見出し画像

5億円資金調達に向けてGraciaの採用担当がしたこと、学んだこと

ギフトEC「TANP」を運営する弊社は8月末に5億円の資金調達を発表しました。

今回採用担当として学んだことは、資金調達は採用の面でめちゃくちゃ追い風になるということです。実際、Wantedlyの応募数も前の週に比べて数倍増えました。事実ベースでお話しすると、調達前は正社員の入社が多くて月1名でしたが、10月のビジネスサイド中途入社4名、エンジニア業務委託2名、11月もビジネスサイド3名の入社が決まっています。(もちろん全員が資金調達リリースをしたから採用できたというわけではないです)一方で、ただ資金調達したからといって採用がうまくいくことはなく、「準備」がないと追い風を味方につけることはできないと思います。

今回、採用担当として、資金調達に向けて準備したこと、学んだことを紹介します。

ちなみにですが、資金調達の1ヶ月くらい前から色々とリサーチしていたのですが、ミラティブさんで人事をされているHirotaさんのnoteを30回以上読んでかなり参考にさせていただきました。(直接お礼を言いたいです。ありがとうございます!!)


①候補者にGraciaで働くイメージを持ってもらうこと(ここが一番大事)

資金調達前の課題として、毎月応募が200~300件あるものの中途正社員の採用があまり決まらないことでした。もう少し求職者のインサイトを探ってみると「メンバーの年齢が若い」「働いてる人のイメージが湧かない」ということがわかりました。

そこで以下3つをしました。

・人にフォーカスした中途社員と注力職種で働いているメンバーのインタビュー記事の公開
・コーポレートページの刷新(特にメンバーページ)
・Wantedlyの全員分のプロフィールと募集職種を最新にする

弊社は東大の同級生である経営陣が学生時代に立ち上げた会社ということもあり、年齢が若い(平均年齢20代前半)のは事実です。一方で中途社員もいることも事実でなので中途メンバーになぜGraciaで働こうと思ってのかを語ってもらったインタビュー記事を公開しました。

このインタビューで登場する藤貫は今年7月に中途で入社して、会社初のMVP(70人中)に選ばれています。会社のエースとしてバリバリ活躍しています。

またGraciaのHPも刷新しました。ポーズもだいぶ自然体に近い写真にしています。笑

少し細かいですが、メンバー全員のWantedlyのプロフィールを最新にして、写真の通り一緒に働く部署の人を想像できるようにしています。募集職種も最新にしています。

②採用の窓口を広げること

調達リリースによって、Graciaに興味を持った人が弊社に応募できる受け皿を複数の持っておく必要があると思います。

リリースで、Graciaのことを知って興味が出て応募する人(顕在層)、知って興味があるけど応募しない人(潜在層)がいると思っていまして、後者にもアプローチしていきたいと思っていました。

なので、リファラルの仕組みを整えること、スカウト型の新規媒体を開始することをしました。

リファラルの仕組み化については、①どのポジションが募集しているのか②募集しているボジションの要件や条件は何か③弊社に興味がある人がいる場合のフロー、この3点を最新にした状態で全社に周知しました。

ちなみにスカウト送った人と面談をすると「調達のプレスリリース見ていたのでスカウトきてびっくりしました」という声が思ったよりもありました。

③会社全体が採用に注力できる意識と体制を整える

資金調達前は、面談・面接は基本人事が担当し、最終面接を取締役がするような運用でした。しかし現場の採用へのコミットが少ないと、人事・現場・取締役とで採用要件や採用の優先度が異なり、採用活動への無駄なコストが増えてきます。

そこで、採用管理ツール(ATS)を導入し、誰でも候補者の情報にアクセスできるようにしました。また、現場のMgrが採用要件を考え、スカウトを送付し、面談・面接を行いう仕組みに変え、人事は採用のPMとして、マネージャーや現場が採用活動をしやすいようにサポートしています。いわゆるスクラム採用を本格化しました。オペレーション部分は信頼するパートナーさんにお願いしています。

ただいきなり「明日から面接お願いします」といってもすぐにできるわけではないので、面接ごとの目的や見極めるポイント、評価軸をマニュアルとして作成し、必要があれば同席することで現場のMgrの面接レベル向上に努めています。

また会社説明資料を作成して、誰でもこの資料を使えば会社のことを説明できるようにしています。

思ったこと(学び)

・どう切り取られるかが大事
・リリースを単発のイベントで終わらせないこと
・採用も大事だが既存メンバーの最大化も同じく大事

弊社は、東大発、学生起業、若い会社など話題性はあります。一方で若いことが採用のネックになっていたこともあり、どうメディアに取り上げてもらうのかは意識した方がいいと思いました。

また、リリースを単発で終わらせないためにGraciaのことを知る機会を増やしたり、知ってる人に興味を持ってもらうために接点を定期的に持つことが大事だと思います。現段階ではGraciaに興味がなくても、接点を持っていると、転職するタイミングでGraciaのことを想起してくれる可能性があるからです。

最後に、新しい人が増えるとどうしても既存メンバーの会社へのエンゲージメントが下がる可能性があります。だからこそ今いるメンバー全員が「私はなんのために働いているのか」「Graciaのどういうバリューを持って意思決定をするのか」を腹落ちすする必要があると思っています。

採用を走らせると同時にバリューを体現するワークショップなども定期的に実施し、働くメンバーがGraciaで働く意味付け持ってもらうようにしています。

【Graciaのバリュー】
・Be Heartful
・Think Forward
・Challenge Professionally

最後に

Graciaは各ポジション採用強化中です。会社のフェーズ的にも面白く、新しいメンバーも入ってきているこのタイミングに働けるのは最高に楽しいと思います。

私たちはTANPというギフトプラットフォームを通して「大切なひとときを彩り、人のつながりを豊かにする」こと目指しています。この弊社が一番大事にしている企業理念に共感して、働くことに少しでも興味が持っていただけたら幸いです。興味持っていただけたら、TwitterのDMからでも、Wantedlyから応募ください!お待ちしております。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?