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微・ドボジョが伝えたい

あべ

土木と言ったら3K、きつい・汚い・危険!
まあその通りですよね、私もゼネコンなどの建設業界に行くのは躊躇しますから。
実際、いわゆるブラックと呼ばれる職場環境であることは否めないですし、古めかしい社風も残っています。
(新3Kは、”給料・休日・希望”、ほんとかよ…)

でも、土木が好き。建築が好き。

私が魅せられた土木の魅力を、一人でも多くの人に感じて欲しいと思うのが、私の本音です。
土木って、思ったより何倍も凄いし楽しい。

橋がカッコいいからさ、ちびドボジョ

私の実家は、川の傍にあります。
川の近くですので、もちろん橋や堤防があります。
「橋」になんとなく惹かれたのが、私がインフラに興味を持ったきっかけだと思います。
大きくて、鉄で、なんかカッコいい。
それに尽きたと思います。

地図を見るのが好きだったし、物知りな父の影響で橋はもちろん道路や堤防、ダム、色々なインフラについて知りました。
様々な街に連れていってもらって、街の特徴や歴史を教えて貰いました。
振り返れば、小さいころからインフラツーリズムのようなことをしていました。
幼き日のあべ、インフラを好きになるには、そう時間はかかりませんでした。

進路選択の時、やりたいことが決められないながらも土木工学科を受験したのは、インフラが、街が、好きだったから。
その謎を専門的に暴きたいなら、実験設備も先生も充実している大学で土木工学を学ぶのが手っ取り早いと思ったから。
そんなごく自然な理由でした。

数学と物理が恐ろしくできないのに土木なんて!と思った方は、おそらく私のお友達ですね、読んでくれてありがとう。
そうです、物理の成績順位がケツから2番目の物理地理選択のあべ(ま)です、お久しぶり。

土木を学んで四苦八苦、でもドボジョになれた

大学時代は、勿論バリバリのどぼじょでした。
水理学、土質力学、構造力学、コンクリート工学、都市計画…一通り学びました。
成績はめちゃくちゃ悪かったし勉強は死ぬほど苦労したけれど、とても楽しい5年間でした。
測量出来ます、TSの据え付け出来ます、YouTubeで特訓した。笑

知れば知るほど魅了されて、それを誰かに伝えたくなった。
こんなにも世の中の役に立っていてカッコよくて魅力的なものを、伝えたかった。

自分がものづくりに携わることも考えていた時期もあるけれど、やはり物理が苦手過ぎて、自分の出る幕ではなかった。
だって、土木のために、自分の出来ることをしたかったから。

そこで私は研究室時代、土木教育学について学びます。
なぜ若者が土木から離れるのか、なぜ土木がバッシングを受けるのか、そのせいでどのような影響が起こるのか、そんな課題について、1年間向き合いました。
高校の教科書とにらめっこして、気付いたことも沢山。

マイナスイメージを植え付ける表現があまりに多かった。
公共工事のせいで財政がひっ迫している
きつい・汚い・危険
公共事業はムダだった

悲しい。

土木をあまり知らない人が興味を持つレベルには到底及ばず、況や、土木に興味がある人もグリップ出来ない、悲しい言葉の羅列。

ドボジョの想い

私は決して土木に詳しくなって欲しいとか、愛して欲しいとか、そんなことは微塵も思っていない。

でも、せめて自分がきっかけで、土木を少しでも見てみようと思うきっかけや間口になりたいと、ずっと思っていた。
橋やダムがなんとなくカッコいい、インフラが無くなったら生活できないから少し気にして生活してみよう、この街がすてき!
こじつけるようだが、何でも土木や建築に結び付くし、間口って無限にあります。

そして、技術者の目線もそうではない人の目線も知っている立場として、双方の考え方の相違を少しでも埋めることをしていきたいとも思っていた。
災害が起きた時にパニックになる住民に対して適切な復旧活動はするけれど、説明や精神的なサポートがあまりにもカラッとし過ぎている現場の人。なぜこの事業が必要なのか、余裕が無いなりにも住民に寄り添えるかどうか。
お互いがお互いを思いやっていないことから垣間見えるカオスが、見ていてとても辛い。

きっかけ

まずは、少しだけ知ってみない?土建のことを。

ダイナミックなものが好きな人は、ダムや橋梁を。
記念館やダムカード配布など、私たちのために工夫が凝らされたダム、結構あります。
橋梁ならば、レインボーブリッジやゲートブリッジ、ロマンチックに夜景でもいかが。
ちなみに私の部屋に飾ってあるカレンダーは橋梁だよ、今月はゲートブリッジです。

街が好きな人は、いつも見る街をもう少しゆっくり歩いてみる。
簡単なところでは地名そのものやカギ字の道路といった歴史を感じる散歩、埋め立て地、開発されている風な不自然で美しい場所、普段は気付かなかった路地。
なんてこと考えるのも良いけれど、私はただ”なんとなく、ときめく方向だけ”に向かって散歩することが多い。
自分が好きだと感じる場所に、案外面白いものやことが転がっている。

電車や駅ビルを、あえてゆっくり楽しむ。
発車メロディ、駅名、沿線の土地利用。
これは日々触れる人が多い、間口としては大きくて、掘っていくと深い深い魅力がある。
何も用が無くても、電車に乗るだけで楽しめるもんです。
仕事や学校がイヤで辛い、この路線に乗ると観光に来たみたいでワクワクする、そんなスイッチのような機能も持っている気がするのが、電車の魅力かと。

この建物やビルがカッコいい。
建築は、音楽に少し似ていると思っています。
建物自体がカッコいい=ダニー・ゴー曲が好き
その建物の設計者は○○さん=この曲を奏でるアーティストは、ミッシェル・ガン・エレファント
○○さんの建築物を巡ろう=ミッシェル・ガン・エレファントの曲をもっと聴こう
こんあな具合の方程式を思い浮かべます。
私の場合、”街ありきの建築物”が好きです。
建物単体の写真ではあまりときめかない。
街の中にある建築物、街とセットでときめきます。
これもまた一つの例です。

伝えたい

私は、やはり土木が好き。
好きなことを知ってほしくて、ミッシェル・ガン・エレファントについてつらつら語っているように、土木や建築についても同じです。
土木のこと、少しずつ伝えたいです。

建築工事に比べて基礎なんかは実態が掴みにくいし、災害復旧の場でも自衛隊ばかりが目立っていて実際に重機を動かす建設業者はあまりフォーカスされないし、地味なことは確かです。
安い言葉にはなるけれど、縁の下力持ち。
埋め立てなんかすれば、某建設会社じゃないけれど、地図に名を残すことが出来るし、電車や道路、今の生活には無くてはならない存在です。
もっと見える化していきたいって、お世話になった先生もしきりに言っていましたし、私もそう思います。

地味だけれど、実は大きくて一番人の目に触れるものをつくっている。

土木について、少しは知ってね。

ヘッダーに寄せて

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