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考える

社会問題を考える。マイノリティなどの社会的弱者のような人たちは、いかに苦しんでいるか。わかったような口調で。
でも実際、自分はマイノリティじゃないし、ホームレスやLGBTやセックスワーカーから話を聞いたわけでもない。
正直、机上の空論なのである。
当事者への批判的な発言に対して、私は反抗する。守られるべき立場なのだと。
でも、よく考えてみるとそのどちらの意見もただの客観的意見なわけで、当事者の声はどこにもない。
何かにかこつけて、勝手に物語を作ってしまっているのは自分だと反省する。
勝手に哀れむ対象にしてしまっているのは自分なのだと。
でもここで考えてしまうことをやめてしまったら、それこそ無知の知である。
答えは当事者しか知らない。何かを読んで知って、当事者から話を聞いてようやく見えてくるものがあるのだと思う。それが綺麗な形で終わらなくても、それが本物で現実なのである。

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