わたしinフランス日記1
4月。新しい学年、職場、出会いとお別れ。
そんな季節に、私はフランスに行ってきた。
ひょんなことから誘われたフランス旅行。円安も円安で、費用はけっこうかかった。
パリとか、フランスとか、聞くと、
大抵の人は目に見える少しの憧れと、自分には関係ないという壁と、一旦は私への興味を持ってくれる。
私も、フランスへ実際に足を運ぶまでは、なんだか現実に存在していないような、本当に行くのかわからないような、でも言葉だけでわくわくするような、そんな心持ちだった。
飛行機は乗り継ぎで行った。日本から台湾を経由して、パリへはエヴァー航空を使った。トランジットってやつ。
立ち寄った台湾でティンタイホンの小籠包食べながら思った。
「今からフランスへ行くんだ」って!
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着いた。フランスに着いた。
着いてみると意外にも、普通だった。
フランスは、日本と同じような町だった。
同じといっても、景色や、町を歩く人の髪の色や、地下鉄の看板なんかは、ここが本当にパリであることを思わせた。
“METRO”の看板に何度も心を踊らせた。
フランスでの初めての移動はバスだった。
空港からパリ市内へはだいたい30〜40分ぐらいだったであろう。
バスの中には、雑多に置かれたスーツケースと、国外の旅行から帰ってきたフランス人と、これからフランス旅行を楽しむ外国人がたくさんいた。
オペラ座の近くにバスが着くまでに、さほど時間はかからなかったが、バスから見た町に、すでに満足していた私だった。
オペラ座、それはもう大変美しい場所であったのだが、また次回の投稿に持ち越そうかと。
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