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お店を移る、という事⑤

こんにちは、斎藤です🌿
とっても寒い週末を乗り越え、ポカポカ陽気ですね。
ちょっともう初夏感も出てきましたが、まだもう少しポカポカ陽気を楽しませて欲しい…
そんなのほほんとした私ですが、今回は私にとってとっても辛かった時にも触れていきます。
辛いこともあったけれど、いい事ももちろんありました。
なにより確実に私の人生が変わった場所なので、書き綴っていきます。

理想と現実のギャップ

夜景の見えるレストランバーを退職し、アーティスティックなレストランの中にあるバーで働き始めた私。
そこで私は理想と現実のギャップにぶつかります。
私が魅せられたバーテンダーは同い年で、働いてる歴に数年の差はあれど圧倒的な実力を持っていました。
大会で優勝もしたし、フレアも完璧、クラシックの技術も高く、さらにはミクソロジストとしての実力もある。
要は仕事人としてパーフェクトな人でした。
その後彼は、世界的にも有名なバーテンダーとして旅立っていきました。

その一方で私はまだ全然美味しいと思えるようなカクテルを作れず、なんならシェイクすらまともに自分の形を構築出来ていませんでした。

最初は悔しくて、認めたくなくて、反発しまくっていました。
無理して見栄を張って強がって。
でもそれで実力が上がるわけでもなく。
それどころか周りとの歩幅合わせにも影響してしまい…お店での立場も悪くなっていくし、お金も無くなっていくし、その派生でプライベートまでギスギスに。
もうどん底。
バーテンダーを始めて初の挫折を味わいました。
もう辞めようかな、とすら考える程に。

でも辞める前に…1度素直にちゃんと向き合おうと思い、それだけ反発して迷惑をかけた人にきちんと向き合ってみました。
そうしたら、相手は意外と嫌ってはおらず(生意気だとは思っていたみたいですが笑)、むしろ色々と丁寧に練習方法や私がぶつかってるポイントについて教えてくれました。
本当に感謝しています。
たぶん、これを読んでいることはないと思いますが笑、あの時教えてもらった手首のストレッチ方法は今でもやってます。教えてくれてありがとう。

ではなぜ、素直になれたのか

それは【あえて思いっきり人前で失敗したから】です。
現状の自分を知りたくて、1度、ほとんど相談せずに人前で発表する場に立ちました。
カクテルの大会です。
その大会は書類を出すと人前に立つチャンスをもらえる大会でした。
八戸と遠方ではありましたが、絶対いい経験になる!と信じてエントリー。
エントリーする事を話したら「もう少し前に相談してくれたら良かったのに」と言ってくれたのですが、「1度、自分の現状を知りたい。」と話すと…「思いっきり負けておいで。」と。笑
その言葉通り、思いっきり負けてきました。笑笑
本当にもう、何から話していいか分からないくらい色々ひどかった!!!笑笑笑

でもそのおかげで、「あ、やっぱりまだこんなもんなんだな!」という事を再確認。
現状を知ることが出来たからこそ、反発してる場合じゃないなぁと思い、素直に教えを乞う事が出来ました。
そして他のバーテンダーの先輩方にも素直に教えて欲しいとお願いし、素直に教わった通りに実行していきました。
それが後に色んなことに影響しています。
あの時、失敗してよかったです。
人生がガラリと変わりました。

と、今回はここまで。
なんせもう1400文字近くになってしまいました💦
このお店に所属していたのは1年半程度だったはずなのですが…得られたものが多すぎて、1回ではとてもじゃありませんが書ききれません。
3回くらいになったりして…笑

ではまた次回〜。

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