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金の使いどころ変えると多少人生も変わる

私は、中学生前後、かなり重度の二次元オタクでした。

それはもう、”腐女子”と呼ばれる界隈まで進出するほど。

そこまでハマっていたのに、どうして今オタクを卒業出来たのか、そして一般的なオタクのイメージと決別することが出来たのか話そうと思います。


簡単に言うと、グッズ等に充てるお金がもったいないと思うようになったからです。

私は日常で起きることの大半に対して、損得勘定で動いています。そんな私は、ある時から疑問に思うようになりました。「オタクをしていることで私に何のメリットがある?」「腐女子だと言ったら普通の人は引くだろう」「男性にモテないどころか、女性の友達すら理解してもらえる人じゃないと付き合っていけないじゃん」・・・


そして遂に、「周りに驚かれる趣味を追い続けるよりも、自分に投資した方が人生楽しく暮らせるんじゃないか?」と言う結論に辿り着いたために、スパッと辞めました。もちろん今でも、当時好きだったキャラクターは大好きだし、アニメも漫画もあれば見ます。ただ、そこにお金は使わなくなっただけ。だから新しいアニメとかにはとても疎いです。でも誰かが観てたら一緒に観たい。きっと心は卒業出来なかったんでしょう、好きだから。


よく考えなくても、「私、二次元オタクです」と言われるよりも、「私、美容オタクなんです」と言われた方が『女子!!!』ってなるじゃないですか。その存在になりたかったんですよ。でも一番は、幸せになりたいから。

オタクやってる時は、グッズ代などにお金を割いていたために、服・化粧品・髪などその他諸々の女子力向上運動をするお金は当然ありませんでした。

しかし中学生でギャルに憧れを抱き、だんだんメイクにも気を遣うようになりました。それがきっかけになり、「自己投資は裏切らない、最高の投資だ!」と言う考えになっていきます。そして大学生になる頃には、髪もさらさら暗髪ロング、男ウケしそうな清楚系または赤文字系の洋服を着るようになると、周囲(特に男性)からの態度が変わりました。そんな気がするだけ?(笑)

そりゃあもちろん好きなアニメについて語るのも楽しかったけれど、お互いの恋愛事情を話したり、おすすめのデパコスを聞いたりする方が、なんだかキラキラ輝いている気がして私は好き。

そしてこのキラキラを纏うと、不思議なことにまた人々が寄ってくる。

その人たち全員がキラキラしているかと言うと、はたまた不思議なことに、同じキラキラじゃなくても何か輝きを放っているのです。何故でしょうか。

オタクと言う肩書きしかなかったあの頃には考えられない、素敵な仲間が周りにはいて、「やっぱり自分に投資して正解だったなぁ」としみじみ思います。男性に可愛いと褒められたり、好かれたりするたびに、「お金の使い方で一番賢いのは自分のために使うことだなぁ」と。でも、二次オタである(あった?)ことは、逆に共感を呼ぶことも多いので、二次元を毛嫌いしている人以外には今も話したりしています。 

あ、勿論好きだけでお金をつぎ込める人は、私には無いモノを持っていてすごいなぁと思います。リアリストな私より、良い意味で自分勝手な楽しい人生を送れそうなので!効率を追い求めると淡白になっちゃうし…。


こんな風に、大多数が好感を抱く趣味を持ち、そこにお金を使うと、少しだけ、人生が変わることもあります。

特に私がおすすめしたい使い道は、”自分”です。

それは私のように美容やファッションでも、資格等の勉強でも、芸術鑑賞やスポーツ観戦でも、自分の人生に何かプラスになることなら何でも良いと思っています。知見を深める事で、また新たにお金を費やそうと思える何かに出会えるはず。


「時は金なり」

お金の使いどころに着目してお話ししてきましたが、時間もお金と同じく大事だと考えています。長くなるので、そのお話はまた次の機会に。

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