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『BEMANI PRO LEAGUE 2021』 ファーストステージ 第2試合 レジャーランド VS SUPERNOVA Tohoku戦について

1. はじめに

『BEMANI PRO LEAGUE 2021』レジャーランド所属 アドバイザー べあーです。

『BEMANI PRO LEAGUE 2021』のファーストステージが終了したため、レジャーランド各試合の戦略についてnoteを公開することにしました。

今回の記事では、6/12(土)に配信された「ファーストステージ 第2試合 レジャーランド VS SUPERNOVA Tohoku」の戦略、感想、舞台裏などを書いていきます。

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<注目ポイント>
『BEMANI PRO LEAGUE 2021』公式サイトより引用

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2. 戦略(出場選手をどう決めたか)

第2試合のテーマは以下の通りです。

■ 先鋒戦 [テーマ: PEAK]
■ 中堅戦 [テーマ: SOF-LAN]
■ 大将戦 [テーマ: SCRATCH]


テーマは「PEAK」「SOF-LAN」「SCRATCH」「CHARGE」「CHORD」「NOTES」の6種類ありますが、VS SUPERNOVA Tohoku 大将戦で1番戦いたくなかったテーマが「SCRTACH」でした。

理由としては、CORIVE選手、WELLOW選手 2名の「SCRTACH」課題曲のスコアが非常に高いためです。

CORIVE選手、WELLOW選手の
「SCRTACH」楽曲の強さは、以下のツイートを見て頂けると分かると思います。

テーマが発表された時点で、SUPERNOVA Tohoku の出場選手は以下を予想していました。

■ 大将戦 [テーマ: SCRATCH]
WELLOW 60%、CORIVE 40%

どっちが出てきてもおかしくないが、開幕戦ということもあり、1巡目指名のWELLOW選手が出てくる可能性が僅かに高いと予想。

レジャーランドとしては、WELLOW選手が大将で出場してくる方がより厳しい試合になると考えていました。


■ 中堅戦  [テーマ: SOF-LAN]
CORIVE 50%
、WELLOW 40%、KEEL 10%

CORIVE選手、WELLOW選手どちらもソフランが得意な選手のため。

■ 先鋒戦 [テーマ: PEAK]
KEEL 70%、FRIP 30%

開幕戦は1〜3巡目の選手で固めてくると予想していたため、KEEL選手が出場すると予想していました。

そのため、先鋒戦 KEEL選手、中堅・大将 CORIVE選手 or WELLOW選手の想定で、レジャーランドの出場選手を決めることにしました。

『BEMANI PRO LEAGUE』は、先鋒戦2pt、中堅4pt、大将6pt=合計12ptの取り合いのため、大将戦が非常に重要です。大将戦は、2曲中1回は勝たないと、勝利することができなくなります。

そのため、大将戦はWELLOW選手、CORIVE選手がどちらがきても1番勝率が高い選手を考え、レジャーランドの出場選手は「1-PIN選手」としました。開幕戦なので、大将戦をチームの顔である1巡目の選手にしたかったという気持ちもあります。

先ほども記載した通り、大将戦テーマ「SCRTACH」はWELLOW選手、CORIVE選手が非常に強いため、大将戦で2連敗になる可能性も考えていました。

そのため、先鋒戦2連勝、中堅戦2連勝で合計6pt獲得し「引き分け」以上を狙える可能性が一番高い布陣として、中堅戦「DINASO選手」、先鋒戦「G*選手」で決定しました。

又、SUPERNOVA Tohoku側からすると、大将戦が有利なため、ストラテジーカードは使用してこないと考えていました。


大将戦に出場したWELLOW選手も2連勝するつもりだったようです。



3. 先鋒戦 G* vs. FRIP [テーマ: PEAK]


<試合結果>
 お互いが自選曲を勝利し、DRAWとなりました。

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#自選曲、他選曲予想など

KEEL選手が出場してくる可能性が高いと思っていたため、FRIP選手が先鋒戦に出場してくるのは予想外でした。

<G*選手 自選曲について>
G*選手の自選曲についてですが、対戦相手が決まる前から、本人が全国TOPのスコアを持つ「empathy」ですぐに決定しました。

G*選手は、他のチームから見ると、「ノーツ数が多い楽曲、密度が高い楽曲を選ぶ」イメージがあったと思うので、この選曲は意外と思った人が多かったのではないでしょうか。

「読まれにくい曲」、「選曲が読まれたとしても、G*選手が安定したスコアを出せる」ので、良い選曲だったと思います。


<他選曲予想について>
課題曲の勝率ではG*選手の方がFRIP選手に勝ち越していました。
FRIP選手がG*選手に勝っている楽曲を選ぶ可能性が高く、本命「大桟橋 (80%)」、「自己ベストスコアが僅差で1点を争うような楽曲(20%)」を選曲してくると予想していました。


#
G*選手 自選曲 「empathy」

 <楽曲について>
beatmaniaIIDX 4th styleの楽曲(2000年AC稼働開始作品)
NOTES数;743
スコア理論値;1486
BPM;85-170

<試合結果について>
G* vs. FRIP
1454 - 1415

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G*選手が全国TOPのスコアを保持していることもあり、一発勝負でも高いスコアを出してくれました!

まず自選曲を勝利でき、士気も最高潮でした。

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<先鋒戦 G*選手のツイート>


# FRIP選手 自選曲 「大桟橋

<楽曲について>
beatmaniaIIDX 11 IIDX REDの楽曲 (2004年AC稼働開始作品)
NOTES数;937
スコア理論値;1874
BPM;84-168

<試合結果について>
G* vs. FRIP

1849 - 1853 ☆

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G*選手のスコア 1849 、FRIPのスコア 1853と、4点差の接戦で、最後までどちらが勝つか分からない、熱い試合でした。

課題曲が発表された時には、大桟橋の予想が的中し、2連勝できる可能性があると思っていましたが、FRIP選手が本当に上手でした。


<先鋒戦 FRIP選手のツイート>


4. 中堅戦 DINASO vs. CORIVE [テーマ: SOF-LAN]


<試合結果>
 お互いが自選曲を勝利し、DRAWとなりました。

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#自選曲、他選曲予想など


<DINASO選手 自選曲について>
DINASO選手の自選曲については、「DINASO選手が得意で、CORIVE選手に一番 刺さりそうな楽曲」を考えた結果、自己ベストで大きな点差があった「four pieces of heaven」になりました。

CORIVE選手が意図的にスコアを詰めていない可能性もあったので、勝負が始まるまでは怖かったです。

当初、DINASO 選手は「Linus」を投げたがっていましたが、接戦になる可能性が高いため、チーム全員で説得をして、諦めて貰いました。

試合の当日にDINASO選手が、CORIVE選手にLinus MAX-6であることを話して、自選曲をLinusの可能性もあると思わせていました 笑


<他選曲予想について>

CORIVE選手の選曲については、得意な「op.31 叙情」、「SABER WING」のどちらかを確実に選曲してくると予想していました。
本命 「op.31 叙情」 70%、次点 「SABER WING」 30%といったところです。

試合前からCORIVE選手のop.31 叙情の自己ベストスコアが1625と非常に高いことは分かっていました。

そのため、「緊張による、速度対策のミス」「自己ベスト付近のスコアが安定して出ない可能性にかける」しか、勝つのは難しいと考えていました。

# DINASO選手 自選曲 「four pieces of heaven

<楽曲について>
beatmaniaIIDX 15 DJ TROOPERSの楽曲です。(2007年AC稼働開始作品)
NOTES数;1225
スコア理論値;2450
BPM;125-195

<試合結果について>
DINASO vs. CORIVE
☆2338 - 2272 

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前半が特に難しい楽曲ということもあり、前半で大きくリードしたDINASO選手が勝利しました!

DINASO選手のオプションはRANDOM、CORIVE選手は正規でした。

「CORIVE選手はDINASO選手と同じオプションだと勝つのが難しいと考え、RANDOMの外れ譜面がくるのも狙いつつ、あえて、違うオプションにした」とのこと。楽曲発表から楽曲プレイまでの僅かな時間でそういう判断ができるのも本当に凄い。

中盤のBPM変化対応については、「DIANSO選手はハイスピード変更なし」、「CORIVE選手はBPM 125になったところでハイスピードを2.73→3.23に変更し、BPM150の途中で3.23→2.73に戻しています」。

ハイスピード変更なしで、スコアを出せる点がDINASO選手の凄いところです。

<中堅戦 CORIVE選手のツイート>


# CORIVE選手 自選曲 「op.31 叙情


<楽曲について>
beatmaniaIIDX 14 GOLDの楽曲 (2007年AC稼働開始作品)
NOTES数;836
スコア理論値;1672
BPM;100-350

<試合結果について>
DINASO vs. CORIVE
1565 - 1594 ☆

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曲が発表された瞬間、レジャーランド側は「やっぱop.31 叙情かぁぁぁぁぁぁぁ」となりました 笑

BPM変化対応については、DIANSO選手はハイスピード変更なし、CORIVE選手は、何回かハイスピードを変更しています。

DINASO選手はハイスピードを変更せずに高水準のスコアを出せているのも凄いですが、CORIVE選手がミスなくハイスピード変更しており本当に素晴らしいプレイでした。

CORIVE選手の「緊張による、速度対策のミス」「自己ベストが安定して出ない可能性にかける」しか勝つのが難しいと考えていましたが、CORIVE選手はスコア1594と非常に高く、勝てなくても仕方がない試合でした。

<中堅戦 CORIVE選手のツイートはこちら>



この試合について、CORIVER選手が、試合中に考えていたことや、選曲の作戦等について動画を作成しています。とても良い動画なので、併せてご覧ください!


5. 大将戦 1-PIN vs. WELLOW [テーマ: SCRATCH]

<試合結果>
 お互いが自選曲を勝利し、DRAWとなりました。

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#自選曲、他選曲予想など

<1-PIN選手 自選曲について>
大将、テーマ: SCRATCHの課題曲は22曲あります。

1-PIN選手が、試合後のインタビューでも答えていましたが、課題曲全22曲で自己ベストスコアは、WELLOW選手に負けていました。

1-PIN選手の自選曲については、1-PIN選手が自信のある「Lords Of The Roundtable」でいくことにしました。

SUPERNOVA Tohoku から、「Lords Of The Roundtable」が選曲される可能性が非常に高いと読まれていたと思います。


<他選曲予想について>
WELLOW選手の選曲については、「灼熱Beach Side Bunny」「灼熱 Pt.2 Long Train Running 」「Watch Out Pt.2」等を予想していました。

1-PIN 選手は試合までに、 「灼熱 Pt.2 Long Train Running 」の自己ベストを詰めたり、WELLOW 選手と一緒に遊んだ際に「灼熱Beach Side Bunny」をプレーして数点差とし、この 2 曲を "選ばせない" ように意識していました。


# 1-PIN選手 自選曲 「Lords Of The Roundtable

<楽曲について>
beatmaniaIIDX 27 HEROIC VERSEの楽曲 (2019年AC稼働開始作品)
NOTES数;1586
スコア理論値;3172
BPM;174


<試合結果について>
1-PIN vs. WELLOW
☆3042 - 3013

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先鋒戦、中堅戦と引き分けだったため、大将戦の結果で試合が決まる状況です。レジャーランドの自選曲が先ということで、1-PIN選手が勝つことを祈りながら、勝負を見守っていました。

中盤までは一桁点差の接戦で、終盤の皿+トリル地帯で差をつけ、1-PIN選手が勝利しました!

大将戦は厳しい戦いになると予想していたため、自選曲を勝利した1-PIN選手は本当にカッコよく、レジャーランド一同、感動し、めちゃくちゃ叫びました!!

U76NER選手のガッツポーズからも、伝わると思います!

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# WELLOW
選手 自選曲 「Watch Out Pt.2」

<楽曲について>
beatmaniaIIDX 18 Resort Anthemの楽曲 (2010年AC稼働開始作品)
NOTES数;1506
スコア理論値;3012
BPM;148

<試合結果について>
1-PIN vs. WELLOW
2854 - 2862

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WELLOW選手のS乱にまず驚かされました。

Watch Out Pt.2についても、中盤までは一桁点差の接戦でしたが、皿 + 8 分同時押し地帯でオプションの差が分かれ、30点差がつきました。

後半で1-PIN選手が追い上げ、最終的に8点差にせまり、本当に熱い試合でした!



<大将戦 出場選手のツイートはこちら>



6.最終試合結果

お互いが自選曲を勝利し、引き分けとなりました。

結果

全選手、自選曲を磨いてきているので、他選曲を勝利することの難しさを痛感した試合でした。

セカンドステージではSUPER NOVA Tohokuさんに絶対勝ちたいと思います!

7. 他チームの振り返り配信や、記事等


「ファーストステージ  第2試合 レジャーランド VS SUPERNOVA Tohoku」について、SUPERNOVA Tohokuさんが振り返り配信を行ったり、SILK HAT所属のNORI選手が記事を書いてくださっているので、紹介します。

<SUPERNOVA Tohoku 振り返り配信>


<NORI選手の記事>


<舞台裏動画>


8. 最後に


最後まで読んで頂きありがとうございました。
レジャーランドの試合について、今後もこういった記事を書いていきたいと思います。

又、この場をお借りして、BPL2021 に関するファンアートを描いてくださっている皆様、試合結果の予想記事・解説記事を描いてくださっている皆様、その他、様々な方法で BPL2021 を盛り上げて下さる皆様に本当に感謝を申し上げます!ファンアートや、応援のコメントは、本当に嬉しく、チームレジャーランド全員の励みになっています!


セカンドステージは7/31(土)21:00〜より開始で、レジャーランドはAPINA VRAMesさんとの試合になります。

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ファーストステージ終了時点で、レジャーランドは1~3巡目選手、全員残りコスト110とバランスよく残っている状況になります。

セカンドステージ 1位を目指して頑張っていきますので、引き続きチームレジャーランドの応援をよろしくお願いいたします。

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又、1st stage 第一試合、第二試合について、チームレジャーランドで振り返り配信も行っています。選手自身が感じたことを話していますので、良かったらご覧ください!



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