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LINE Creators Marketで稼げるようになるためにやったこと

どうも、橋本です。

突然ですが僕は現在、LINEスタンプを60個とLINE着せ替えを93個販売して、LINE Creators Marketから収入を得ています。もちろん十分な収入ではありませんし、「スタンプの累計収益が数億円」というようなLINEスタンプ長者でもありません。今でこそ「毎日でぶどり」という漫画をたくさんの人に読んでいただけるようになりましたが、クリエイターとして完全に無名の約2年前から安定した額が入ってきています。

今日はそんな僕がLINE Creators Marketで稼げるようになるために考えてきたことについて書いていきます。が、まず大前提としてこの記事は「LINEスタンプで稼げるようになる方法」ではないということだけご理解ください。

ほとんどの情報は無料公開していますが、僕が今までにLINEで稼いだ総額だけ有料部分に書かせていただきました。もしこの記事に対してサポートしてくださる方がいればおまけ的に何か知ってもらいたいと思ったからです。なので、普通に読む分には情報量はほぼ変わらないので有料部分は買わなくても結構です。サポートのお気持ちは有料部分の購入という形でしていただければ「思ったより稼いでへんやんけ」とか「そんな稼いどんのかいワレ」と思っていただけると思います。

【アイデア編】"スタンプを作っている人"と印象付ければアイデアは集まる

まずはLINEスタンプのアイデア出しの部分から。まずLINEスタンプを作るハードルは下がり続けており写真からスタンプが作れるなんてアプリも登場していますが、LINEスタンプを何個も作っている人は未だに結構レアです。なので「LINEスタンプ描いてます」と言いふらしていると「こんなスタンプ欲しいけどないんだよねー!」と言ってくれる人が結構います。それを本当に作ってゴリ押ししてしまえば少なくとも一人は買ってくれますし、アイデアを出してくれた人は喜んでたくさん使ってくれます。後述しますがスタンプを「すごく使ってくれる人」というのは一人でもいると今後にいい影響があります。

遅刻常習犯のスタンプ、ご飯どうする?などはその類で、友人との会話の中で出たアイデアを使っていい?と聞いて作りました。

僕の中でスタンプの売れ筋レベルみたいな分類があって、
「本当に一切売れない」
「月1個か2個売れる」
「数百円売れる」
「1000円以上売れる」
「それ以上」

の5つくらいにランクが分かれているのですが、人にアイデアをもらったスタンプは自己完結しているスタンプに比べて「月数百円」以上に入りやすい気がします。

自分で考えたスタンプでも友達などに見てもらうことで他人(できるだけクリエイターではなくユーザーに近い人)の視点を入れることは重要です。制作を始めた頃はスタンプの案を50個作って、使いにくい10個を知人に捨ててもらうという方法を取っていたこともありました(それでもなお使いにくいスタンプばっかりなのは置いといてください)。


【宣伝編】"口コミ"と"継続"が最大の宣伝

これはスタンプに限らずあらゆる宣伝に言えることですが、あからさまな宣伝にユーザーは興味を示してくれません。ましてやLINEスタンプは替わりになるものが無料を含め山ほどあります。「こんなLINEスタンプを売っています!!買ってください!!」で買ってもらうのは影響力がある人でないとかなり難しいでしょう。

効果的な宣伝は"口コミ"と"継続"だと思っています。

LINEスタンプはその性質上、使う(他人に送る)ことがそのまま口コミになります。なので宣伝のためにはたくさん使いたくなるスタンプを作ることが欠かせません。

そして、LINE Storeではスタンプの新作をリリースした時に過去に買ってくれたことがあるユーザーに対して「新作が出たよ!」と通知がいく仕組みになっています(買ってくれた人全員にいくわけではありません)。これはLINE Storeの公式アカウントが通知を飛ばしてくれるという強い宣伝になるので、継続してスタンプを出し続けるほど、この仕組みを活用できるということになります。

つまり、たくさん使ってもらえるスタンプをコンスタントにリリースしていくことが長い目で見れば一番強い宣伝になるのです。

ちなみに外部の宣伝サービス(スタンプサイトに登録・Twitterのスタンプ宣伝アカウントをフォロー・ココナラの宣伝サービスを購入)を使ってみたこともあるのですが、基本的にどれも大きな効果はありませんでした。スタンプを宣伝します系のサービスやアカウントは「宣伝してもらいたいクリエイター」ばかりが集まっているので、新しいスタンプ情報を知りたい人はあまりいない印象です。ただ無料のものであればやってみて損はありませんし、気に入ってくれる人が偶然見つけてくれるかもしれません。


少し特殊な例になりますが、短期でものすごく強力な宣伝方法があるとすれば、スタンプを使ったバズツイートです。

こちらのツイートをご存知でしょうか。このツイートがバズった直後、ツイート内に登場する「がい子くじん」スタンプは一気にランキングトップまで躍り出ていました。ツイート主さんはスタンプ制作者ではありませんが、だからこそ宣伝っぽさがなく、効果が高まったと言えるでしょう。


【リリース編】最適なリリース曜日はいつ?

昔はリリースされるスタンプの数が多くなかったのでリリースのタイミングは重要でしたが、今はほんの少し見てもらう可能性を上げるだけなので優先度は低めです。

LINEスタンプは審査が完了したら手動でリリースボタンを押すことでLINE Storeに並びます。少しでも新着欄で見てもらう可能性を上げるために重視したいポイントは「新着スタンプの欄にできるだけ長く載っていること(新着スタンプが自分以外に少ない)」と、「スタンプをチェックする人が多いこと」の2つを満たしている時間がベストです。

一般的には公式の新作スタンプがリリースされる火曜日と木曜日が売れやすい(→スタンプをチェックする人が多い)という説が多いのですが、今やクリエイター内では火木に配信するのは有名な話(だと思う)ので、新着スタンプの欄からすぐに流されてしまいます。かといってド深夜や早朝にリリースしても見る人がいません。

僕なりの最適解は日曜日の夜(18時~21時)です。理由は2つあって、1つは日曜日の夜は週明けに備えて外で遊んでいる人が少ない→スマホを操作している人が多いこと。2つ目は日曜日は審査が完了しづらいからです。どのようにして審査を行っているのかは定かではありませんが、少なくとも最後のチェックは人の手で行われていると思われます。そのせいか休日である土日に審査が進むことは少なく、審査が完了し即リリースするクリエイターが少ないということです。

なので、日曜日の夜は「見る人は多く、リリースする人は少ない」限られた時間帯であると僕は思っています。ただしリリースのタイミングに明確な正解はありませんので、あくまでいいスタンプを作ることが大前提になります。

(追記)
少し前まで「○○さんのためのスタンプ」というのを名前を変えて大量リリースするという手法が横行しており、新着欄はものすごい勢いで流れていくという有様だったのですが最近は改善されました。また今は「新着(人気順)」という表示方法もあり、完全な新着順で見る人はかなり少ないと思います。なのでリリースのタイミングの重要性はかなり低めです。それよりは友人一人にゴリ押しで買ってもらう方がいいと思います。


【とはいえ】実はスタンプでそんなに稼げてません

ここまでスタンプについて書いてきましたが、実はスタンプより着せ替えの方が断然売り上げがあります。着せ替えの方が稼げる大きな理由は、スタンプと着せ替えでは圧倒的に販売されている母数が違うからです。

現在、LINE Creators Studioというアプリの登場によりクリエイターでなかった人もスタンプを気軽に作れるようになってしまいました。そのためこれを書いてる現在でリリースされているスタンプは75万個以上あり、すぐに100万を超えると思います。それに対して着せ替えはやや制作のハードルが高く感じるのか10万個程度(連番で振られる着せ替えIDからの推定)です。十分レッドオーシャンですがスタンプに比べればまだまだ目立てる数です。

スタンプは最少10個の画像を作れば販売できるのに対し、着せ替えは57個も画像を作らなければならない上に各画像のサイズや透過範囲が細かく決まっています。しかし僕個人の感想では、着せ替えを作るのはスタンプの10倍くらい簡単です(具体的な作り方はまたの機会にします)。この簡単さと競争の少なさも手伝って制作を継続することができました。


LINEクリエイターとして稼ぐ転機となった"らくがきの着せ替え"

模索する中、はじめてちゃんと売れたのがこの"らくがきの着せ替え"です。

これはノートの端に小さい落書きを描く癖があったのでそれを再現し集めたもの。この着せ替えの前までは、売れ筋に影響されて得意でないデザインを作ってしまっていましたが、このらくがきの着せ替えではじめて自分の色を出せた気がします。

そしてらくがきの着せ替えが小さく成功したことを受けて僕が取った戦略は「"らくがきの着せ替え"に表示されるオススメ着せ替えを自分の作品で埋め尽くす」ことでした。

※着せ替えのページにはテイストが似たものがオススメ着せ替えとして表示されます。人気の着せ替えのオススメに表示されたものは必然的に売れやすくなります。

僕の着せ替え一覧を見ていただければ一目瞭然ですが、ゴチャゴチャしてたり要素を枠いっぱいにちりばめたものが中心です。

これによって「ゴチャゴチャ系」は相互にオススメし合うことで、継続的に人の目に付き、収益を上げ続けることに成功しました

「Little Dinosaur」の横には自分の着せ替えが表示されています

"Little Dinosaur"で月9万円を売り上げた理由

僕のLINE着せ替えには隠れた代表作(?)があります。それが"Little Dinosaur"という小さな恐竜の着せ替えシリーズです。

この着せ替えの第一弾が2017年3月、人気順でトップページ(総合24位以内)に表示されるほど爆発的に売れたことがありました。そのときは気になって暇さえあればランキングを見ていたのですが一番いい時で20位前後まで上がる好調ぶり。その結果"Little Dinosaur"というひとつの着せ替えで月9万円以上の収益を生み出しました(お金の話ばっかりですみません)。

今まではいいときで数千円だった着せ替えの売り上げがここまで上がった理由は「ゴチャゴチャ系相互オススメ作戦」もあると思いますが、のちに「たぶんこれかな」という理由を見つけました。

それは今でもランキング上位常連の「はらぺこあおむし」の着せ替えとカラーリングが似ていたことです。狙ったわけではありませんが、"はらぺこあおむし"のオススメにかなり長期にわたって表示され続けていたのです。これに関しては戦略ではなく完全に偶然です。しかし数を打っていたからこその成果だと思っています。


ランキングから落ちても売り上げが伸び続けた理由

現在「はらぺこあおむし」のオススメ着せ替えには僕の着せ替えは表示されていません。それに伴ってか上位にランキング表示される機会は徐々に減っていきました。

ところが僕は現在でも着せ替えの売り上げを伸ばしています。その理由はメインの販売先が海外になったからです。

発端は2017年10月、"海外で販売するクリエイターズ着せ替え"限定で、価格を常時360円から120円に設定できるようになりました。

それまで着せ替えは販売国によらず360円/480円/600円の価格帯しか選べませんでした。国内での販売価格は現在も360円が下限です。

この設定をするためには、

(1)販売中の着せ替えを日本限定にする
(2)同じデザインの着せ替えを販売価格120円で再度申請し、販売範囲を日本以外にする
(3)審査完了後再リリース

という何気に手間のかかる手順が必要です。

そのうえ、僕はこの時には着せ替えを50個近くは作っていたので相当な作業量になりました。

「なぜそこまでして販売価格を下げるのか?」「販売価格を120円にすると売り上げが落ちるのでは?」という心配もあるかもしれませんが、かつて(期間限定で)国内で120円販売が可能になったキャンペーン時に最高益を達成したことから、着せ替えに限っては値下げすることで売り上げが上がることが予測できたのです。

恐らく着せ替えは欲しいが360円という価格では手を出しづらかった層が多かったのだと思います。

そしてもう一つ、僕はこの手間がかかる再申請の作業を誰よりも早く行うことを決めていました。その理由は、LINE Storeではスピード感を持って取り組んだ人が勝ちやすいことを知っていたからです。現在LINEから有名クリエイターになっている人のインタビューなどを見ると「クリエイターズスタンプが始まった当初から作っていた」と言う人が本当に多いのです。もちろん早さだけでなく着眼点やクオリティが伴っていたからこそ結果が出たのだと思いますが、スピードはそれらを活かす最大の武器でもあると実感していました。

「クリエイターズ着せ替え」は「公式着せ替え」と区別されているにも関わらず、既存の有名コンテンツ(上述したはらぺこあおむしやアイドルなど)の多くは「クリエイターズ着せ替え」で販売されています。そもそものコンテンツ力では勝ち目が薄いのです。そして有名コンテンツの着せ替えの多くはキャンペーン中もなかなか120円に値下げはしません。なので「よく知っている◯◯の着せ替えは360円だけど、知らない(橋本の)着せ替えは120円だからこっちにしよう」と思ってもらえる時間を一秒でも長く取ることで差別化を図っています。

なので僕は「海外での着せ替え販売」において主導権を取ろうと決め、50個近くの再申請をかなり早く済ませました。

その結果、"パンダの着替え"や"Monster Theme"をはじめいくつかの着せ替えが海外で波に乗り、大きな収益をもたらし続けてくれています。

今後は、いま伸びている着せ替え(海外でウケているもの)を基準に「同じキャラクターでテイストを変えたもの」や「テイストやカラーが似た別キャラクター」を定期的に更新していくことで再び相互にオススメし合うループを作れればさらに波に乗ると思っています。

ちなみにこの記事の公開日(2018年4月26日)より約一ヶ月間、国内のLINE着せ替えを120円に変更できるキャンペーンがスタートしています。僕は11時のスタートと同時に69個の着せ替えすべてを120円に値下げしています。午前中に120円に下げてる着せ替えはかなり稀だったので多少は差別化できたんじゃないかと思ってます(これで国内の販売状況が好転することを期待しています)


以上が、僕がLINE Creators Marketで稼ぐために考えてきたことです。以下は有料部分とさせていただきます。LINE Creators Marketを始めてから今までの総売り上げが書いてあるだけですが、サポートしてくれた方にはおまけ的に知ってもらいたいなという気持ちと、どれだけ稼いでいるのかをおおっぴらにするのは気が引けるという思いからです。


無料部分というか本題はここで終了ですが、もし少しでも役に立ったことや感想があればSNSでシェアの上教えていただけると嬉しいです!最後まで読んでいただきありがとうございました。

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LINE Creators Marketで稼げるようになるためにやったこと

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漫画「毎日でぶどり」を毎日更新しています。その他クリエイター活動のまとめなどを書いてます。 インスタ→ https://www.instagram.com/everyday_debudori/