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2020年を振り返って

今年の目標は日本語教育能力検定試験に合格する事、であった。毎年10月の末にある日本語の教師になる為の試験だ。合格率も平均25%くらいの難しい試験に向けて正月早々、怒涛の勢いで猛勉強を始めていた。しかし、職場を変える事になり、韓国語をもう少し勉強して欲しいと義理の母からの要望によって試験勉強を中断。まるで全力疾走していたのに、突然壁に激突してしまったような感じであった。
泣く泣く来年頑張ろうと試験勉強を諦めた。四ヶ月くらい、毎日六時間くらい勉強していたのに!

一月末に息子が産まれた。とにかく可愛くて、自分の子はこれほど愛おしいものかと、親になった気持ちを味わった。子供の成長は速く、早くも十一ヶ月になる。子供の世話をしながら生活をしていると忙しくて時間があっという間に過ぎてしまう。仕事で疲れて帰ってきても、息子が必ず笑顔で迎えてくれるから、俺は父として頑張れているようだ。

今年を振り返って、コロナの話題を外すわけにはいかないだろう。
このコロナのせいで外出が困難になり、自宅にいる時間が多かった。何よりも教会にちゃんと通えなくなったのが痛かった。多くの教会はインターネットでのオンライン礼拝という形を取ったが、実際には画面を見ているだけではあまり臨場感を感じる事が難しいし、人と人の交流もない為、物足りなさを感じずにはいられない。今後は教会の在り方、信徒の信仰生活を見直さなければならないようだ。

今年はコロナのニュースがメインで、日韓関係の話題は少し落ち着いていた。日韓関係で問題が生じると俺はヒヤヒヤしながら生活しなければならない。職場の居心地も悪くなってしまう。

五月から新しい職場に就職した。韓国語での会話が心配だったが、機械の操作や溶接等、なんとかやっている。会長は義理の母の昔からの友人で、コネで入社できた。職員はみんなクリスチャンで毎週月曜日の朝に会社で礼拝をしている。本当に神に助けられたと思ったが、就職が決まるまでは本当に不安で、自分の信仰が試された。

韓国に来て三年ちょっとが過ぎたが、まだまだ韓国語を勉強する必要がある。ネイティブの雑談を聞いても何を話しているのか分からないし、仕事中にも支障が度々ある。初級レベルは完全に抜け出したが、中級レベルの壁が厚い。
俺はいつになったらストレス無く話せる様になるんだろうか…。

来年はおそらくもっと早く過ぎる一年になるだろう。やるべき事を効率良くスケジュールにねじ込んで、無駄のない時間を意識しながら生産性のある生活をしたいと願いつつ、コロナ禍が一刻も早く終結する事を望む。

2020.12.26

ps. やるべき事をやる事しか時間に余裕が無い。本当にやるべき事だけにフォーカスしないといけなくなってきていると感じる。
来年は35歳になるが、人生の折り返し地点だと思う。単に年齢を数として計算するならまだ折り返しではないかもしれないが、体感として年を取るたびに毎年一年が早く過ぎていく。残りの人生なんてあっという間に過ぎるかもしれない。

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