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2月中旬になり、各省庁から来年度予算の事業内容が発表になっています。
企業や個人事業者向けの支援が、どうなっているかも気になるところです。

補助金申請を考えている企業や個人事業主が今できる準備として、
gBizIDアカウントを取得しておくことをお勧めします。

gBizID(じーびずあいでぃ)はマイナンバーとは違うIDです。
企業や個人事業主が、1つのアカウントで複数の行政サービスにアクセスできる認証システムです。
アカウント(ID・パスワード)は、無料で取得でき、現在は利用料もかかりません

国の補助金助成金の公募から事後手続まで一連のプロセスをオンラインでできるようにした、国の補助金申請システム「jGrants」を使った電子申請には、このgBizIDが必要です。
他にも、日本年金機構の社会保険手続きの電子申請にも利用できるなど、今後拡大されていくと思われます。

そして、地方公共団体も利用ができる法体制が整っており、すでに東京都などで活用されています。

なじみにならなかったのは、持続化給付金や家賃支援給付金の申請には、このgBizIDが使われなかったからです。
なぜかというと、このgBizIDで申請が可能となるプライムというカテゴリーのアカウントを新規に取得するためには
・法人の場合は法務局発行の印鑑証明、個人事業主の場合は印鑑証明書を用意
・プリントアウトした申請書と一緒に事務局に郵送
・審査がありID発行され郵送されてくるまでに、2週間ぐらいかかる
ということがあるためです。
電子化のために、紙か!というこころのツッコミが聞こえてきますが、
現段階では仕方ない、と思います。

エントリーという即日発行の審査がないカテゴリーのIDもありますが、
使えない手続きもあるので、どうせ取得するならばプライムがおすすめです。


給付金申請では出番がなかったgBizIDですが、補助金申請を考えている事業者の方、今後の電子化の流れに乗っていきたいと思われている方は、 是非ご検討ください。

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