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ダイレクトリクルーティングの運用について(Greenの活用ランキング5位になった要因とは?)|「最小の工数で最大の効果」を得るための方法を公開。

前回「採用×運用」の記事を書きました。
基礎中の基礎ですが、すごく大切なことだと思っています。


運用ポリシー|「最小の工数で最大の効果を」

この中でご紹介した私の「運用ポリシー」がこれでした。

運用ポリシー
「最小の工数で最大の効果を」
『最大』の効果を出すために、『最小』の工数だけをかける。

そのために必要なポイントはこちらです。

「最小の工数で最大の効果を」得るためのポイント
①自分ではなく自分以外の者に仕事をしてもらうことを意識する
②同じ作業を二度としない

【大公開】「活用度ランキング」5位になった運用方法|Green

今回はGreenの運用について書いていきます。
Greenでしかできないことも多少ありますが、どの媒体でも使えることも書いているのでご参考にしてください。

-Step1/「企業詳細」「求人詳細」「PR」「インタビュー」を書く。

書ける項目がたくさんあり、文字制限の上限も多いので書けるだけ書き、写真も忘れずに添付。

-参考までに項目についてはこんなことを書いています。

「企業詳細について」
・企業概要
・経営理念
・MVV
・事業概要
・製品、サービス概要
・実績
・社員の入社理由
・風土、社風….etc

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「求人詳細について」
・業務内容 
・詳細(他部署との連携)
・部署のビジョンと現状の課題(=採用背景)
・ミッション=期待していること/役割
・組織構成(男女、年齢構成、役割)
・魅力(=提供できること)
・働き方(平均残業時間/勤務体系/リモートの有無など)
・年収
・必須要件/歓迎要件….etc

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ちなみに、「PR編集」「インタビュー編集」は書いていません…
近々書こうと思います。。。

-ポイントと意識していること
・全ての項目の文字数は600-1000文字程度書く

・箇条書きで書く(*過去数百人の転職者の方に「箇条書き」か「文章」とどっちがよいか?をお聞きした結果「箇条書き」に落ち着きました)

・定性情報だけではなく定量情報も書く

・自分本意ではなく相手(求職者目線)で書く

・写真(画像)については社員が写っている写真とサービス、製品画像など多様なものをチョイス。

・写真はハイライト入れたりカラー調整をして明るく見栄え良くしています。*Macだと標準されている機能を使ってますし、スマホだと「Lightroom」というアプリを重宝してます。

・Greenの担当者に効果的な運用をされている企業名を教えていただいたりして、特定の企業をベンチマークすることもしました。
*「社名」もしくは「職種名」と『Green』で検索するといろいろ出てきますので、それを見て参考にしたりします。
*他社が出している年収や応募条件を見たいのですが、非公開になっているので…他社が訴求しているポイントなどを見て、参考にしています。

-Step1のまとめ
「最小の工数で最大の効果を」得るためのポイント①「自分ではなく自分以外の者に仕事をしてもらうことを意識する」とは、求人票やスカウト文面に自分が伝えたいことを伝えてもらうということだと思っています。
自分が話したい内容を企業詳細ページと求人詳細ページが代わりに求職者に対し話してくれるという感覚を持って作成しています。
なので書けるだけ書きます。オープンにしても良い情報は全てオープンにしています。
これをやっておくと、面談や面接で自社について、ポジションについてのお話をほぼしなくて良くなります。
これはトータルでの採用工数を削減していることにつながり、結果的にかなりラクになります。

-Step2/求職者検索をする!

ポジションごとに設定を行い、保存しておきます。

-ポイントと意識していること
・「年齢/年収/レイヤー(メンバー/リーダー)/経験年数….etc」などバランスを見ながら1つのポジションでも複数に分ける。

・現場のメンバーと一緒に設定する。
*これは現場との目線合わせのためにもかなり効果的で、所要時間も10分くらいでできますし、リモートで画面共有しながらでもできます。

・「検索条件に紐付ける求人」は必ず選択する。

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-Step2のまとめ
荒すぎず、細かすぎずで設定をすることがポイントです。
運用を継続ていくと、どれくらいの年齢の求職者からの応募が多いのか、どれくらいの年収の求職者からの応募が多いのかなど傾向が見えてきます。
傾向が見えてくれば、その傾向ごと(=グルーピング)に求人票とスカウト文面を作成します。
もちろん、面談や面接などでどんな理由で応募しようと思ったのか?訴求していたどんな部分に興味をお持ちいただいたのか?をヒアリングして、多い理由を求人票やスカウト文面に記載しておきます。
すると、そのグルーピングごとの返信率などの効果は自ずと高まります。

あとは、現場のメンバーとの目線合わせのために共同作業することもポイントです。
目線合わせ目的でよく一緒にやっていますし、短い時間なので現場としても協力するハードルが低くなり、協力していただきやすい。
また大幅な目線がずれがなくなるので、よくある「なぜこの方を現場に書類選考依頼してきたの?人事ちゃんと見てるの?」というものがなくなります。

-Step3/「気になる」を押す!

Step2で保存した条件の対象者に「気になる」を送信します。

-ポイントと意識していること
・これは一括してやってます。

・毎日運用することを意識しています。1ポジションにつき、1分ずつくらいで終わります。

・Step2の求職者検索の条件を変えた場合も必ずやっています。
*気になるの返信率は0.2-0.8%くらいですが、気になる経由で内定出ていることもあり、毎日やっています。

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-Step3のまとめ
「ここはもうとにかく、「気になる」をする」これだけです。
毎日やるというのがポイントです。

-Step4/求職者からの「気になる」に対して、「会いたい」送信を徹底!

-ポイントと意識していること
・ユーザーからの「気になる」へは2時間以内に必ず「会いたい」対応をしてます。
*Greenの場合「会いたい用テンプレート」を設定できるので、設定しておきましょう。

・「会いたい用テンプレート」で意識していることはスカウト文面の内容を主に入れています。
*ただ、この「会いたい用テンプレート」は1つしか作成ができません。
ですので、営業、エンジニア、管理と職種ごとに作成することができない仕様になっています。
そのため、どの職種にも使えるstep1で作成した「企業詳細」をまとめたものをベースに、営業、エンジニア、管理ごとに伝えたい内容をまとめて書いておき、応募職種ごとにその他の情報を消してお送りしています。
*詳しくはこちら。フォーマットを公開しています。

・ミスマッチの場合にも、テンプレを使用。
*簡素なものではなく、丁寧な文面で作成しています。

-Step4のまとめ
「会いたい」に対しての返信率は50%を超えるため、なる早で対応するようにしています。
これは求人閲覧から直接応募していただいた求職者への対応も同様で可能な限り早めに対応します。

-Step5/スカウト配信をする!

Step2で保存した条件から、スカウトを送っていきます。

-ポイントと意識していること
・優先順位をつける
*Greenの仕様上「アプローチ状況」が見えます。
これを使って配信する優先順位をつけています。
===============================
「貴社からのアプローチ」
・まだ気になるしていないーここはStep3で既に対応している前提なので使いません。
・気になる送信済み
 ∟未読ー③
 ∟既読ー②
・まだスカウトしていない
・スカウト送信済み
 ∟未読ー⑤スカウトを過去お送りしている方へ2通目の配信をする場合ですが、やれていません…。過去何度もチャレンジしましたが、あまり効果がないと思っています。
 ∟既読ー④スカウトを過去お送りしている方へ2通目の配信をする場合ですが、やれていません…。過去何度もチャレンジしましたが、あまり効果がないと思っています。
「求職者からのアプローチ」
・あしあと(貴社の求人を閲覧している)ー①
・気になる受信済みーここはStep4で既に対応している前提なので省略します。
===============================

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-ポイントと意識していることの続き
・選定してフィットしない場合はメモ欄に「×」と記載しておきますと、2回見なくて済むので必ず記載しています。

・スカウト文面は基本的にフォーマットを使っていますが、「なぜあなたにお送りしているのか?」に関しては記載しています。
*上で述べた「エンジニア採用で効果的なスカウト文面を公開!」などのセミナーでご紹介されているように、徹底したカスタマイズはやっていません。
ただし、「スカウト希望条件」の部分は詳細に書いていますが、実はテンプレを用意しています。
スカウト希望条件で記載されている内容はそこまでバラエティに富んでいることはなく、以前の方と一緒だなとか似ているなというものが多いです。
私は「パレット」と呼んでいるのですが、このパレット(Googleのドキュメント)に過去記載されていた内容をまとめて、それに対してお送りした内容をまとめています。
結果、パレットにある内容をコピペしてお送りしています。

・署名(辞書)登録も徹底。
*例①「スカウト希望条件」の中で希望年収を記載されている場合
「どうとう」と打つと、「同等以上でのオファー予定でございます。」と署名登録されているので瞬時に変換されて出てきます。
*例②自社の技術スタックと親和性がある場合
「ぎじゅつ」と打つと、「ご経験を拝見し、技術スタックに親和性を感じたため」と瞬時に変換されます。

*その他一例ですが、こんな感じで署名登録しています。
・「じょうりゅう」→システム開発における上流から下流工程までの一連の工程経験をお持ちであるため
・「すかうと」→【スカウト希望条件より、当社で提供できること】
・「とうしゃ」→当社で現在注力しているシステムが○○関連のため親和性が高いとお見受けしました
・「じょうき」→上記より高い技術をお持ちであり、リードエンジニアとしてご活躍いただける方とお見受けしました。


-Step5のまとめ
「最小の工数で最大の効果を」得るためのポイントの一つである「②同じ作業を二度としない」を徹底しています。
パレット、署名登録をして、可能な限り時間工数を削減する。

また掲載記事や社員のインタビュー記事などのURLも添付してお送りすることが多いです。
これは「最小の工数で最大の効果を」得るためのポイントの一つである「①自分ではなく自分以外の者に仕事をしてもらうことを意識する」です。
記事があなたの代わりに語ってくれます!

長々と書いてきましたが、こんな感じで運用をしています。
すると、気づいた時にはこんな感じになっていました。

Green5位


順位が上がると、求職者がGreen上で職種名などを検索した結果、上位表示されたりするなど大きなメリットがあるようです。
そのため、一定の順位を上げておくことが、「最小の工数で最大の効果を得る」ことにつながります。

最後に、4位以上の企業すごいなと感服。。。
どうやっているんでしょうね、まじですごい…。

お問い合わせはこちらまで。
yusuke.hamada@yo-asobi.com

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