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『中小企業が、大手企業(=高スペック男子)に勝つために必要なこととは?』採用でモテるためには何で勝負するか?どこで勝負するか?を決めないとダメなのでは?

中小企業で人材を採用をすることが日に日に難しくなってきています。
それはなぜか?
その理由をひとつずつ見ていきます。

採用市場において、そもそも労働人口が減っている本当の意味を理解していない

働く人が減っている
労働人口が減少し、働ける人が減ってきています。すると、人材確保が難しくなり、今後も加速していくことでしょう。

引用:ロボット導入.com
参考:「人口推計 / 長期時系列データ 長期時系列データ」総務省
参考:『日本の地域別将来推計人口(平成30(2018)年推計)』国立社会保障・人口問題研究所

どんどん人が減っていく未来が差し迫っている中、採用に本気で取り組むことが何より重要です。
また、その中で数ある企業の中で自社を選んでもらえるために何が必要なのか?を考える必要があります。
言い換えると、男性として自分を選んでもらえるためにどこでどう勝負するか?を考えなくてはなりません。

採用するためのコストが上がっていることを理解していない

人が減り、人材確保に各社躍起します。すると、様々な採用手法にお金を使うことになります。他社に負けない年収を提示すると、採用コストが上がってしまうでしょう。

2014年~2018年の採用コストの平均推移と、有効求人倍率を示しています。

引用:採用コストの平均相場や推移は?気になる数字を徹底解説!

人が減っていくと、採用するための費用・コストは高くなってきます。
うちに来てよ!とオファーする年収を他社よりも上げる企業も増えてきます。
また年収以外でも魅力的なオファーを出す企業も増えてきます。
そんな中で自社を選んでもらえるためには何をするのか?を考えなくてはなりません。

採用の競争力が低いことを受け入れ、戦い方を考えていない

大手の採用状況と中小企業の採用状況
大手の方が確保できる採用人数が多い分、採用される人数も多いです。
そのため、採用コストが下がります。

一方、中小企業は確保できる採用人数が少ないため、大手ほど採用できる人数が少ないです。
大手は通年通して募集しているため、募集ノウハウが溜まりますが、中小企業は採用したいタイミングで募集するのでノウハウが溜まりません。
よって、中小企業は一時的な採用のためのコストが高いと言えます。
当たり前ではありますが、若い方を中心に大手企業を目指している人が多いです。
中心には、新卒や就活中の学生など、なんとなく大手が良いという理由で該当します。
また、大手は知名度が高く発信力もあるので、CMなどの販促に強いですが、中小企業は知名度が低く発信もしていないため弱いと言えます。

中小企業と大手企業の有効求人倍率の違い

引用:「第38回 ワークス大卒求人倍率調査(2022年卒)|リクルートワークス研究所」

自社が勝てる領域(フィールド)=市場=場所で勝つ。
大手がやれないこと、大手がいないところで勝つ。

戦略的に考えて採用活動をすることが今後益々求められてきます。
自分が勝てる市場を探し、自分が勝てる方法を見つける。
これが非常に重要になってきます。

採用にかけられるコストが少ない/採用に必要な適正な費用を知らない

採用コスト
安く採用したいという誤った考えです。
人手不足のため大手はお金をかけて採用していますが、一定のお金をかけないと採用できません。
しかし、中小企業は「コストをかけず、安い金額で良い人材が欲しい」と思っています。
お金をかけている大手より工夫することや、ニッチを意識して勝負するなどの発想が必要です。

現状の中小企業は工夫や勝負をせずに、「安く採用したい」と考えがちです。

「中途採用における採用コストの平均相場」

引用:採用コストの平均、新卒・中途一人当たりの単価は?8つの費用削減例
引用:採用コストの平均、新卒・中途一人当たりの単価は?8つの費用削減例

採用するためのコストは上がっているのに、採用コストを減らしたいという逆向

引用:採用コストの平均、新卒・中途一人当たりの単価は?8つの費用削減例

年収(給料)、福利厚生、休日休暇....etc
大手企業が強いところで勝負して勝てますか?
大手企業が弱いところで勝負する。
これが非常に重要になってきます。

専門人材がいない

人事がいない
各部署がある大手では採用・教育・労務・人事と組織の中で分業している為、専門性が高いです。しかし、中小企業は代表もしくは総務や経理が兼任していることが多いので、人事業務に特化しているケースは少ないです。
専門性が高く採用のことを日々考えている大手と、兼任で対応している中小企業では、どちらが強いかは明白です。

採用に関する誤った知識

採用に必要な知識を持っていない(魚、池、仕掛け)
先に述べたように、大手は専任の人事がいるので、戦略的に採用を考えられます。中小企業は場当たり的で「安く採用したい」という気持ちが強く、周りが見えていなかったり、専任人材がいないため提案されても判断基準がありません。「なんとなく良さそう」という感覚で採用を行っているケースが多いです。

・過去の成功体験を引っ張り、時代の変化に追いつけていない

・大手に勝つための戦略がない

「一昔前は、求人広告を出したら求職者が集まったから今回の採用も同様に行おう」という成功体験を引っ張り続けていると採用はうまくいきません。また、「自社はすごい」という気持ちを持つことは重要ですが、求職者は他の企業も見ているのにも関わらず企業の良さを分かっていないことが多いです。よって、変化ができない企業はうまくいかないと言えるでしょう。

まとめ

中小企業は努力や工夫がないと採用ができません。
大手は採用に対して努力をしていますが、苦戦しています。
一方、中小企業は努力をしないで採用をしたいと考えていますが、それは不可能です。
採用のための努力・人が集まってくる努力・人が辞めない努力をしなければ、今後の採用はもっと難しくなります。
採用をきっかけにより良い会社づくりが必要です。

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