〜金は天下の回り物〜　あなた資産は誰かの負債です。

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お金を使ったら自分の財布からお金は消えますが、誰かの財布には必ず入ります。当たり前ですね（笑）つまり、誰かの資産は誰かの負債になります。今、財布に入ってる私の千円はどこかの誰かが負債として抱えた千円になります。

つまり、自分のところからお金が消えたとしても必ず誰かの手元に渡るので、誰がどんだけモノやサービスを消費したところで、世の中ののお金の総量は…

変わりません！

金は天下の回り物とはよく言ったものです^_^

ですが、この世にはお金を消す方法が２つだけあります。1つ目が…

燃やしたり、バラバラに砕いたりして壊す！

間違いなく世の中から消えます。硬貨なら鋳潰すとか…(日本の硬貨を鋳潰す等、変形させる行為は犯罪になるので絶対にやってはいけません！どうしても要らないという方は私に下さい（笑）)紙幣を燃やす人はまずいないので、このパターンで減ることはほぼ無いでしょう（笑）実はもう１つのパターンが重要です。それが…

借金を返済すると消えます！

えっ？どういうこと？ってなると思いますが、簡単に説明します。ここで定義する世の中は我々が必要と思ったら比較的すぐに手に入るところにある状態とします。

分かりやすくするた目に世の中に一切、お金が出回っていない状態を考えます。そこであなたは銀行から何かを買うために100万円借りたとします。銀行は預金通帳に数字を書くことでお金を作れます。(信用創造)詳細は私の過去記事を参照して頂けると分かります。

これより前にも似たようなこと書いてますが、銀行と消費者金融の違いの記事の方が分かりやすいかも…

100万円借りたことで、世の中に100万円が生まれました。当然使うために借りてるのでこの100万円で何かに使います。そして100万円受け取った方が何かに使う…という感じで100万円が世の中にばら撒かれていきます。

さて、しばらくし100万円の返済時期が来ました。返済するためには世の中に散らばった100万円を回収する必要があります。回収し、銀行に返済したらどうなるでしょうか？

世の中からお金が消えました！

銀行にあるじゃないかと言われるかもしれませんが、世の中の定義を我々が必要と思ったら比較的すぐに使えるところにあるとしています。返済されたお金はすぐ使えませんし、使おうとしたら再度借りねばなりません。つまりです。これを全体に拡大すれば、我々が現金なり預金なりでお金を持ってるという事は…

誰かが返し終えてない借金がある！

という事に他なりません。例外として硬貨は借金ではなく資産として発行されているので、それを加味すれば純粋に増えている場合もあります。しかし、メインである紙幣と預金は…

借金以外で増えません！

企業を含めた民間が借金するか、政府が借金するかの2択です。ちなみにですが、企業を含めた民間が債務を増やして、世の中のお金を増やし、政府の収支が黒字化(PB黒字化)している場合はバブル状態になってる可能性があるため要注意です！

1番この国で借金をしているのが政府です。今、政府はPB黒字化目標を掲げており、政府の債務残高を圧縮しようとしています。政府は永遠に存続する前提のため借換し続ければ良いだけなのにです。

上記の説明通り、借金を返済することで世の中に出回るお金を消します。つまり政府がやろうとしてる行為は…

デフレ化で苦しんでる国民から資産を吸い取ることに他なりません！

という事が分かると思います。いかがでしょうか？金は天下の回り物ですが、回らなくする方法は借金返済であり、誰かの資産は誰かの負債というのが分かったと思います。政府や政治家にはぜひとも反緊縮に転じて頂きたいですね！

以上になります。最後まで読んで頂きありがとうございます！