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狙った筋肉を最大収縮"できる"というアドバンテージ【トレーナーの立場から】

皆さん、こんばんは!
トレーナーの阿部です。

気づけば約1月ぶりの投稿になりました。
最近1日の仕事→トレーニングの流れにどハマりしており、文字を書くよりトレーニングしたいくらいの熱量になっていました。

ただやはり定期的に自分のなかで良い、大事にしたいと思っていることを、文字にし、自分の言葉で残すという作業が、大小関わらず過去の成功体験を置いてこれる感覚があり、記事を投稿すると、驕らずまた自分とも、クライアントの方とも向き合える感じがするので、これからもこのnoteへの投稿は続けたいと感じています。

さて、僕の職場はボディビルダーの方々が多くいます。
トレーニングジムの営業再開し、日頃トレーニングについて話しているときに、僕が今まで意識していなかった、スポーツ現場だけにいたら考えてもいなかった、気づきを今回シェアできたらと思います。


◯狙った部位を最大収縮させる技術


僕が今までアスリートにトレーニングの指導するときには、

いかに効率良く力を伝えられるかをポイントとしています。

しかしボディビルダー、ボディメイクに特化して取り組んでいる方々のポイントは、狙った部位、狙った筋肉に刺激を入れられるか、又は最大収縮させられるかかと思っています。


スポーツ選手のトレーニングをみるときは、フォームであったり、各関節の動き、重心の位置など、多関節運動でみますが、

ボディメイクの方々は、対象の筋肉を単関節運動、またさらに狙った部位の筋繊維の収縮までみているという印象です。

引く動作、背中のトレーニングのひとつとっても、ボディメイクのトレーニングは、

・広背筋に効かせるのか、大円筋に効かせるのか
・背中の上部、下部
・筋肉の起始、停止、筋繊維の走行
・グリップの持ち方、幅
・トレーニング動作中の呼吸で対象筋にストレッチをかける

…などなど
狙った筋肉に最大限刺激を入れる、入れさせることができるのがボディビルダーのすごさ、繊細さだと思います。


◯解剖学、生理学の知識の深さ


ボディビルダーのトレーニング、栄養の知識もとても勉強になります。

・筋肥大させるためのトレーニング、栄養
・脂肪の落とし方、栄養
・筋肉の走行が3Dで頭に入っている
・さらに自分イメージ通りに身体を動かすことができる

身体の仕組みは、皆誰でも同じなので、スポーツ選手にも、一般の方にも応用できますし、さらにポージングという部分で、自分のイメージ通りに身体を動かすことができるという部分もまた凄い部分かと思います。

解剖学という構造物的な視点と、生理学という構造物を動かす内部の視点。
まさに筋肉の研究者です。


◯アスリートのトレーニング、リハビリに
狙った筋肉、狙った姿勢、狙った感覚を


自分が久しぶりにボディメイクのトレーニングに触れて、
狙った筋肉を最大収縮をすることによって得られる姿勢、感覚があるということに気づけました。

それこそ、なかなかスポーツ選手の全体のストレングスプログラムには取り込まないだろう種目も、抱えてる課題にもよりますが、個人や時期によって取り組んだら大きくパフォーマンスが変化するだろうと思うものもあります。


狙った筋肉を最大収縮させるためには、
狙った姿勢を作らなければならない。

(例)広背筋の最大収縮は、
肩関節伸展、内転、内旋?(実際の動きは中間位?)
胸椎伸展、腰椎伸展、骨盤前傾
片側の場合、体幹側屈


トレーナー的には、
最大限力を伝えるためには、ある狙った姿勢を作りたい

そのある狙った姿勢を作るための、
狙った筋肉へ刺激が入るようなトレーニング

(例)胸椎伸展、骨盤前傾が作りにくい選手に対して、
広背筋もメインに刺激が入りやすい種目、フォームでのトレーニング実施で、
広背筋を使えている感覚 ≒ 胸椎伸展、骨盤前傾(実際には中間位程度)
という身体を操作する感覚が掴みやすいのではないか

もっというと、多関節筋と体幹の連動が鍵かと最近は思っています。

そんなことを考えながらトレーニングができているので、今月はまたひとつ身体の知識がアップデート、そして少しだけ身体の理解が深まった気がします。そしてそれは施術や、エクササイズ指導にもかなり影響大!


正直、ボディビルダーの方々のとてつもないトレーニングを少しばかり知っているからこそ、なかなか書き出せない内容でもありましたが、ボディメイクから遠かった自分が、今思うことをあえて残しておこうと思います。

とにかく今は自分がトレーニングするのみ!

また近々投稿します!

kenabe


いつも読んでいただきありがとうございます! 僕が今まで、またこれから学んだ知識、経験が、誰かの悩み、不調の改善に少しでも役に立てることがあればこんな幸せなことはありません。 より多くの方に有益な情報が届くよう、活用させていただきます。