダサムーブを払拭したり、交友関係も広がって押しも押されもしないベテランVTuberになっても、彼女はいつだってアオいまんまなんだなぁ…としみじみさせられました。葵ちゃん好き。

【ユメ⇒キミ】

    特殊イントロッッッッ!!!
    アカペラから始まる劇場版EDタイプのユメキミ。もうこれ完成系じゃん……。それにしてもすっかり〆の曲として定着して、これか紫陽花が泣いたあたりが流れると「このライブももう終わりかぁ……」って雰囲気が出てきます。(今回それに騙されて紫陽花後にアンコールクラップしてから6曲もあったわけですが)
    何はともあれ、間に少しだけMCを挟んだくらいでほぼぶっ通し、丸2時間で全22曲という素晴らしいボリュームでした。葵ちゃんが事前に過去一のライブと言っていただけあって、クオリティ・満足度共に間違いなく最高と言っていいほどn

【現地会場限定 ライブパートおまけ】

    は????????????
   
さっきまでwow wow wowowやってて喉も腕も死にそうなところに、容赦の無い追い討ちのミルクティ&チョコレート。ちなみにこれのせいでライブ後に近所のコンビニのミルクティがバカ売れしたとか、してないとか。
    最後はノジョさんもリアルで加わって、会場の集合写真を撮った後に「君のミライ」で〆。

(撮影係のスタッフさん、舞台袖でずっと縦ノリしてたの見逃さなかったからな。歌劇団へようこそ。)

最後に

    おまけのライブパートも終わり、ホントのホントに解散。掛け値なし最高のライブでした。新曲は勿論、新しいグッズやアルバムの発表もありましたし今後の展開が楽しみです。
    全体を通してみると、まさに渾身、全身全霊のライブといった印象。間違いなく以前よりも一回り、二回り成長した歌姫の姿がそこにありました。
    

    他の歌唱楽曲や諸々の演出、ライブMC恒例の謎話など、ここには書ききれなかった内容も沢山あるので、まだ見てない方はきっと後悔しないのでチケットを買ってアーカイブを視聴してみてほしいです。チケット販売&視聴期間は12/25まで!つまり葵ちゃんとクリスマスを過ごせるチャンス!今日現地にいた歌劇団も是非買おう(再宣伝)



おまけ

終演後に歌劇団と同じく体力を使い果たした呪いの人形


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