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目標から計画、そして現実に

2022年も、3分の2が終わろうとしていますが、今年の目標は達成できそうでしょうか?

今年は、目標を達成できそう!という方
今年も、目標は達成できそうにない!という方

いろいろな方がいらっしゃるかと思ます。

さて、目標設定にはSMARTと呼ばれる有名な「やり方」があります。
具体的には、以下の要素を目標に入れる、という「やり方」です。

S:Specific(具体的に)
M:Measurable(測定可能な)
A:Achievable(達成可能な)
R:Related(経営目標に関連した)
T:Time-bound(時間制約がある)

しかし、この「やり方」よりも、もっと基本的なことがあります。

それは、「目標を紙に書く」ということです。

この目標を紙に書く重要性を示した有名な調査研究の結果があります。

それが、ハーバード大学MBAの卒業生に対し、1979年から10年間にかけて追跡調査を行った研究。

まず、学生に以下の質問をしました。
「目標をもっているかどうか」
「目標を紙に書き出しているか」

その結果、以下のように回答します。

・84%は「目標を持っていない」
・13%は「目標を持っているが、紙に書いていない」
・ 3%は「目標を持ち、それを紙に書いている」

その後、10年の追跡調査の結果、明らかとなったのが次の2点です。

・10年後、目標をもっていたが紙には書いていなかった13%は、特に目標をもっていなかった84%の2倍の収入を得ていた。

・10年後、目標を紙に書いていた3%は、残り97%の卒業生の10倍の収入を得ていた。

このことから、「目標を紙に書く」ことの重要度が指摘されるようになりました。

この「紙に書く」ことの影響は、心理学の「プライミング効果」と呼ぶ、潜在意識によって人の行動が変わるという理論で説明されています。

さて、この事実をお伝えしたら、「あなたも、是非、今年掲げた目標を紙に書いて下さい。今からでも遅くはありません!」と、お勧めさせて頂くのは当然です。

でも、あなたが、実際に「目標を紙に書く」ことをしないのも、当然。

何故なら、優秀な学生がいるハーバード大学でも、明確な目標をもっていたのは、たったの16%。そのうち、紙に書きだしていたのは、わずか3%。

あなたが、目標を紙に書き出さないのは、当然のこと言えます。
でも、改めて、この数字を見て、どのように行動するかは、あなた次第!

「目標を書くことで計画となり、計画は日々の実践を通して現実となる」


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