アナリストが教える!玉石混交のIPOを見分ける"セブンルール"
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アナリストが教える!玉石混交のIPOを見分ける"セブンルール"

JPXのサイトEDINETなどで入手できる目論見書をもとに、以下見ていきましょう。

①過去業績

売上と営業利益が過去5年伸びているか、確認しましょう

IPOしてくる会社は通常は増収増益傾向の会社が多いので、伸び率もあわせて確認しましょう。

②収益性

適正なマージンを確保できているか、直近期の営業利益率を見てみましょう

詳しく見たい場合は、PLの売上総利益と販管費(注記に主要な費用の内訳あり)を見てみましょう。

さらに単体決算の場合は、売上原価明細が開示されています。

③会社予想

今期の会社計画は増収増益か、確認しましょう

目論見書には当期の会社計画の記載がないので、東京IPOなどの外部サイトで確認します(東証の適時開示にはIPO当日の朝に投稿されます)

④事業内容と強み

何をやっていて、何がすごくて、なぜ伸びている(伸びていない)のかを調べてみましょう

ここが最も大事な部分です。B2Cの会社であれば、商品を見に行く・買ってみるなどして消費者の気持ちになってみましょう。B2Bの会社であれば、同じ業界の知人がいれば評判などを聞いてみましょう。

⑤サプライチェーン

誰から仕入れて誰に売っているのか、また競合はどこか確認しましょう

売上高の10%以上を占める顧客であれば目論見書に記載されています。また企業ウェブサイトに取引先が掲載されていることもあります。

⑥マネジメント定性評価

経営者のバックグラウンドは事業の内容とフィットしているか、プロフィールやインタビュー記事などを調べてみましょう

目論見書の「役員の状況」パートを参照してみましょう。

⑦バリュエーション

想定価格と時価総額はいくらで、業績規模と成長性に見合っているかを考えてみましょう

JPXのサイトにある目論見書には価格条件等のページがないので、EDINETで検索してダウンロードできるバージョンから、想定価格と上場時発行済株式数(目論見書記載の発行済株式数+公募株式数)を掛け算して、想定価格ベースの時価総額を出しましょう。

マザーズのIPO案件では、公募価格ベース時価総額は数十億~数百億円が多いです。IPO直後は需給主導で一時的に割高な価格形成になる場合が多いので、IPO後数か月を経過している銘柄の方が、業績に沿った株価評価がしやすいでしょう。

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