ファミコン風グラフィックを作る その1

unityでファミコンっぽいものを作るという方向性が決まり、プログラミングの勉強と並行して素材を作っていくことにしました。


「最初はテンション上がるもの作りたいよね!」ということでまずは主要キャラグラフィックを作っていきます。


ファミコンのグラフィック関連の仕様について。

・スプライトは全52色から3色+透過色のパレットを四本選択し、8×8ドットにつき1パレットのみ使用可能
・背景は全52色から3色+背景色のパレットを四本選択し、16×16ドットにつき1パレットのみ使用可能
・解像度は256×224(16:9にするには398:224)
・スプライトは一画面に8×8ドットのタイルを64枚まで表示可能(16×16ドットのキャラは16枚)で、水平線上は8枚まで表示可(16×16ドットのスプライトキャラを5体重ねるとチラつく)
・ファミコンのグラフィックはバンクという格納庫に8×8のタイルとしてスプライト256枚、BG256枚毎に格納されていて、初期はこのバンクが1つしかなくゲームの全てグラフィックをこの容量でやりくりしなければならなかった
・バンクの数が増え、切り替えられるようになっても一括でしか出来なかったため、シーン毎に使える絵が限定されていた
・その後、バンク内を区画毎に切り替える技術が現れ多彩なグラフィック表現が可能になった(最大同時使用数は256枚という点は変わらず)

(多分こんな解釈であってるはず)

基本仕様としてはこんな感じのようです。バンクとスプライトの点滅の仕様が厄介ですが、まずは置いておくことにします。

これらの情報を踏まえてファミコンドット絵をまとめたサイトで色々見てみたところ、自分の目指したいものは「黒で縁取りした16×16ドットのキャラ」であることがわかりました。

「ここまで分かればあとは描くしかあるまい」と、ドット絵作成ツールを調べ、出てきた「edge」というソフトをインストール。最初に描いてみたのがコチラ。

ナイト過程1

とりあえず1パレットで「ナイト」を描いてみました。(背景透過忘れてた)

人間キャラのバランスとしては色々見てみて一番良いと思ったFF3を参考にしています。というか最初なのでほぼ模写から入ってます。

しかし、「こうやってみるとなんかイマイチかっこ良くないな…」と思ったのでイケメン化を謀ります。そして手を加えたのがコチラ。

ナイト過程2

「やっぱ何がイマイチかって髪型だよなぁ」と思ったので髪をツンツンにして、前髪に一部黒縁を入れました。中々いい感じ。

これを更に手を加えたのが現行のコチラ。

ナイト過程3

腕を伸ばして、肩幅を小さくしました。うーん良いんじゃないかな。


ということでまずはこのキャラについてアニメを作ってくことにしました。これがまた困難な道になってゆくとはつゆ知らず…

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