さみ(いいづかあさみ)

フォトグラファー。 岩手と東京を行き来する生活。今日もどこかの港で物思いにふけています。

さみ(いいづかあさみ)

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    マガジン

    • どこかへ旅したときのこと

      たまに旅にでます。

    • フォトグラファー日記

      カメラ・写真のこと、まだまだ先が長い写真家の道での話。

    • 陸前高田のいきづかい。

      2015年から通っている陸前高田(主に漁師町広田半島)での記録。 写真を交えつつ、感じたことや考えたことを綴る。

    どこかへ旅したときのこと

    たまに旅にでます。

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    大陸最西端ロカ岬と旅の終わり

    1日動き回れる日は今日でおしまい。 朝っぱらからユーラシア大陸最西端のロカ岬へ向かった。 何かの本で読んでからずっと来てみたかった場所。 なんというか、ただ海が広がる風景って 心の状態をよく写しますよね。 社会人になって初めて、1ヶ月もの間旅をしたのでなんとも感慨深い気持ちに。 珍しく出発前は色々不安で、完璧に遂行することばっかり考えたりして南京錠を買い込んだなぁ。いつかまたここに誰かと来たいなぁ。 強い風にふかれながら、水平線を眺めるだけの時間。 また旅にでれるよう

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    都市の日常と観光客のごった煮

    今日と明日で旅の動ける日程も終わるので、計画も下調べもしていなかった観光をがんばることにした。 リスボンの街をガタンゴトンと坂道を登り降りする、レトロでかわいい1両列車のトラムを待ちながらこれを書いている。 観光客でいっぱいなのに、1両列車は20-30人でぎゅうぎゅう。始発駅には長蛇の列。 これはリスボンではお決まりなのかもしれないが、私はさっきまで有名なトラムの路線すら知らなかった。 せっかくだから、という理由で列に混じった。 スマホ見ながら待ってる人よりも今か今かと

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    デンマークの港まわりで見つけたものたち

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    必ずまた来ることになるだろうな、ポルトガル。

    ポルトガルには、必ずまた来るだろうなと直感的に思う。 この世界観が好きだ。 明確に言葉にはできないが、なんか、もっとここに居てみたいと思うのだ。そういう場所ってあるだろう。 お魚天国でご飯が美味しいのもありがたい。 今度は友達をつくりに来たいし、いわゆるWorkaway(住居と食料の代わりに作業の手伝いをするシステム)をしながら滞在制作をしてみたいなと思う。 実質9日間ぐらいの滞在では物足りなすぎる。 ポルトガル中が賑わうというイワシの季節にまちを歩いてみたいし、リスボ

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    旅立った100冊以上の「報せ」はどんな本と隣り合っているだろう

    3月末に手元に届いた300冊の自費出版写真集「報せ」。 クラウドファンディング・展示会場・書店・BASEのネットショップ販売を経て100冊以上が旅立っていきました。 正確な数を把握できてないのですが気づけば新しい在庫のダンボールをあけていて、毎回「おお、次のダンボールか」と姿勢を正される。 いま「報せ」は持ち主のもとで、どんな本棚の、どんな本と隣り合っているんだろう。 「大事にします」と言ってくれた人たちの顔、ことばを思い返すと、ものづくりをして誰かとつながれることの喜

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    あと少しで写真集が手元に!クラファン今週スタート予定です。

    無事に入稿を終え、今週末、ついについに、ついに写真集「報せ」300冊(!)が手元に届きます。 そして、3月26日(審査中なので状況に応じて変わるかもですが)クラファンをスタートします! 昨年の秋ごろから撮ってきたものを写真集としてまとめるための動きをしてきたけど、なかなか進まずやっと今、写真集が形として世の中に誕生する瞬間を迎えています。感涙。 ドキドキすぎる〜。楽しみすぎる〜。 そういえば、『過去の自分を認めないと写真集が編めなくてしんどい。』 という題のnoteが下書

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    陸前高田を拠点にフォトグラフしたい。

    これまでずっと頑なに「陸前高田に仕事はない」と思っていました。 特に、写真の仕事は。 陸前高田に住みたいなあと思っても、「無理」だねえ、と。 しかも、フォトグラファーって現場にいないとはじまらない。執筆とかデザイン、エンジニアリングみたいに「PCひとつで!」とはいかないから、どうしても拠点を東京から動かすのが難しい。そして、あっっとうてきに、写真の仕事は東京に多い!!!!! でも、東京暮らしに行き詰まり感がある、嫌というより暮らすなら地方のほうがいいなという気持ち。 ずっ

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    Hasselblad 500c/m と私の8ヶ月

    はじめてフィルムカメラを手にしたのは丁度1年前ぐらい。 おじいちゃんから譲ってもらったCONTAXtvsだ。 それから半年後、泣きの2回払いで購入したのがHasselblad 500c/mという中判フィルムカメラ。 8ヶ月間、いいパートナーになってくれている。 中判フィルムカメラの中でもHasselbladはプラナーの80mmレンズを付けているぶんには首にさげて持ち歩いていてもそこまでの存在感がなくて、丁度いい。それに、価格としてもそこまで値が張りすぎてはいない。 だ

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    陸前高田のいきづかい。

    2015年から通っている陸前高田(主に漁師町広田半島)での記録。 写真を交えつつ、感じたことや考えたことを綴る。

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    あたらしい道ができていくこの街を走りながら思うこと

    陸前高田では、日々新しい道が開通している。 “あたらしいまち”を震災に強いまちになるようにと、ここ数年ずっと工事に次ぐ工事で、東京でいえば新宿とか渋谷並みに、このまちの工事は終わらない。 つい先日も、市街地から車で30分ほどの距離にある私の家付近(まあ田舎)で、新しい道が開通した。 杉林の山を切り拓いた、とても作為的で、計画的な道。 まっすぐで新しい線はその無機質さが都市的できれい。この田舎町に異質なものを生み出しているかんじも、興味深い。市街地へ早く行けて、快適で便利。

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    おばあちゃんの「おはなし」の時間

    黒崎のほうにね、開墾さ、しにいったのよ。 私が通う陸前高田市広田町に「黒崎」という地域がある。 半島の先っちょで、町で一番大きなお祭りが開かれる神社があって、温泉がある。もちろん人も住んでいる場所だ。 そこをシゲ子ばあちゃんはずっと昔に、開墾しにいったという。 ふむ、開墾? 手をつけていない山や野原を、耕して人が住めるようにしたり、畑にしたり…すること…。 誰かが、その昔に家を建てた。その隣にも家が建った。畑では牛を飼った。そういうことの連鎖で、この場所が人の住む場所に

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    陸前高田、あるハレの日のこと。

    いちばん小さなともだち、4歳おめでと。

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    CONTAXをはじめて陸前高田に連れ出した。/カメラ日記

    年が明けて、コンタックスと友達になってから数ヶ月。 一緒にヨーロッパを旅したり、いつもカバンにいれて連れ出していたら、だいぶ手馴染みもよくなってきたよ。 どっちが良いとか、あっちが悪いとか、なんでもいいからちょっと見てくれよ。

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