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発声障害を治す~その6~

ブローイングでストローをぶくぶくする時にも後頭部やうなじを意識してそこで音を鳴らすイメージを持ってやっています。鼻のつけ根辺りに響かせるのも、普段は意識しないポイントなので声のバランスを整えるのにいいかもしれません。

チューブ発声は太めのストローから始めるのがいいとの事だったので、タピオカ用の物を100均で購入してそれを使っています。この時にも後ろに飛ばすイメージは持っていて、喉仏が上がってしまわないように意識もしています。

首や肩の柔軟性はすこしづつ増してきていて、肩甲骨の痛みはかなり軽減され、首を横に倒した時のハリ感もほぼなくなってきました。普段猫背で肩が前に入るので、それも気が付いた時に直して胸を少し張るようにしています。

骨盤の後傾はまだまだ強くあって太ももの裏の硬さやふくらはぎからアキレス腱もカチカチなのでこちらはもっと長期的に見ていく必要性がありそうです。焦ってガンガンやりすぎると怪我するくらいには硬いのでゆっくりほぐしていく事を頭にしっかり入れてストレッチを継続していきます。

発声障害で声が出にくいとか声を出すのが疲れるとかありますが、そんな中でも声が出しやすい時と出しにくい時があります。どういう時に出しやすいかとか出しにくいかとかを考えると、唾を飲み込む時とかに引っかかる感じというか違和感がある時に出しにくくなっている気がします。飲み込む時に使う筋肉は発声する時には使わない部分が多いと思うのですが、その部分の筋肉が硬くなっていたり、疲労していたりすると何か影響が出るのかもしれません。ここはもっと慎重に観察する必要がありそうです。

あと、最近始めたストレッチで胸骨を広げる事を目的にしたものがあります。両手を脇のすぐ下に当てて胸骨を横から軽く押さえます。その状態でフーッと息を吐いて吐いて吐ききって肺を空っぽにします。すると体は勝手に息を吸い込むので、その時に押さえている部分を膨らませるように意識します。限界まで吸って胸骨を大きく広げます。吸い切ったらゆっくりと吐いて通常の呼吸を何回かして、また吐ききってを5回繰り返します。これをやると胸を内側から緩める事が出来るのでいいストレッチになりますし、何より呼吸がしやすくなって大きく息が吸えるようになります。リラックスして息の出し入れが出来るので、力んでしまう発声にもいい影響があると思います。

人と話す時に声が出ないんじゃないかとか聞き返されたら嫌だなとか考える癖がついていると、第一声目が出にくくなったりします。ここはメンタル的な部分なのですが、声がちゃんと出るという自信があれば解決する問題でもあると思います。練習不足や稽古不足で試合や本番を迎えると緊張しすぎてしまう経験があります。これは失敗したらどうしようと考えてしまうからです。でも、これ以上ないくらい準備できたと思って臨めた時は緊張よりも楽しさをしっかり感じます。

メンタルが弱いとか強くなりたいとかを思う事はあると思いますが、積み重ねてきた努力で自信が持てるとするならば、取り組んでいる発声練習はかならず自信を与えてくれる物になると思っています。何年もかけて作ってきた発声の癖を数日で取るのは無理な話で、早くても数ヶ月はかかると思います。でも、まだまだ続いていく人生です。今、発声のリハビリをやって声に自信が持てるようになれば、人生は大きく変わると思います。

頑張っていくぞ!

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