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【ホリエモン万博と僕】 最終話 ゼロイチ〜おわりのはじまり〜 - アイネクライネ

勝手にテーマソング:米津玄師 - アイネクライネ

2019年2月3日(日)16:30

実行委員の一人として言うのも何だが、会場間の距離が遠過ぎる…

僕と森川さんはタクシー移動で東京タワーへ到着した。
東京タワーは、全会場で唯一の無料開放イベントブースとなっているにも関わらず、コンテンツ量はグルメフェスやJazzステージなど充実したコンテンツ会場となっていた。

個人的な話になるが、この会場に訪れることを一番楽しみにしていた。
なぜならホリエモン祭仙台チームメンバーがこの会場の運営を主導してくれていたからだである。

会場内を訪れると、各ブースでメンバーがそれぞれ頑張っていた。
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僕:
「じゅりりんさん!お疲れ様です〜!頑張ってますね〜!」

じゅりりんさん:
「わぁ〜、阿部さん、森川さんお疲れ様でーす!仙台チームみんなで頑張ってましたよ〜♪さっきまで今野さんも全体指示を出していて下さってたんですけど、帰りの新幹線の時間が近づいていたので先に出発されました。」

僕:
「おぉー、今野さんもいたのですね!会いたかったなぁ。そういえば、田口くんも来てるんですよね?」

じゅりりんさん:
「あ、います!こっちです!田口くーん。」

田口くん:
「はい!はい!おーっ!阿部さん、森川さーん!お久しぶりです!やっぱりこっちのイベントの規模デカいっすね!」

じゅりりんさん:
「あ、そこに塩田さんもいますよ!」

塩田さん:
「あ!お疲れ様です!ずんだビールバカ売れですよ!」

じゅりりんさん:
「鈴木さんもステージ前にいますよ〜」

鈴木さん:
「お疲れ様〜、こっちのイベントはいい感じよ〜」
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一人ひとりの顔がキラキラして輝いていた。
ステージ上で流れるJazzの心地よさもあいまって、この場所でこの日だけしか味わうことの出来ないグルメを堪能しながら音楽を楽しめる素晴らしいフェス会場として仕上がっていた。

そして、ゼロ高ブーステントでは、これまでも散々お世話になっていたデザイナーであり仙台チームの一員でもある桜中さんがゼロ高ティーチング・アシスタントとしてブース出店で精力的に活動していた。

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僕:
「ゼロ高ブースにはモニターもあるんですね!いまモニター動いてないようなのでCM流しても良いですか?」

桜中さん:
「勿論!ゼロ高の紹介イベントは一段落したので、あとはご自由に流してどうぞ!」
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ここぞとばかりにVTuber動画広告を配信させてもらった。
これで主要4会場での動画配信は達成し、可能な限りの来場者へのリーチ最大化の導線を作ることが出来た。

一部の祭仙台チームメンバーは、既に仕事のため東北へ戻ったり、別会場で活躍していたものの、現場にいたメンバーで、そして東京タワー会場で集合写真を撮ることが出来たのは本当に貴重な思い出になったと思う。

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2019/2/3 17:00
仙台メンバーに挨拶を交わしたあと、東京タワー裏手にある主要会場の最後となるスターライズ会場入りをした。

この会場は、らいちさん率いるHIUの中でも異色のエネルギーを放つメンバーらが奏でるコンテンツ会場だった。

前日耳にした様々な不安情報が飛び交っていた上、会場リーダーのらいちさん御自身が救急車で搬送されていたというトンデモ事件が起きていたこともあり、お客さんの入り具合や反応が非常に気になっていた。

スターライズという会場名は、実は東京タワースタジオのリニューアル名のため、一見わかりにくく、また会場入口付近も(我々が入った時間帯は)閑静な雰囲気となっていたため、嫌な予感がした。

スターライズ会場2Fに到着し、左右に分かれる会場の一つスタジオジュピターに入った。

”アダルトフェス”と題して性にまつわる対談が行われていたのだが、聴衆がゲストに聞き入っており、大盛況だった。

鼎談ゲストの一人は、二徹さんという超有名さわやかセクシー男優にご参戦頂いていたこともあり、女性ファンも多く賑わっている。

その横脇の小さなブースでは、らいちさんと仲間たちがワイワイしていた。

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僕:
「らいちさん、賑わっていますね!昨日聞いた話ではどうなっているのかと心配しましたが、一見は百聞にしかずでしたね!」

らいちさん:
「ご心配おかけしてすいません!昨日は至らぬところも出てしまいましたが、今日は挽回して盛り上げてますよ!見て下さいこの忖度具合、やってやりましたよ!」

僕:
「おぉぉ、これは…LIVE Payさんの壁紙。。ここは何用に使われるんですか?」

らいちさん:
「あと10分後に堀江さんが到着されるので、このシートで向こう側(アダルトフェス)を覆って、かつ全体協賛のLIVE Payさんを密着配信でPRするという寸法ですわ!」
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さすが機転の鬼である。
その後、すぐに到着した堀江さん密着取材御一行をスムーズに案内し、約20分強に渡る生放送は始まった。

一時的に作った壁の向こう側には、別イベントが行われている環境下で、堀江さんとゲストのガッツ店長さんとの対談が行われているという極めてシュールな環境が垣間みえた。

しかもその後ろには、堀江鬼と呼ばれる青鬼と赤鬼がいるのだが、更にシュールな姿が横にいるスーパーVIPのパソコン太郎さん親子である。

100万円チケット購入直後より、Twitterでホリエモン万博の拡散をしてくださったり、テレビで取り上げられたりと話題を振りまくパソ太郎さんであったが、イベント実施中は堀江さんに密着できるという権利を得ていたのだが、この撮影においてもお隣りで椅子に座って話を聞くというシチュエーションになっていた。

ホリエモン万博というイベント会場が様々な場所で行われるということは、同時に堀江さん御自身が至る場所でご出演なされるということと同義となるのだ。撮影は無事に終了した。

そして、そのまま隣り会場のスタジオアースに移動したのだが、なんとこちらの会場も満員の大入りとなっていた。

こちらの会場では映画・多動力が初披露されており、堀江さん登場時には、映画の配信終了直後の挨拶セレモニーとなり、元イブニング娘。の加古川亜衣さん始めとする出演陣が一同に介した豪華な雰囲気を演出していた。

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2019/2/3 18:30
無事、主要会場を見届けたため、最後のコンテンツ参加に向かった。
朝に見かけていた”DJバス”だ。

東京タワー会場を横切り、停車場で待つこと5分、日が暮れて夜の東京タワーを鮮やかな蛍光色をキラキラさせた、爆音のバスが登場した。

本日最終便に乗るチャンスを得たため、東京タワー会場でJazzパフォーマンスをしていた濱田くんにアナウンス協力を経て、乗客準備をし、六本木の街へ向かった。

車内から見える景色は、異色そのもので、日本を旅しているとはとても思えないような感覚を受けた。気分はハワイのトロリーバスであり、観光街をアゲアゲのBGMで移動する感覚は新鮮そのものだった。道行く人々が、一体何の集団なんだろう?という表情とでも何か面白そうという次に出てくる笑顔が印象的だった。
日本の都市で楽しめるエンタメコンテンツがまた一つ新たに誕生する息吹を感じる瞬間だった。

2019/2/3 20:00
DJバスを体感したあと、メイン会場へ戻った。
メイン会場では、客出しも終え、後片付けも終わりに向かっていた。

ホリエモン万博では、”すごい豆まき”と呼ばれる大量の節分豆を用意するイベントを毎年実施しているため、片付けは徹底している。

普段、ビジネスイベントをメインに行っている会場に頼み込んで実施させて頂いていることもあって、ご迷惑がかからないよう何度も何度も隈なくチェックし、時には男子トイレの小便器に落ちていたり、時には喫煙エリア会場のスキマに落ちていたりなど、目視確認を怠らずに対応した。

節分豆チェックをしていると、僕は怒涛の対談会場に一人立っていた。

(こんな大きな会場をフロアごと貸し切って丸二日間やってたんだ。)

何とも言えぬ感覚を得たものである。

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2019/2/3 22:00

メイン会場の完全撤収を終えたメンバー一同で、スタッフの打上げ会場へ向かった。

メイン会場撤収の間、来場者のアフターパーティやJazz会場イベントなどが行われているのだが、堀江さん御一行もスタッフ打上げにスタートから参加して頂くスケジュールとなっており、同時刻に会場入りしていらっしゃった。

丁度、会場の外側から入場待ちをしていた頃、会場内では堀江さんレビューによる打上げの乾杯が行われ始めていた。

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堀江さん:
「皆さん、お疲れ様でした!今回の万博は去年に続いてコンテンツも充実していたし、VIPチケットも売れたし、何より完全キャッシュレスを出来たことが素晴らしかった!」
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(お、キャッシュレスイベントも評価してもらえていた〜、やっほーぅ)

心の中で小さなガッツポーズをした。

その後も、堀江さんモデレータによるコンテンツを取り上げて、それぞれのスタッフを賞賛し、次につなげるアドバイスを下さった。

副実行委員長の黒ちゃんが堀江さんと一緒に司会進行を務めており、彼もまたイベント打上げハイになって楽しく会場を回していた。

庄野実行委員長も到着し、堀江さんから賞賛を浴びて、泣いていた。

壇上では、さんざんケンカしていたらいちさんと抱擁を交わし、完全に仲直りし、堀江さんと3人で写真を取っていた。

オカアサンも堀江さんから大絶賛を受けていた。
一人で150人近くのボランティアをたったの二週間程度で集めたのだ。
凄すぎるって。

Jazzの濱田くんも到着した。10代の若者が六本木で残した奇跡はあまりにもまばゆく輝かしい記憶となって、参加者の目に焼き付いたことだろう。

協賛チームとしても、峰野さん、かなこ氏、田町さんらと作り上げた実績を評価して頂いた。最初で最後かもしれないこのチームは最高だった。

挙げたらキリがないほどのメンバーが関わっており、全ての人に対して、全力で参加してくれたメンバーを堀江さんは労い、賛辞の言葉を送って下さった。

メディアで世間がイメージする堀江貴文の姿はそこには無かった。

これが世間が感じる堀江貴文氏の印象と、周囲に関わる人々との大きな、あまりにも大き過ぎるギャップであり、魅力なのだと理解することが出来た。

深夜未明まで続くイベントは幕を閉じ、ホリエモン万博2019は遂に終わったのだ。

全力で疾走したメンバーは、全力でイベントに望み、全力で打上げを楽しんだ。

おしまい。

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このマガジンは、堀江貴文イノベーション大学校(HIU)の会員による、ホリエモン万博およびホリエモン祭の活動をお伝えします。