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#108 Abroader マガジン

今回は、フリーランスの「ライター仕事戦略」をちょっとだけ話してみます。
私見たっぷりの主観なので、「へー」っていう程度に見てください。

いま、体感で「ライター」の価値がちょっとずつ上がってる気がしています。

要するに、「単価」が上がってるイメージです。
1文字0.5円の仕事が多かった2018年と比べて、1文字1.0円の仕事が目立つようになりました。

これは、簡単にいうと
「求められる」ライターの「質」もあがったこと
なおかつ、
「求めている」ウェブサイトの「質」も上がってきているからだと思っています。

要は、ゴリゴリの「アフィリエイトサイト」が淘汰されて、より「しっかりしたサイト」が評価され始めたからです。

ここでいう「しっかりした」には2つポイントがあります。

1つは、『権威性』
専門家やその道のプロが書いたものであるという証拠や、データに基づいたサイトが評価されていること。

最近よく見る、「〇〇医院長が執筆しています」とか「〇〇書いた人はこの人」など、書いた人を示すのもその流れ。

これプラス、「2018年〇〇大学研究データより」や「〇〇統計に基づく」など、根拠が明確でデータを参照した記事が評価され始めています。

より大手のキュレーションサイトや健康系、金融系サイトもこの傾向ですよね。

2つ目は、『希少性』
オリジナルな、その人にしか書けない独自のブログが評価されていること。

巷で流行っている「〇〇体験ブログ」や「〇〇潜入してリアルを暴く」など、現地に行って体験しなければ書けない記事が評価されています。

それに加えて、「〇〇社長にインタビュー」や「若き経営者〇〇対談」など、実際に話を聞きに行かなければならない、手の込んだ記事が流行りです。

ここ最近、この『権威性』と『希少性』の2つをベースに、より「しっかりした」サイトが評価されている傾向にあるのです。

だからこそ、
ライターをさがす企業」は、「下手なライター」を「安価」で雇わなくなった。ならびに、「質」の高いライターをより「高価」で雇うようになったというわけです。

しっかりしたサイトが増えたことで、ゴリゴリのアフィリエイトサイトは、ほぼなくなりつつあります。よって、記事を量産することがなくなったことも、ライターの単価が上がった要因です。

じゃあ、どうすれば「求められる」質の高いライターになれるのか?
これからのポイントは、「動画」+「記事」といった掛け合わせ。

「動画編集」ができる「ライター」は市場価値があがってきている。これから上がると読んでいます。

動画も撮影できるし、記事も書ける。これがライターの次のステージです!

理由は2つあります。
1つは検索でも「動画」の評価があがってきているからです。動画を埋め込んである記事は評価が上がる傾向にあります。サイトの評価につながる動画がつくれるライターは単価交渉で有利になるのです。

2つ目は「動画広告」にシフトしている企業が増えていることです。先日、問い合わせが来た企業からは、「体験記事」と「体験動画記事」を掲載してほしいとオファーをいただきました。

読者は、実際「体験記事」よりも「体験動画」を求めています。より詳しい情報を得たい人が、動画をみて調べる傾向が強くなっているからです。

これは、文字や写真の「記事」で判断することよりも、「動画」の方が何倍もリアルな情報提供されることからきています。だからこそ、動画を求めている企業が増えているのです。

僕自身、1年ほど前に「動画+記事」として福岡のカフェを取材しました。動画のクオリティはいまちですが、ライター+動画撮影の形をつくろうと考えていたのです。

今の時代の流れから未来予測すると、2021年あたりには「動画」が主流になり、ライターに求められるスキルは、記事の執筆だけにとどまらないはず。

今よりも簡単に動画がつくれるようにテクノロジーが進化する。動画の「クリエイター」は参入障壁の低い誰でもできる仕事になり、「動画広告」がより身近で当たり前のスキルになるのです。

その時代を先取りするのがポイント。
今のライターの平均単価、1文字1円からどう「交渉」して単価を上げるのか。ここに「動画」の交渉要素を加えることで、より高い「価値」を提供できるのです。これから伸びる「動画記事」を先取りして、どんどんスキルをつけておくべきです。

正直、動画のクオリティよりも、「こんなこともできますよ」「動画もつくれるライターって必要ですよね」というスタンスで「ライター募集」へ応募できるようになります。スマホのアプリでつくる「テンプレの動画」程度で大丈夫です。ポイントは他のライターとの「差別化」なので!

次のステップ
じゃあ、どうやって「仕事営業するのか?」という話は、また次回。

僕自身も外注する側として「どんなライターと仕事をしたい」のか、「どういうライターと契約する」のか。発注する側の目線で営業方法をお伝えします。

アブローダーオンラインサロンを作りました

ついに、アブローダーサロンをオープンしました。これまで作っていた、「オンライン講座」よりも進化した、より「レベルの高い」オンライン「サロン」を作っています。

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