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11/16 金曜日 はれ

最近になって生まれた考えなのだけど、人はどこかのタイミングで過去を置いていくのかもしれない。

私はどちらかといえば過去に囚われて進んでいくタイプなんだけど、最近 昔の事が全て他人事。夢の中での出来事 はたまた 前世での記憶みたいに感じる様になった。
今じゃ数ヶ月前の 縁側でタバコを吸っていた自分も別の人間みたいに思う。あの時間 好きだったのに
音楽で揺れていた自分も お酒で泥酔していた自分も 外国で探していた自分も 全て別の人間。
寂しさにつぶされそうになって 不安定極まりなかった自分も別の人間。

産む準備をする経過は、淀みをフィルターで濾しているみたい。複雑な感情を抱えて 闘って 探していた 走っていた時期を 振り払い 別の生き物になる為に なにかを削ぎ取っている柔らかな修行の様だ。


近頃眠りが浅いからか、夢ばかり見る。1晩3〜4本立て。昔の人ばかり出てくる。クラスメイト、同僚、友人、ご近所、すれ違った誰それ。
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過去がちぎれ始めているから そんなにもマジマジと夢見せられるとすごく疲れる。現実とのギャップへの違和感と、よくわからない安心感。


切り離せるわけないんだよ という事実と、あと少しで自分が全くの別物になる 期待と不安
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変換期なんだろうと思う。
人はポンと変わる、緩やかに ポンと