農家発の食育プロジェクト『FARMWAY』はじめます
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農家発の食育プロジェクト『FARMWAY』はじめます

安部真吾

こんにちは。茨城県で農家をやっています、安部と申します。

私は神奈川県のサラリーマン家庭に生まれましたが、縁あって茨城県で新規就農して農家になりました。今から16年前のことです。今も小麦、落花生、タケノコ、季節の野菜を育てながら、家族で農家をしています。

そんな農家の私がこの度『FARMWAY』という食育のプロジェクトを始めました。

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『FARMWAY』でやること自体は、私が育てた小麦を全粒粉クッキーにして販売する。というシンプルな事なのですが、私が一番やりたいことは以下の2つのことを世の中の皆さんにお伝えすることです。そのための象徴としてのクッキーを販売します。

人間の体はその人が食べた物でできていて、体の調子も全部それに左右されるから、健康で長く人生を楽しむには食べ物は本当に大事。自分が食べるもののことを真剣に考えてください。
健康のために食べたいものを我慢するというのは大変でストレスが溜まって逆に不健康になってしまうかもしれないので、食べたいものを我慢するのではなく、体にとって良い物を美味しいと思える味覚を作りましょう。子供でも大人でも今からできます。好きな物を食べて健康に楽しく生きていける状態を作りましょう

この2つが、私が『FARMWAY』を通して伝えたいことです。

農家を15年やって自分の中から出てきた人に伝えたいことが、農業の話ではなく食べ物と健康の話だというのは自分でも不思議な部分はありますが、今日はそれに至った話をさせていただきます。

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15年前に新規就農してから、農業のやり方に関してはずっと試行錯誤を続けてきました。

その結果気づいたのは農作物を植物として、生き物として健康に育てることができれば、作業をするのも楽だし収穫した作物も美味しいということです。病気にならなければ農薬をまかなくても良いし、風で倒れなければトラブルも少ない。しかもそういう作物は、食べてみてもその作物ならではの風味がしっかりして美味しいのです。

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話は変わります。

私は今40歳なのですが、31歳の時に子供が生まれました。その時、子供をどう育てようかを真面目に考えまして、安直ですが何はともあれ健康だと思いました。ただ、子育てを経験したことがある方は困ったことがあると思うのですが、子供の健康に関わる情報はたくさんありすぎて、実際にどうしたらいいのかすごく迷います。子供の成長は待ってくれませんし。それでその時考えたのが、自分は農家として農作物を健康に育てる方法を研究してきたのだから、子育てはそれを人間用に改良して基準にすればいいということでした。日々の仕事も大変なので子育てでそのたびに迷っている時間もありませんし、自分が得意なことを基準にしようと思ったのです。

そうしたら、それが思いのほかうまくいきました。まだ上の子が9歳なので、完全に結果が出たわけではありませんが、うちの子供は現代の日本人の中では心身ともにすごく健康だと思います。

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もう一つは、子育てのために考えたことを自分の健康にも役立てようと思い試しました。当時私は疲労とストレスで日々とても体調が悪く、食べ過ぎて体が重いうえに年に2回は必ず胃腸炎になっていました。子供が生まれたこともあり、このままではまずいという危機感が強まって、子供のために考えた食習慣を自分が健康になるためにもできる限り試しました。そうしたら、すごく体調が良くなりました。体重は10㎏減って、胃腸炎にももうなりません。肌が若返ったとも言われました。

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植物を健康に育てる方法は人間にも応用できるんじゃないかな?という発想で健康について考え実践しましたが、おおむね合っていたようです。

私はこれらを自分の家庭の中で実践したのですが、それを他の人に伝えようという気持ちはもともとはありませんでした。いい基準ができた、これで健康の事で迷わずに仕事と子育てに集中できるという感覚でした。

ただ、最近気持ちが変わりました。

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『親として子供にどうなって欲しいか』を考えた結果、『なにはともあれ健康』だと思ったと先ほど言いましたが、もう少し考えました。その結論は『人生を楽しんで欲しい』です。いい職業とか成功とか、そういうものは時代によって変わると思いますので、私には子供の将来の時代の事はわかりません。とにかく、せっかく生まれた人生を楽しんで欲しいと思いました。あとできることなら、自分が楽しいと思うことをやりながら生計を立てて、それと世の中を良くしていくことを合体させて生きて行って欲しいと思いました。私自身は自営業者ですが、正直な話そんな高尚な思いでやってきたわけではなく、農家で誰にも雇われずに好きに生きていけたら幸せだという程度の感覚で生きてきました。でも子供にはちょっと、そういう意味では高望みをしてしまいました。

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そこでふと思いました。それって親がある程度そういう生き方をしてないと子供には伝わらないよなと。

だから、もう40歳ではありますが、今からやってみることにしました。自分がやってきたことの中で、自分が楽しいと感じ、その上で世の中の人の役に立てるかもしれないこと。それは、農業と子育てを通じてやってきた健康に生きるための研究だと思いました。人間だれしも大なり小なり体調の不良というものを経験しているはずですから、それが偶然起こるのではないということが伝われば、健康に人生を楽しめる人が増えるのではないかと。そういう人がたくさん増えたら、世の中がもっと良くなるのではないかと思いました。

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社会で活躍する人達というのは、社会をどうするかということをおそらく若いころから考えてきたのだと思います。そういう意味では40歳から農家の親父が始めることが、どこまでの成果を出せるのかはわかりません。でも、自分のできることで世の中を良くしようと試みた姿だけは、子供達たちに残せるかもしれない。そんな希望を込めて、私はこれから『FARMWAY』を楽しく全力でやっていきます。

Farming Bear(ファーミングベア)とは何か

さて、この『FARMWAY』の中には『農家の食育』『農家が作った』という表現がたくさん出てきますが、基本的に主役はFarming Bear (ファーミングベア)というクマのキャラクターです。クマが食育を語るプロジェクトです。

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Farming Bear は私自身なのかというと、そうとは言い切れません。もちろんFarming Bearが語る内容のベースになっているのは私の研究してきたことです。ただ、実際のその研究内容は無茶苦茶なことも多く、人に話す価値があるかわからない内容も多々あります。それを世の中のみなさんに伝わりやすいように精査し届けてくれているのは、私自身ではなく良識と力を持った仲間達です。ですからFarming Bearの語る言葉は『チームFARMWAY』の結晶であり、農家の親父の暴論ではありません。ですから、ある程度安心して耳を傾けていただいていい内容になっていると思います。

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もう一つのFarming Bear が主役になった理由は、実在する人間の話は内容の前にその人物への好き嫌いで耳に入って来なくなる可能性があり、それを避けたかったからです。正直な話、私自身は実際に会うとかなり好き嫌いが分かれる偏屈さを持っています。でも、研究は好きでちゃんとやっているので、その内容は多くの人たちに伝えたいのです。私のことを好きになれない人にも食と健康の事は伝わって欲しい。その思いから生まれたのがFarming Bearです。ぜひ背後にいる実在の人間のことは気にせず、Farming Bear君の話には耳を傾けてください。きっと役に立てることがあると思います。

最後に

何を食べて生きていくかというのは本当に大切です。それで人生が決まるといっても過言ではないと私は思います。今回の『FARMWAY』の全粒粉クッキーは、食べると素材の味わい深さが伝わって、良い味覚が育まれるように、シンプルな商品を用意しました。オフィシャルオンラインショップ限定ですが、原料となっている私が育てた小麦の全粒粉も販売します。もちろんそれらを買っていただければとても嬉しいです。

ですが、こういうことをやっているのは私だけではありません。ちゃんとした食べ物を作って販売して生計を立てていこうとする中小企業や自営業者の人たちが世の中にはいます。ぜひ、自分が食べ物を買うときには自分の健康を真剣に考えて、真剣に食べ物を選んでください。そういうちゃんとした商品は大手企業が出している安い商品と比べてしまうと高価に感じます。でもそれだけの価値があります。自分の人生そのものすべてに関わることです。自分の体はすべて、自分の食べた物でできているということをいつも頭の片隅において、自分の体に入れるものを選んで下さい。そうして健康で長く人生を楽しめる人が一人でも増えて、その結果今よりも未来が良くなってくれることを願っています。

FARMWAY設立者 安部真吾

FARMWAY HP :https://www.farmway.jp
online shop:https://farmway.official.ec/
お問い合わせ:info@farm-abe.com

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ありがとうございます(バジル)。
安部真吾
『安部農園』と『女化たけのこ園』の園主。農家発の食育ブランド『FARMWAY』代表。2005年に新規就農。小麦、落花生、ブロッコリーを主に栽培。敷地内の竹林を『女化たけのこ園』と名付けて運営。農作物を健康に育てる方法と、人を健康にする食生活を研究しています。