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活動紹介その③~教育支援 孤児院JUMP&SMILE~

今回はACEFが運営するエイズ孤児院「JUMP&SMILE」についてご紹介します。

「JUMP&SMILE」は2013年1月にマキマという地域で、3歳から11歳の男女15人、計30名のメンバーでスタートしました!

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↑来たばかりの頃。年上の子が小さい子の手をひいて仲良く通学。ピクミンみたいな帽子が可愛い♡

孤児院を始めたきっかけは2010年にエナ(ACEF拠点のエンブより約20㎞)にエイズケアセンターを作ったことでした。
ケニアでの死因第1位は、エイズをはじめマラリア、コレラ、結核などの感染症です。

エイズケアセンターでHIV調査やエイズ患者のケアを行う中、エイズで両親を亡くした孤児が多いという実態が見えてきました。

中には物乞いをするなど、過酷な環境で生きていかなければならない子供もいます。そんな子たちの助けになればと、孤児を引き取って預かる孤児院を始めることになりました。

市役所はどこに住む誰がエイズ孤児なのか、保護者は誰かをきちんと把握しています。そのリストの中から孤児院を建てる地域に近いところにすんでいる孤児30人を選びました。

来たばかりのころは恥ずかしがりだったり、泣いたり、戸惑いも多かったですが、まずは一人ずつに充てられたベッドに大喜び!保護者宅では、ござで寝たり、1つのベッドに4~5人寝るのが当たり前なのでベッドで1人で寝ることがどれだけの喜びか想像できますね♪

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↑2段ベッドに大はしゃぎの子供たち(上:女子寮 下:男子寮)

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↑電気が通っていない地域なので、夜の勉強はソーラーランタンで

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↑食事は青空食堂!

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↑当初からお手伝い好きの子どもたち。薪を運んでいます


スタートから7年の歳月が経ち、この間色々な変化がありました。

外にあった木の屋根とテーブルのみの青空食堂は、きちんとした食堂施設に。

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↑食堂完成!ここで宿題や勉強も出来、休日の夜はダンスホールになります

また、クラウドファンディングによって電気が通り、夜に勉強出来る環境が整ったり、井戸ができ安全な水を供給できたり。

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↑2017年、電気が通りました!その夜の喜びの舞 \(^^)/ 今では夜の勉強もバッチリです


子供たちも身体的、精神的にもかなり成長しました。

今では「将来、人を助かることがしたい」と言ってくれる子もいます。

自分が助けてもらった分を周りに『恩送り』したいと。こんなにも心温かい子たちが育ってくれていることは院長、スタッフにとって大きな喜びです。

これからも勉強や生活のサポートはもちろん、子供たちが社会に出たときに活躍できるよう、自分たちでしっかり生計をたてれるよう将来のためのサポートもしっかり行っていきます。

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↑今ではすっかり大きくなった子供たちと美智子院長







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