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ワールドトリガー 6 (ジャンプコミックス)

ネイバーVSボーダー。
いつか来るとは思っていたけど、予想以上に早い大激突がはじまった。

まんま異星人の侵略がはじまって、前巻までのランクバトル(昇格戦)が早くも遠い彼方になりそうな予感(笑)

しかも、非人型だったネイバーから、人に近い形のネイバーが登場。
物量戦ではなく、より高度な戦略の戦いにステージがうつっていく。

戦いで重要なのは、相手の情報をいかに多く握っているか、ということ。
人型ネイバーという(首脳陣はある程度想定していた?)未知の存在が出てきた時点で、情報戦で遅れをとるボーダー。

戦力をどこに集中するか。
目的をどこに設定するか
優先順位をだれが決めるのか

刻々と変わる状況の中、平穏時には内輪もめ(?)をしていたボーダーが戦時モードとなり、次々とボーダーのエースクラスが登場する。

未知のネイバーへのトライアルアタック→データ収集→対策指示

組織力とチーム戦で被害を食い止めようとするボーダー。
だが、人に近い形から、さらに人型が出現。
ボーダーが分散を余儀なくされるなか、ユーマたちもそれぞれの役割を担うことに。
そんなボーダーを見据える、ネイバーの侵略目的は「ヒナ」!

なかなかスカッとしない展開ばかりの今巻。
そのなかでも熱いのはオサムの戦いのところか。

なかなか防御ばかりで攻撃の糸口が見えないオサムに突きつけられた「根本的な勘違い」

「行動するには、まずイメージが必要。やりたいイメージがあって、身体がそれを追う」
「まずはちゃんとイメージしろ。そしてそれをどうやったら実現できるか考えろ。訓練はそのためにある」

まさに修行論(苦笑)
でも、身につまされる思いだわ(汗)

このあと、オサムが脳裏に描き、具現化したその動きは、ユーマの必殺の一撃だった。
それは、オサムのユーマへの憧れを意味していただろうし、それをちゃんと認めているからこその選択。

ちゃんと体験する(その場にいる)こと、経験を積むことの重要性を改めて知る。
そして、イメージすることで、自分の思いをちゃんと認めること。
素直になることの大切さよなー



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