積極財政に否定的な人は待つことが出来ない人なのか?
良く積極財政に否定的な人の反論の中に積極財政をし、公共事業を行えば労働リソース(要は人手不足)が足りないから効果が出ないみたいなことを言う人がいます。確かにデフレ化にも関わらず少子高齢化により人手が足りなかなってきたという実例がコロナ前では表立ってきたことは確かです。そして、こういうことを言う人はこう言います。
なので、人手不足を補うには移民を入れなければならない。でも君達はそれを嫌がるでしょ?
というようにです。そう言って積極財政を封じようとします。これに対する反論はいくつもありますが、今回はそれを抜きにして仮に全て正しいとします。その上で私はこう言いたいです。
君達は待つことが出来ないのかい?
本来ならばもっと早い段階で手を打てば待たずに速やかにやれた可能性があったのに、あーでもない。こうでもないと支出を渋った結果、即応性が無くなってしまったのならば優先順位を付けて1つ1つクリアしていくしかありません。もし仮に労働のリソースを取られてしまい他の産業に支障をきたし生産量が減ったとします。でも待てば来るもので、かつ緊急性を要しないならば待つしかないでしょう。新車だって契約したからと言ってすぐには来ません。待ちは発生します。
また、移民を入れないと災害等に間に合わなくなるみたいな言い方をする人もいますが、入れたところで間に合う保証はどこにもありません。今から入れますと言って明日明後日、人が来るわけではありませんし、いきなり仕事が出来るわけでもありません。そうやってメリット、デメリットを考えればどうやったって入れるという結論にもならないし、解決するという結論にもなりません。
ならば優先順位を付けて一つ一つこなす。リソースが取られて生産量が減ってしまった物は待つ!これしかありません。
もっとも、まだそんな段階ではどう考えてもありません。これを今言っている人は積極財政やMMTに対してネガキャンしたいだけの人です。ただし、いつまでもこの状態ではありません。積極財政を行わず、生産力を強化出来なければやがて、待つどころか何も作れない国に落ちぶれてしまいます。なので…
積極財政への転換を!
以上になります。最後まで読んで頂きありがとうございます😊
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