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フォトグラファーとしての、自己紹介・お仕事について

はじめまして、飯塚麻美といいます。

神奈川県生まれ、東京ぐらし、ときどき陸前高田です。
2019年の春に大学を卒業し、そのままフォトグラファーとして駆け出してみることにしました。テーマは旅・暮らし・ローカルで、人物撮影が好きです。
大学生の頃から岩手県陸前高田市に通いながら、おばあちゃんや漁師を撮ったりしています。
今回は、私の写真に対する考えとか気持ちを含めて、今向き合いたいテーマのこと、仕事のことを書いてみようと思います。

1.どうしてフォトグラファー?

なんでフォトグラファーとしてやっていこうと思ったのかを少し話します。もしお仕事のことに興味があって読んでくださる方は見出し1.2は飛ばしていただき、見出し3から読んでくださいね。

19歳の冬に「旅先のきれいな風景を撮る!」と意気込んで買ったのがNikonD5500という一眼レフ。旅をすることが好きで、陸前高田の人や風景を撮ったり、ひとりでにニューヨークやキューバに行ってみたり、色んな所に連れ出しました。カメラがあったから、「そこに行きたい」と思えました。そうして、いつのまにか1番に熱中できることになっていました。

そして、20歳のときに陸前高田の広田町で小さな写真展を仲間とやったことが私にとっての転機だったと思います。

陸前高田の、海と人、町と暮らしがテーマでした。
写真の中身はほんとうに見返せないレベルだけれど、いかんせん小さな町なので、思いっきり褒めてもらい承認してもらい。
「写真って楽しいな、もっと撮りたいな」と思いました。ほんとうにあのとき来てくれた人たち、一緒に企画してくれたメンバーたちに感謝。これがなければ今はない。

↑その時のポスター。
今思えば、目線の先を余白にしろよ!と本気で突っ込みたくなる(笑)この時期からおばあちゃんを撮るという方向性だったんですね。


それで、なんで仕事にするまでも?
もっとたくさん撮って知らない世界を知りたいと思ったから。
何より「挑みたい!」みたいな挑戦心もあったし、想像していて1番楽しそうで、1番想像ができない面白さがあったから。

ということで、社会的な枠組に当てはめると個人事業主とかフリーランスの部類になります。まだまだひよっこなのですが、見込みがたってる70ぐらいからのスタートではなく、0から頑張るコースでやってみています。

2.撮りたいものは?

社交的な場でも、友達でも誰からでもよく聞かれる質問です。

作家性という方向で、写真家としてどうなっていきたいのか、いつも考えています。ここの部分だけで生きていけるようになることが大方の作品出す系フォトグラファーが目指しているところだと思います。
仕事のことは見出し3に書いてあります

抽象的に説明すると、想像することがもっと素直で自由で楽しくなったらいいなって思います。


「この海の先に、何があるだろう、どんな人がいるだろう」

私が想像していて1番楽しいことのひとつです。陸前高田から見る海の何マイルも先にはアメリカの西海岸があってさ、とか。
そういう、なんか遠い場所のことを想像するのが好きなんです。そういう写真が撮りたい。

2019年になってよく考えている具体的なことは、世界中の港町/漁師町をまわって人の営みを写すこと。海とともにある景色と人の暮らし、自然と人のグラデーションの美しさにもっと深く向き合いたい。オランダとか、ポルトガルとか、大西洋のほうの漁師町に移住したいな、とかそういう馬鹿げたことも考え中。

これは、小さな漁師町である三陸の陸前高田に5年前から通っていることが全ての源流。若き頃に太平洋を縦断するような漁船に乗っていた漁師たちの話を聞いて、この港が世界につながっているというかけがえのない事実にこころを踊らせ、冒険心を掻き立てられました。

少しずつゆっくり丁寧にやっていこうと思っています。
素材が揃うころには、すてきな写真集編集者さんと出会えていますように。というか出会えてなくても自費出版します。

なんだか偉そうなこと言ってますが、ここらへんはこれからも向き合い考えて続けて、いち表現者としての写真家になりたい。

▼今まで撮った写真を「Gallery」ページに載せています。陸前高田の大好きなおばあちゃんや野菜、海の写真、友人と旅のフィルム写真です。

↑ギリシャ・サントリーニ島でのお気に入りの1枚。

3.写真の仕事は何をしているの?

ここでは、継続的にお仕事をさせていただいてる媒体・メディアなどを主に紹介していきます。

まず、お仕事としての写真を本格的にはじめたのは2019年にはいってから。現在はジャンル問わず何でも挑戦しようと、ご縁をいただけばイエスマンで撮影をしています。
フォトグラファーとしては、まだまだ駆け出しも駆け出し。まだまだいろいろな現場に出ていきたいです。

撮影の何が楽しいか、どんな想いでやっているか、を少し書こうと思うので、写真だけを見る場合はサイトに飛んで見てくださいね。

▼サイトでは「Works」ページにまとめて色々と載せています〜!


「灯台もと暮らし」編集部でのインターン・アシスタント

大学4年のころからゆるっと編集部に関わりながら主に撮影、イベント時のお手伝いなどをしています。
このメディアを知ってから、私はWEBメディアに対するイメージが変わりました。こんなに熱意をもって丁寧にコンテンツを生み出す素敵な人たちが存在していたこと、もっと早く知っていればよかった、と思うほど。
手段は写真だけれど、「より納得感のある生き方」など、もとくらの考え方や価値観に共感していてそういう仕事をしたいな、そういう風な社会をつくる一員になりたいっていつも思っています。

「ノマド的節約術」でのインタビュー撮影

↑インタビュー欄でトップにした株式会社dripのおふたり。すてきなお兄さんたち。2018年12月からほぼ毎月、もとくら編集部の小山内さんと一緒に取材をしています。インタビューの楽しいところは、話がとにかく興味深いこと。


「灯台もと暮らし」でのインタビュー撮影

最近になってちょっとずつ「灯台もと暮らし」での写真を担当させていただけるようになっています。まだ記事が公開されていないので後日追加します。

「アマノ食堂」での料理撮影

アマノフーズ様が運営するメディア「アマノ食堂」での料理とレシピの撮影。
料理撮影、スタイリングや配置を編集者さんと料理家さんと考えるのが至福の時間。“創り込む”写真の楽しさを教えてくれました。
撮っているうちに食べ物に対する愛が止まらなくなるんですよね…!そして、撮影が終わって食べる時間、幸せ!

ソーシャル・ビジネス・マガジン「alterna」インタビュー・イベント撮影

エシカル、SDGsなどの取り組みを取り上げたりとソーシャルの文脈に強いメディア「alterna」での撮影です。

年4回ほどのマガジンと、ウェブメディア上、ニュースサイトへの掲載などなど色んな媒体に写真が旅立っていくのが嬉しいです。

リノベーション物件の撮影/インタビュー(株式会社Quma様)

Webサイトリニューアルに伴ってお客様インタビューなどなど、色々と一緒にやっています。
家を買う、リノベーションするとかって私世代だと全く想像のつかない世界だったものが近づきました。古いものをただ新しくするだけじゃないのがとっても面白い。色んな人のお家にお邪魔してみて、人の暮らしの多様性を感じる日々です。

↑社員の皆様の集合写真やらプロフィール写真を撮影↓

↑はじまりはキューバをふらふら旅していたときの出会いでした


美容室/サロンさんのビューティー系撮影など(株式会社カホン様)

主にヘアサロンさんのIT・マーケティングまわりをお手伝いしている株式会社カホンさんでサロンスタッフのプロフィールや店内写真・ヘアスタイルを撮影。

8月のスタイル撮影が本格的だったので公開次第追記します。

▼サイトでは「Works」ページにその他の子ども写真やブライダルなどなど色々とまとめています。


4.写真以外にやっていること

写真を軸にしているけど、副業的に動画撮影・編集とライティングを少しやっています。
動画はサロンさんのWEBサイト・SNS用PR動画と、
またもやですが、ベルリンにいるもとくら編集部の小松崎さんとおぎゆかさんと共にYahoo!クリエイターズプログラムの動画を編集しています。

あとは、写真コミュニティ「もとくらの現像室」でコミュニティマネージャーとして盛り上げ役をやったり、学生のときは観光系の記事ライティングをやったり、今もインタビューの文字起こししたり、インタビュー記事づくりとかもやってます。

5. おわりに

これから、生活のやりくりの仕方とか表現はどんどん変わっていくだろうけど、あまり枠組みとか働き方にとらわれず、自由の中の不自由に惑わされながらも、素直にしたいことをしたい。
そうしていくことで、新しい道を切り拓いていければと思っています。



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