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面接ではどのようなことを聞いたらいいでしょうか?これだけ!5つの質問!|採用できるくんの面接の極意

当社はこれらの内容をお聞きしています。

・転職を考えたきっかけは?
・転職で重視しているポイント(=企業選びの軸)は?
・どのようなキャリア、人材像になりたいと思っているか?
・当社に興味を持った理由は?
・これまでの経験の中で、どのように貢献できそうだと考えているか?

10年間の採用コンサルティングをする中で、この5つの質問だけに集約されました。

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*イラスト=みみくも(@works_mimikumo)

面接・採用で必要になる3つの重要ポイント

面接ひいては採用で大変重要なことがあります。
以下の3つです。

・相手が求めていることをしっかりと聞き、相手を知ること
・自社が求職者に対して提供できるメリットがあるかどうかを判断すること
・自社が求めている人材要件と合致しているかを判断すること

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営業もマーケティングも経営も同じだと思っています。

営業なら、顧客が抱えている課題やニーズをヒアリングしてから自社の商品やサービスを提案すると思います。

マーケティングなら、自社の商品やサービスを買ってもらいたいユーザーが何を求めていて、どのような課題を抱えていて解決したいと思っているか?を考えて広告や施策を考えると思います。

経営なら、顧客が抱えている課題やニーズを踏まえて商品やサービスを作り、いかに自社の商品やサービスが魅力的であるかをPRしたり営業したりすると思います。

共通することは「まず相手を知ること」です。

面接、採用でも全く同じ作業が必要です。

◎求職者は転職で何を求めているのか?
◎求職者は自社に対して何を求め、何を期待しているのか?

これらをまず把握すること、知ることが非常に大切です。

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これらを踏まえて、冒頭の質問を見てみます。

求職者の期待値を知るための質問

この二つを知るための質問が以下になります。

◎求職者は転職で何を求めているのか?
◎求職者は自社に対して何を求め、何を期待しているのか?
・転職を考えたきっかけは?
・転職で重視しているポイント(=企業選びの軸)は?
・将来的にどのようなキャリア、人材像になりたいと思っているか?
・当社に興味を持った理由は?

①転職を考えたきっかけは?

相手が転職をしたいと思った動機や背景を知ることです。
転職活動はかなりの時間と労力がかかります。
そんな時間と労力をかけてでも現職を退職して、転職をしようと思った強い動機を知ることが重要です。

②転職で重視しているポイント(=企業選びの軸)は?

次に、相手が転職をする上で重要視しているポイントを把握します。
どんなことをやりたいのか、どんなことをやりたくないのか、どんな軸で転職先を探しているのか?
業務内容なのか?業界なのか?働き方なのか?お金なのか?
求職者それぞれで重視するポイントは違いますので、その求職者の価値観を知るためにこの質問は非常に重要です。

③将来的にどのようなキャリア、人材像になりたいと思っているか?

今回の転職をその求職者はどのような立ち位置で考えているのかを知るために重要な質問です。
また目指すゴールを知ることで、その求職者がどんな人生設計、仕事観を持っているのかを把握できます。

④当社に興味を持った理由は?

転職をしたいという強い動機・背景があり、転職を通じて何を実現したいのか、転職で重視するポイントをどう考えており、それらは将来的になりたいビジョンやキャリア・人材像から逆算してどのような立ち位置の転職なのかが把握できました。
その中で、なぜ当社に興味を持ったのか、志望したのかをお聞きします。
少なくとも前述の3つを踏まえて、貴社が魅力的であると感じたため応募をしてこられています。
その理由をお聞きする質問がこちらになります。

「当社への志望動機は?」と聞くのはナンセンス?

ここであるのが、「当社への志望動機は?」と聞かない理由について触れたいと思います。
それは数ある企業の中で、貴社に対してだけ強い興味がある状態というのはほぼありません。なんとなく魅力的そうである、なんとなく転職で自分の期待することが叶いそうであるくらいの感覚が大半です。

大手企業であれば、「ここの会社にしかない技術がある」「この分野の第一人者である」などの理由から、その会社でないといけない理由がありますが、こういうケースは非常に稀だと認識してください。
そんな中、「当社への志望動機は?」とお聞きしても、明快な回答はほぼ出てきません。一言で言うと「どこの会社にも当てはまりそうな当たり障りのない一般的な回答」です。

そのため、「当社への志望動機は?」よりも「当社に興味を持った理由は?」とお聞きすることで、当社に対するイメージや求職者が自社に対して関心を示しているポイントを知ることができるので、その求職者を知るための貴重な情報になります。

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自社が求職者に対して提供できるメリットがあるかどうかを判断する

これら4つの質問で、求職者の仕事観や今回の転職で実現したいゴール・目的、自社に対して期待することが把握できました。

次に重要なのが、求職者が求めていることに対して自社で提供できることはあるのか?提供できないことは何か?ということです。

相手が求めているものに対して、自社で提供できなければ、仮に採用ができたとしても、また転職をしてしまうリスクがあります。
これでは採用をする意味がありません。
そのため、期待することと提供できることとの齟齬がないかどうかを見極める必要があります。

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⑤これまでの経験の中で、自社でどのような貢献できそうだと考えているか?

最後に以下の質問によって、自社が求めている人材要件と合致しているかを判断します。
では、自社が求めている人材要件とは?なんでしょうか?

採用したい人物=スキル×マインド×カルチャーフィット

自社が求めているスキルがあるか?マインドを持っているか?カルチャーフィットしそうか?をこの質問によって引き出し、採用することがいいのか、採用すべきではないのかを判断します。

ここで重要なのはどのような人材像を求めているのかを明示しておくことが必要です。

それは求人票や面接の中で会社のこと、事業のこと、業務内容や任せたい役割、ミッションなどを伝えた上で、上記の質問をすることが重要です。
なぜならば、今度は逆転して考えてみてください。

求職者は貴社が求めていることをしっかりと把握した上で、自分が活かせる経験やスキルを伝えないと、面接に合格しないと思っているからです。
そのために必要な情報はあらかじめ公開しておく必要があります。

求人票をしっかりと書く、相手が知りたい情報を伝えるこの二つがあってはじめて、その求職者を採用すべきかどうかを判断できるのです。

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