ヤンヤン 中国四千年のハゲ👴

四川省成都生まれの草食系中国人。在日30年、元イチゴ農家。アート収集、読書、睡眠を好む…

ヤンヤン 中国四千年のハゲ👴

四川省成都生まれの草食系中国人。在日30年、元イチゴ農家。アート収集、読書、睡眠を好む。無慈悲なハゲ。「COTENRADIO」「豚に麻将」というラジオをやっています。家族にASD&ADHD併発・診断済。何卒よしなに。

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個人ポッドキャストを始めました。

「豚に麻将」という番組名です。 基本的に、楽しい話をします。 真面目は話は時々しかしないし、悲しい話は殆どしません。 とりあえず5年間、他愛ない談笑を垂れ流せ…

ブロッコリーの塩茹で

晩ご飯のおかず

僕がハゲであることを受容し、それをアイデンティティに昇華しえたのは、俺、ハゲてる…?という事実に自分が最初に気づき、精神世界の密室でひとりでに咀嚼する過程を最初に持てたのが大きい。もしこれが、他人や世間からの憐みや嘲りを含んだ指摘が最初だったのなら、また違う人生だっただろう。

最新話配信・豚に麻将

寝ても覚めてもおしりたんていが頭の中で踊りながらオナラを放ち続けてる。

死ぬまでやることといったら生きることしかないわけで、それも、言葉がまとまらないばかりの人生を生きていくことなのだ。

キッシュを作る。

パイ生地はクロワッサンで代用。

固まりきらず、ちょっとユルい。火入れが甘かったかも。

バカをそのままバカだと言えて、クソをそのままクソだと言えるかどうかが、凡人かそうじゃないかを分岐する。ちなみに自分は凡人の方。

R.I.P.変化菩薩

変わることばかりが取り沙汰されるが、本当に大切なものは時として変わらないものの中に内在していることも多く、時は流れ続ける性質でしかないならば、変わることも変わら…

濡れた知性

大人になればもっと賢くなれると、大人なるものへの無垢な憧れを抱く子どもであった。が、知識と経験が積まれてゆくに従い見聞できる世界は広がる一方、目に見える物から、…

建国記念の日、僕は歩きスマホをやめた

ある年の晩冬のことである。京都巡りを仕上げた僕と友人Hは、その足を橿原神宮に向けた。 この場所がかの神武天皇が建国を宣言した聖地であるとも、その日がかの建国宣言…

何かいい物語があって、それを語る相手がいる。それだけで人生捨てたもんじゃない。

34も齢を重ね、いよいよ35へと向かう途上にあって、またつまらぬ歳を取ってしまった風情だけれども、昔は誕生日ケーキを前に可愛らしい願い事や分不相応な抱負を吹いていた…

何かを知る、何かを学ぶことに長けていなくても、「生きてみること」は自分にだってできるかもしれない。そのささやかな矜持をよすがに、なんとか日々を生きながらえています。

ZARA戦記

満を持して、ZARAに行ってみました。昨年のことです。ヤングたちの間では滅法評判のブランドらしいし、店の前を通る度にiPhone発売日かって思うくらい人がゴミのようだし、…

君とは前前前世で会った気がするよ。

原点回帰というカルマ

果たしていま前進しているのか、後退しているのか、皆目見当つかぬまま、歳だけがダイレクトに重なってゆき、意図せずして雑多な業を引き受けてしまうことだけは確かである…

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個人ポッドキャストを始めました。

「豚に麻将」という番組名です。 基本的に、楽しい話をします。 真面目は話は時々しかしないし、悲しい話は殆どしません。 とりあえず5年間、他愛ない談笑を垂れ流せたらと思います。 あと、相方もいます。 会ったことも話したこともない方だったけど、書かれる文章が詩的で感性が僕好みだったので、一方的にお誘いました。 Spotifyから聴けます↓ https://open.spotify.com/show/4iyCgunLQVizGNV5Rw4dWR?si=53cf0d

豚に麻将、4月分を配信しました。 https://podcasters.spotify.com/pod/show/okuyukipodcast/episodes/32-e2ikkpi

ブロッコリーの塩茹で 晩ご飯のおかず

僕がハゲであることを受容し、それをアイデンティティに昇華しえたのは、俺、ハゲてる…?という事実に自分が最初に気づき、精神世界の密室でひとりでに咀嚼する過程を最初に持てたのが大きい。もしこれが、他人や世間からの憐みや嘲りを含んだ指摘が最初だったのなら、また違う人生だっただろう。

最新話配信・豚に麻将

寝ても覚めてもおしりたんていが頭の中で踊りながらオナラを放ち続けてる。

死ぬまでやることといったら生きることしかないわけで、それも、言葉がまとまらないばかりの人生を生きていくことなのだ。

キッシュを作る。 パイ生地はクロワッサンで代用。 固まりきらず、ちょっとユルい。火入れが甘かったかも。

バカをそのままバカだと言えて、クソをそのままクソだと言えるかどうかが、凡人かそうじゃないかを分岐する。ちなみに自分は凡人の方。

R.I.P.変化菩薩

変わることばかりが取り沙汰されるが、本当に大切なものは時として変わらないものの中に内在していることも多く、時は流れ続ける性質でしかないならば、変わることも変わらないことも、相対的であるにせよそれは等しく変化なのだと言えなくもない。僕は歳の割に見た目が幼い、髪の毛はないけれど肌質は20代の頃と変わらない。言動も調子も昔と変わらない。精神年齢だって高卒レベルだ。たまに知人に『変わらないね』と言われる。でも本当はそうではない。皆変わっていく、僕は変わらない、変われない。そうして変わ

濡れた知性

大人になればもっと賢くなれると、大人なるものへの無垢な憧れを抱く子どもであった。が、知識と経験が積まれてゆくに従い見聞できる世界は広がる一方、目に見える物から、目に見えない事まで、それらをそのままの姿で観、 裸の細胞で感じることが億劫になっていく。精神が清らかな自在さのうちに走り回る感覚、なんだったけな…跡形もなく溶けゆく夢の記憶だ。路傍に咲く花の可愛らしさに感じるよりも先に花の名前を詮索してしまうような乾いた知性だと、せっかくの花も乾こう。知性はよい、だけど多少、濡らした方

建国記念の日、僕は歩きスマホをやめた

ある年の晩冬のことである。京都巡りを仕上げた僕と友人Hは、その足を橿原神宮に向けた。 この場所がかの神武天皇が建国を宣言した聖地であるとも、その日がかの建国宣言がなされた日であるとも全く知らないで、辺境生まれの観光客に相応しい化外の俗臭を寸分違わず身に纏わせつつ、僕らは参拝に向かったのであるが、そこでは神なる静寂とは程遠い人外魔境の光景が展開されていた。 ジャパンの津々浦々から、右翼という右翼が大集結していたのだ。 北斗の拳でしかお目にかかれないような、「それ、ミサイル

何かいい物語があって、それを語る相手がいる。それだけで人生捨てたもんじゃない。

34も齢を重ね、いよいよ35へと向かう途上にあって、またつまらぬ歳を取ってしまった風情だけれども、昔は誕生日ケーキを前に可愛らしい願い事や分不相応な抱負を吹いていたのが、今は一年間を家族友人と共々無事に生きてこれたこと自体にただただ喜びと感謝を覚えるばかりである。 生きているだけで幸せが保証される世の中でなくとも、生きていること自体が奇跡であることに変わりなく、その奇跡を元素レベルまでとことん還元すれば、それは日常であり、平凡であり、更に言えば、それらの中から美しいもの、善

何かを知る、何かを学ぶことに長けていなくても、「生きてみること」は自分にだってできるかもしれない。そのささやかな矜持をよすがに、なんとか日々を生きながらえています。

ZARA戦記

満を持して、ZARAに行ってみました。昨年のことです。ヤングたちの間では滅法評判のブランドらしいし、店の前を通る度にiPhone発売日かって思うくらい人がゴミのようだし、「ZARAでコート買いたい」と弟からの申し出もあり、家族サービスの一環として付き添ったわけです。しまむらの片隅に生きるハゲと致しましては、名前からしてアルファベット、しかも太めの大文字フォントである時点で、その強すぎるオシャレ圧に目も眩む思いでしたが、これもリベラルアーツだと思い、ZARAデビューに向けて斎戒

君とは前前前世で会った気がするよ。

原点回帰というカルマ

果たしていま前進しているのか、後退しているのか、皆目見当つかぬまま、歳だけがダイレクトに重なってゆき、意図せずして雑多な業を引き受けてしまうことだけは確かである。思索と意味を込める間もなく、静かに、けれど瞬く間に、すり抜けていく無情さが催すある種の妙状しがたさに堪えつつ、適度に業を捌いては捨て、雑に歩き回っている。 付き合う人も変わり、仰ぐ酒も変わった。業を継ぎ接ぎしていくうちに、気づいたらいつの間にか知らない景色の場所に来てしまうこともある。しかしそこは、実は知らない場所