新型コロナウイルスのこれまでとこれからとIngressの可能性

本投稿は2022 Advent Calendar No.2 12/20分担当として寄稿するものです。

0.ご挨拶
お久しぶりです。1年ぶりですね。
みなさんお元気にしていましたか?
全く意図したわけではございませんが、去年も同じ日にNote書いてました。
自分ってわかりやすいなあ、としみじみ思います。
最近もこれまでも、これからも
あ、遅くなりましたabsolute119966でございます。おい、パイ食わねえかあ。

今年もテーマは皆さんお馴染み、「新型コロナウイルス」です。
最早、3年目となりましたし新型といえばそうですが、
SARS-CoV-2でも良いんじゃ、いやいやそれはウイルス名だからCOVID-19でいいじゃんもう。
そんな今日のこの頃です。

例によって、オレツエー理論や感情と怒号で反論を述べるのは、うるさいノイズとしか思いません。
必要なのは、世界の真実ではなく冷静で客観的な視点から、的確なデータを用いた議論です。
大声でゴリ押しじゃないです。さっさと帰って寝るんだ。
世界の真実は数字とデータを元に語られるものだ。

1.2021年までの新型コロナウイルス感染症のあれこれ
昨年の記事を参考にしつつ語ります。
参考:医療従事者から見た新型コロナウイルスとIngress

Delta(SARS-CoV-2:B.1.617.2)までは、症状出現まで潜伏期間が長く、
一旦発症すると重篤な症状になりやすい病態がメインでした。
ワクチンが普及するまでのタイムラグもあり、若い世代から高齢者まで一様に重症になりやすいものでした。

昨年の記事でも触れましたが、Omicron(B.1.1.529)以降はまた話が変わります。詳細は次の章で。

2.2022年の新型コロナウイルス感染症
そういうわけで、昨年末から急拡大・感染が広まったのが、Omicronによる第6波でした。水際対策でコントロールできたか?と思ったのも束の間、政治的配慮から詳細を語ることは避けますが、その努力も虚しく、年末あたりからOutbreakが起き出し、あっという間に感染者が増大しました。

しかしこれまでと様相が違いました。
・熱が出ても酸素飽和度が下がる人が多くない。
→もちろん例外はあります。今回の第8波は高齢者に発熱と酸素需要増大が同時発生する症例が多い傾向。
・咽頭痛と発熱が主訴の大半を占める
感染から発症までの潜伏期間が短い
→僅か数日で発症するように思えます。AlphaやDeltaの時には考えられない事象でした。
免疫回避能を強める方向に進化している
→確実にこれは実感しています。ワクチンが普及したとはいえ、ワクチンを打っても尚感染する例は多いです。感染後抗体があるであろう期間に再感染することも珍しいことではなくなりました。
→これに関してもっというと、それだけOmicronの進化がとんでもなく早いというところです。

しかしながら、ワクチンの開発は止まるところを見せませんでしたし、
実際2価ワクチンは、抗体価で言えば高い物を示しましたし、一度でも新型コロナに感染した人への接種で再感染を防ぐこともわかりました。

ただし向こうもその分、進化の速度は早まっていますし、ついこの前までBAなんとかだったのに、BFだBQだBNだのもう訳わからないことになってます。
名称の付け方には細やかな国際ルールがあるので、ご興味がある方はこちらを参照してください。

進化してきた分、症状として現れるものはそうそう変わっていませんが、
後遺症としてわかってきたことは知見が増え、わかってきたことがあります。
後遺症が2年後まで持続する可能性がある。
→COVID-19が認知されてまだ日が浅いので、これが永続するかどうかは課題です。ただ、12%という数字なのでこれをどう評価するかは個人次第ですが。
・新型コロナウイルスに感染することで、脳の構造に悪影響を及ぼす
→永続的になるのか、時間をおいて回復するのかは今後の課題としています。
小児患者にも数%後遺症が生じることがある

SARS-CoV-2 Omicronにおいては半数が感染の自覚がないことがあるため、
少しでも体調がすぐれないと感じたら、発熱相談センターで相談し受診しましょう。
感染拡大を止めるのは一人一人の意識からだと思います。

ラゲブリオ®︎が回復を促進するという、嬉しいニュースもありますから、
処方に条件こそ必要となりますが、内服開発の方向性は国外の方が期待が持てそうです。

3.Ingressのこれから
つい先日、横浜市で1358日ぶりにAnomalyが開催されました。
大規模イベント開催には数々の条件や要件、自治体の求める感染対策やガイドラインなど超えなければいけない壁が多くあり、運営は大変だったと思います。
大さん橋(未だにだいさんばしなのかおおさんばしなのかわからない)での受付の時間制や、混雑しない流れ方、滞留しないような工夫は大変素晴らしく、またAfter  Party(参加しませんでしたが)は、リモートで見ている限り、これも色々と試行錯誤の末にたどり着いた形なんだなと思います。

流石に2万人をこえる参加者はないと信じたいですが、海外ではそれを超えると(NFLなどですが)感染のリスクが上がるというデータもあるので、今後Nianticが開催するイベントの参考にしていただきたいところです。

4.終わりに
また、日本のどこかでAnomalyやイベントが開催さていくと思います。
どんなスタイルであれ、イベントに参加できることをとても嬉しく思います。
生きて、笑って同じゲームを楽しんでいる仲間たちと逢える。

こんな素敵なこと、そうそうないじゃないですか。
思うに、人の1番の財産は「人と人との繋がりそのもの」と思います。
思えば、2022年は2020年よりも個人的には激動の1年でした。
こうしてこの記事を書けるのも、人と人とが繋がり、
いろんな人に支えられてきたからだと思います。
そのつながりに感謝し、これからもIngressを楽しみ、
出会い、そして人の繋がりで新たな可能性を切り開いていく。
こうして、人はこれからも生きていくのだと思います。
Ingressとは、未来を作るプラットフォームの一つではないでしょうか。

どうかその日まで、皆様が健康でありますように。
今もあなたの無事を祈る。

2022.12.20
ある寒い夜の日に。
absolute119966

また1年後の12月20日にお会いしましょう。

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