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百歳のラブレター

 去年は「子供も孫も来てくれない」と寂しがっていた一人暮らしのおじいちゃん。シベリア抑留を生き抜いた親戚一の猛者・おじいちゃん、御年百歳。二人でおじいちゃん家へご挨拶に行きたいですね。

 心が痛いです。

 去年の暮れからお義母さんが同居に踏み切りました。

 お正月にはまたおじいちゃんから話を沢山聞かせて貰えると思っていたのに、どうなるのかな。

「うちのおじいちゃん、あなたの名前を間違って話してたね」

 以前おじいちゃん家に行った時、僕の名前を全く違った名前で呼んでいたおじいちゃん。でも僕はそれでいいと思いました。その名前じゃなくて申し訳ないと思いました。その名前の人物になりきらねばと思っていました。

 あの時、帰りにおじいちゃんはきっと無理して階段を降りて来たんだと思います。そしていつまでもアナタと僕を見送ってくれました。

 幸せになりたいな、ならないとな、と願った日でした。

 今日も大好きです。

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