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MMT 現代貨幣理論とは?その①

こんにちは!ZEKEです。前回はMMTは我々庶民が反対する必要のない理由について説明しました。今回はMMTとはなんぞや?について解説していきたいと思います。一気に書くと長いので何回かに分けて解説していきたいと思います。有料設定にしてますが、全文読めます。記事が良かったと思う方は投げ銭としてご購入頂けますと有難いです。今後の励みになります^_^

MMTは正式名をModern Monetary Theoryと言い、現代の貨幣の仕組みについて解き明かした物となっています。なので、現実に起きている事実をベースに理論が構築されています。そんなの当たり前でしょ?と思われてる方がいると思いますが、実は一般的な経済学では観察的な事実ではなく思想的な観念で構成されてる部分が多々あります。例えば有名な神の見えざる手があります。これは価格が高過ぎれば買われない。安過ぎれば利益が出ない…よっていずれは買う側売る側双方にメリットがあるように均衡すると言う理論ですが、現実の社会ではすでにもやしがそのようになってません。小売からの安売り圧力でもやしの生産業者は利益が出ないところまで押しやらています。反例が出ている以上、これを一般理論として呼んで良いのか、私は怪しいと思います。ちなみにより厳格な理論を求める数学、物理、化学などは反例があった段階で棄却もしくは理論の修正を求められます。

それではここからはMMTが具体的に何を解き明かしてくれたかについて説明していきます。

①自国通貨を発行してる国はインフレ率以外の予算制約は無い。

これは自国通貨で借金してる国家に破産はあり得ず、財源の心配も無いが、インフレ率が制約になると説いています。えっ?じゃあよく言う国の借金1000兆円って問題じゃないの?と言われそうですが、ハイ!極度のインフレになってないむしろデフレである以上問題ありません。どういう事かと言うといわゆる国の借金と言うのは国が民間の銀行から借用証書、いわゆる国債と引き換えに円を借りています。たまに外国から借りてる物と勘違いしている方がいますが、違います(この辺もおいおい解説していきたいと思います)日本の国債は100%円で借りてます。円を発行してる主体は政府です。正確には紙幣が日本銀行、硬貨が政府発行となってますが、今回は日本銀行も政府と同じで捉えて下さい。で、発行元に貸してるお金が返済不可能になるのか?ってことですが…わざと返さない限りそんなこと有り得ないですよね。自分で作れるわけですから(笑)よって自国通貨建で借金してる国に破産はあり得ないことが分かります。ただし、だからと言って無計画にバンバン借りてバンバン使って良いわけではなく、最初に言った通り制限を受けるのはインフレ率になります。もし国民の供給能力を大きく超えるような業務を政府が発注したら極端な品薄状態や人手不足になるなどして物価がドーンと上がり極端なインフレになります。こうなってしまうと国家として悪影響が出てしまうので、インフレ率が制限となります。逆に言えば政府はそう言ったインフレにならなければ国の借金などど言うのは気にせず、やるべき事、やった方が良い事はドンドンやって良い事になります。

感の良い方はこの段階で色んな疑問を感じていると思いますが、今回は一旦ここまでとします。最後まで読んだいただきありがとうございます^_^

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