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天才が天才でなくなる瞬間。企業でも、コレだけは避けたい

あなたは、サッカーの小野伸二選手をご存知でしょうか?
知っている人は知っている、サッカー界の天才です。

1998年フランスワールドカップにおいて、18歳272日でワールドカップに出場した最年少出場記録は、未だ破られていません。

当時、私は大学生でしたが、大学の友人が、高校時代に国体選手として静岡県代表の小野選手と対戦したことがあったそうで、友人が「目の前から消えた」と表現していたことを思い出します。

それほど、当時は話題となった選手でした。

国内だけでなく海外からも、天才と言わしめた小野選手ですが、1999年シドニーオリンピックのアジア地区一次予選、対フィリピン戦において、相手選手の後方からのタックルを受け、左膝靱帯断裂の負傷を負います。

そして、その怪我について、小野選手は、以下のように表現しています。

あのケガで、僕はすべてを失った

小野選手は、その怪我から復帰し、今でも現役選手を継続していますが、そのケガ以降はずっと苦しみながらプレーしている、と言われます。

怪我を機に選手生命が断たれたり、怪我をする前と同じパフォーマンスが出せなくなる選手は、小野選手以外にもたくさんいます。

それほど、怪我というものは、スポーツ選手にとって避けなければいけないものです。


さて、私はスポーツと経営は、通じるものがあると考えており、このスポーツの怪我を、企業経営にあてはめてみた場合、何に当たるのかを考えてみました。

その結果、スポーツでの“怪我”は、企業経営の“失敗”ではないか、と考えました。

つまり、スポーツでも小さな“怪我”は、直ぐに治って問題ありませんが、大きな“怪我”ともなると、選手生命を脅かしたり、復帰に時間がかかってしまいます。

企業経営でも小さな“失敗”は、リカバリーが効きますが、大きな“失敗”ともなると、企業存続が危ぶまれたり、その“失敗”のリカバリーに追われ、業績を回復するのに時間がかかります。

このように、企業経営では、大きな“失敗”、もっと具体的には取り返しのつかない“失敗”をしないことが、とても大事だと思います。


この、企業にとって取り返しのつかない“失敗”の一つが、「人事制度」と言えます。

「あなたの会社の人事制度は、経営の足かせになっていませんか?」でもお伝えしたように、人事制度が経営を阻害している例は後を絶ちません。

「人事制度」は、経営システムの一部であり、人材育成の仕組みでもあります。しかし、経営に沿わない「人事制度」を導入している企業はたくさん存在します。

あなたの会社の「人事制度」は、取り返しのつかない“失敗”になっていませんか?(失敗しているかどうかが分からないから、問題なのですが‥‥)

是非一度、あなたの会社の人事制度について考えてみてください。もしよろしければ、マガジンをご参照ください。


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