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東京休職者クラブ 2020年1月の活動報告 強み発見ワーク

こんにちは。東京休職者クラブ主催のわしむです。

1/25に休職者クラブを開催しました。いつもどおり、旗の台の公共施設です。

今回は、私の方から「強み発見ワーク」を企画させていただきました。

企画の意図

休職をすると、色んな意味でキャリアに対する思考がリセットされます。そこで、改めて自分が仕事をする上でどんな強みがあるのか、それを活かせる文脈はなにか、そもそも理想の状態とはなにかを考える機会があるとよいと思ったのが、企画したきっかけです。

ただし、この手の思考はひとりでやるとネガティブなことを考えて不安におちいったりしがちであるため、考え方のフレームワークを用意して他の人とも会話しながらするとよいと考えたので、休職者クラブの中でやることにしました。

進め方については、USJの経営を復活させたマーケターの森岡毅さんの「苦しかったときの話をしようか」の中で紹介されている方法を引用させてもらいました。

多少、私なりにアレンジしていますが、以下のようなワークを行いました。
カッコ内の時間は目安です。適当に時間を区切って、どんなことを書いているか適宜シェアしながらすると、筆が止まっても他の人の意見を聴いて参考にしてかけたりするのでおすすめです。また、ワーク終わるごとに個々に発表してもらうかたちにしました。

強み発見ワーク

ワーク1(20分程度)
自分が幸せだと思う「理想的な状況」について書いてください
・箇条書きでOKです
・大きく考えて→小さく具体的にする順番がおすすめです
例)40歳には結婚して社長になっていたい→どんな事業?何人の規模?どんな奥さん?

ワーク2(1時間程度)
幼少期から振り返って、自分の好きな行動を「動詞」でポスト・イットにひたすら書いてください。最低50個、できれば100個。順番や重複にこだわる必要はありません。
例)「作戦を考える」「話すこと」「聴くこと」など。「バッグが好き」とか名詞はなくてよい。

ワーク3(20分程度)
ワーク2で書いた動詞を、Tの人(Thinking)、Cの人(Communication)、Lの人(Leadership)の3分類で分けていきます。それぞれ1枚ずつ左上にアルファベットを書いたA4用紙を配るので、さきほどのポスト・イットを分類していってください。
それぞれの特徴
Tの人:考える力/戦略性が強みになる
Cの人:伝える力/人と繋がる力が強みになる
Lの人:変化を起こす力/人を動かす力が強みになる

実際やってみて

ワーク1の理想の状態については、
・ひとりまたは気の合う人とだけで仕事が進められるようにしたい
・自分の発想やアイデアが活かせる仕事がしたい
といった仕事の内容から
・きれいな奥さんに朝起こしてもらいたい
・朝食は〜がいい
など具体的なものまで多様なものがでました。
自分からアドバイスさせていただいたのは、「理想の生活での朝起きて寝るまでのことを具体的にイメージするとよい」ということです。

ワーク2、3についてはひとそれぞれ多様なものがでました。
今回は比較的、ThinkのTが強めの方が多かったです。
T:C:Lの比率は3:2:1ぐらいの人が多く、中にはほぼ1:1:1の汎用的タイプの方もいたりとそれぞれの個性が出ました。

参加者の方の声としては、「他の人の意見をきけてよかった」「自分の考えを整理できてよかった」など、上々の反応で、私としてもやってよかったと思いました。

森岡毅さんの「苦しかったときの話をしようか」は、凄腕マーケターの森岡毅さんが、新卒の就活をはじめる娘さんに社会の仕組みやキャリア論を語った本です。非常にわかりやすくまた心にしみる一冊です。この強み発見ワークに興味をもたれた方はぜひ読んでみてください。

次回の休職者クラブは2/15(土曜)に開催予定です。まだ、寒い日が続きますが、お体に気をつけてお過ごしください。

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