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オンライン北米珠算地域大会、初開催!

オンラインクラスを開講して1年を超えました。(2020年3月から)オンラインクラスの質、カリキュラムはだいぶ仕上がってきました。まだまだ改善の余地はありますが、目指す方向は定まってきました。徐々に対面クラスに比重は増やしていますが、コロナ終息の有無に関わらず今後も必要に応じてオンラインクラスを継続して活用していく予定です。

子供たちの日々の練習のモチベーションをアップするためには「目標」は絶対に必要です。検定試験は練習してきた自分の成果を確かめる機会、それは勿論の事、他の北米珠算塾の生徒さん達と交流をする機会を作る事は最重要課題です。

オンラインクラスでは「クラスのお友達と一緒に切磋琢磨する」という意識付けがとても難しい。教室に直接通えば、隣に座って練習するお友達もいるし、お喋りもできるし。。。さあ教室に行こうか、となる事もあります。

オンラインクラスは生徒さん自身の自宅から参加、どう楽しんでもらうか、モチベーションを保ち続けてもらうかのハードルが更に高くなります。

本来は2020年にポートランドにて対面での初めての地域大会が催される予定でしたがコロナ渦により開催を断念。各教室でオンラインでの珠算指導と並行してオンラインでの大会開催をずっと模索しておりました。

2021年5月遂に、初オンライン開催にて地域大会を実施しました!始める前まではドキドキしましたが、オンライン開催ならではの緊張感も含めとても有意義な大会になりました。シアトル、ポートランド、カルガリーの3校で開催、合計100名の参加者で非常に有意義なものとなりました。我が教室は・・・シアトル、ポートランドの強豪相手に厳しい戦いでしたが、種目別でトロフィーを獲得するなど各生徒たちはよく頑張りました!

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さて、北米珠算連盟では大きく分けて地域大会と全米大会があります。両大会の趣旨は少し違います。全米大会は学年毎のチャンピオンを決める大会、地域大会は交流会(学年別ではなく級別に争う等、なるべく多くの生徒さんを参加してもらう事を目的とし、そろばんの大会を体験、経験してもらうことを主な目的としてます)と捉えて頂けると良いと思います。

オンライン大会VS対面の大会の主な違い

ー 生徒たちは旅費がかからず、移動せずにご自宅で参加可能

日本のそろばん教室と違いオンライン大会となると各所属の教室に行くわけではなく、各生徒さんのご自宅からの参加となります。北米は特に地理的に移動距離が長く1つの場所に集まりにくいのもあり、オンラインであれば参加し易いですね。

ー フラッシュ暗算は競技種目から除外

フラッシュ暗算は生徒さんにとても人気が高い種目ではありますがWifi環境でだいぶ有利不利が出やすい種目になる事で今回は種目から除外しました。

ー 低学年の生徒さんは大会時間が余分に必要

オンラインクラスと同じように、指導、指示が画面上でしかできない事もあ競技開始まで時間がかかる生徒さんがいるので高学年のグループよりも余裕を持った時間設定が必要です。

ー 大会に参加しているという独特の緊張感のある雰囲気づくりが難しい

会場参加者全員と一堂に集まる大会と違い、オンライン大会は参加している雰囲気作り、緊張感を作り出すことが大事です。各生徒さんのご自宅となると雑音も入る事もあるでしょうし、大会運営側も、「部屋は静かな場所で、雑音が入らない部屋」「Wifiの電波が良いところ」等、大会前に参加者自身が大会に参加する雰囲気を作り出すことも必要です。

ー アプリ等、答え入力の際にデバイスが2つ必要

1つはZoom等で映し出す画面を大会運営側に見せるため、もう一つは解答入力のために必要。デバイスが古すぎたり、スペックが低い場合は反応速度やWifi等の関係で不利になる可能性もあります。


運営面でも、トロフィーやメダルを大会前に前もって作成するのか、結果によっては各地域に送付しなければならないし、と運営側にも考えなければならない点もありました。その場でトロフィーを🏆 手渡してあげられないという点は仕方ないかな、と思いつつ、優勝者は画面で画面をアップにして全員に優勝者の顔が見れるようにできるなどオンラインならではの良さ、恥ずかしさ?もあったようです。

まだまだ終わりの見えないコロナとの闘いですが、そろばん教室も工夫を凝らしながら生徒さんたちのモチベーションを上げる努力も欠かさず引き続き努力していきます!


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