9歳から85歳までの為のぶっとびライブ
9歳から85歳までの観客のいるライブというのは、
まあまあ珍しいと思う。
が、まさしく本日、
あびの口ききで開催された太田シノブライブがそうである。
子どものリクエストは、
パプリカで踊りたい
と前もって言ってあった。
これについて、シノブさんはスタッフに、
「これ、五輪の応援歌ですよね。僕も五輪反対ですけど、あびさん、キレませんかねえ」
と相談していたとあとで聞いた。
スタッフは
「ここにいる人、皆、五輪に反対ですよ。でも米津さんは、初めからそのつもりで作ったわけではないと思うし、歌自体は大丈夫だと思います」
と答えたそうだ。
実はというと、
僕は五輪に反対だが、あまりにも何の感心もなく、
パプリカが応援歌というのも終わってから知ったのだった。(・_・;)
子どものリクエストの一方、
急にやってきた二人の80代の女性(ひとりは知り合いの作家やけど)に
リクエストを聞くと
Fさんが谷村新司とさだまさしが好きと言った。
楽屋で、あびに
「やっぱりそうか、、、困りましたね。
あびさんのめちゃ嫌いな路線ですよね。
かなり、保守というか。ジェンダーにも問題が、、、。
でも、85歳のリクエスト断れませんよね」
と悩んでる。😂
「忌野清志郎とブルーハーツでぶっ飛ばす予定だったんですけどね」
で、清志郎、ブルーハーツに、
昴と無縁坂だけ混ぜた。
無縁坂はともかく、昴にはあびはストレスマックスだった。
あの、無内容なのに大層な感じが
大嫌い(・_・;)
それは録画しなかったんで、
清志郎バージョンの
イマジン と 風に吹かれて
をとりま、どぞ。
で、パプリカの前に
9歳の女の子に、どんな歌が好き?
と聞くと、
な、なんと!
彼女は、与作! と叫んだ。
与作!!
シノブさんは、十八番だったようで、
突然、ノリノリで歌い始めた。
9歳の女の子は大喜びで一緒に歌ってる。
これは名場面だった。
あびも昴は嫌いだが、
与作は悪いと思わない。
そして、パプリカ。
女の子は運動会で踊ったダンスをステージで披露。
ノリノリである。これも素晴らしい場面だった。
そんなこんなで一通り終わってみると、、、、なんと、
85歳のFさんが
忌野清志郎の詩って本当にいいわねえ。
ブルーハーツの青空も涙出そうになったわ。
と言い始めた。
えええ!(・_・;)
話していると、反戦の話、今の政治的危機の話でめちゃ盛り上がってくるではないか。
なんだよー。
初めから言ってよーと、シノブさんは思ったことだろう。
なにせ彼はサービス精神旺盛で
全員のリクエストに気を使っている。
で、つい歯切れが悪くなるときもあるのだが、本人の音楽のルーツは、忌野清志郎的なところにあるらしい。
あと、僕とfacebook友達になった経過だが、
自分では思ってはいるが断言できないでいることを断言する人に、惹かれる傾向があり、
昔からのくされ縁のさゆりさんのfacebookのコメント欄で
本当はシノブさんが思っているが断言できないでいることを
いつも断言してるこのあびっていう人、何?
と思い、自分ではめったに出さない友達リクエストを出したらしい。
さて、今日は、
「こういう話、今はできるところ少なくなって、ほんと、また戦争になるんじゃないかと思うと気が気でないわよ。」
と、85歳のふたり。
やっぱり戦争経験者は、半端ないわ〜
で、シノブさんは、それじゃあ
本当は歌いたかったやつ、歌いますと言って彼女たちの横に座った。
そして、
明日なき世界
と
善良な市民
を歌った。
二人の戦争経験のある女性のための
スペシャルライブだ。
なんと、スペシャルなシチュエーション!
歌い終えたシノブさんが、善良な市民はこうして騙されて云々カンヌンとMCするから、あびはすかさず言った。
ここには善良な市民は一人もいません!
全員非国民です!
拍手と大笑い。
ああ、おもしろかった♡
でも、これがただのガス抜きになりませんように。
そのあとは、打ち上げ〜
左側は小説「トミーの夕日」が
山田洋次監督の映画「学校Ⅲ」の原作のひとつになった作家の鶴島さん。
打ち上げであびが飲んだ三種盛り。
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