わたしが社会人野球を取材する理由
都市対抗野球大会の取材に今年も参戦する。
なぜ私が、都市対抗の取材に行くのか。
まず、都市対抗野球や社会人野球を好きになったきっかけから。
2013年大学生の頃、東京ドームでバイトしてた時、
7月には都市対抗野球があるってそこで初めて知った。
7月の暑い中、東京ドームで野球がお手頃価格で見られるなんて、最高じゃないか!(しかも応援席で入れば無料に)
記念すべき第1回目の都市対抗のバイトは沖縄電力側の企業応援だった。
ぼんやりと試合を見ているうちに、
「目の前で行われているコレは、プロ野球とどう違うんだ」と考えるようになった。
それまで、アマチュア野球と言ったら高校野球や大学野球ばかり見ていたもので、野球と言ったら「プロと学生」しか知らなかった私にとっては、
目の前のプロと言っても遜色ない人たちが繰り広げる試合がとても刺激的だった。
「この人たち、もうプロだよね?!」本当にそう思った。
飛んでくるファールボールも、打球のスピードがとても早い。
ひ!!怖っ!!!
ここまでくる?!ってくらい飛んでくる。
まるでプロ野球選手のようだった。
守備も安定感があって安心して見ていられる。(高校野球を見ているとどうしてもエラーしないか心配して見ていたので)
投手も安定感があって安心して見ていられる。(高校野球を見ていると四死球など多いので)
まるで、プロ。
この言葉、何回言うんだって本当に思いますよね。
でも本当に「何回もそう思った」のです。
この人たちとプロ選手の違いがわからなかった。(技術面で)
今でもわかりませんが。
ちょっと前に、社会人野球のトップレベルの選手にインタビューをした。
その人も言わずもがな、3,4年前はプロ注目の選手の選手だった。
ープロになれる人はどういう人ですか?
「タイミングですね。あとは、運。」
【タイミング】、【運】
そのような不確定要素満載の言葉で言い表していいのか?私はそう思った。
がしかし、それ以外の表現方法が見つからない。
タイミングさえよければプロ入りできた選手は社会人野球にはたくさんいるし、そのタイミングを掴める人は【運】という目ではまったく見えないものが味方したからかもしれない。
でも私は、レベルの高い社会人野球選手とプロ野球選手の違いを、
「タイミング」や「運」といった不確定要素満載な言葉で片付けられなかった。
だからこそ、私は社会人野球、都市対抗野球の取材をするのかもしれない。
そこにはきっと明確な、自分でも納得するような「違い」があるはず。
そういえば、
社会人野球を見に行くようになって今年で7年が経ち、
多くの選手たちが私よりはるかに年下になってきている。
昨年の日本選手権でとあるチームの監督さんに取材で
「社会人野球の見どころ」を聞いた際、
「大人のおじさんたちが本気になって野球をやってるところ」
と言われた。
私は心の中で「ほとんど私よりも年下なんだよな」と何回も唱えた。
なのでここではこう翻訳をしたい、
「社会人野球は大人たちが本気で野球をやっているところ!」
おわり。
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