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#熱ドラ 何故SB陣営は日本一級の指名が出来たのか

(✿✪‿✪。)ノコンチャ♡

いやーやっぱnoteのギャラリー機能はいいっすね。今回のこれなんかサポーターのお三方がすぐにイメージできますし、私には絵心などありませんから。 chiyoizmo さん、素敵な画像をお借りします!

さてさて仮想ドラフトの #熱ドラ にチームを組んで参加しましたのでその報告なんかをしてみようと思います。

わりと指名まとめはこの界隈では食傷気味ですが、運営からするとどんな投稿も嬉しい事が #VD4B で分かっていますし、雑誌関係者や選手ご本人が見ていたりするという事が分かってきましたのでね。

オーディエンスを仮想ドラフト観覧者と思わずに述べていこうと思います。

主に準備におけるチームビルディングの話と、指名の意図の二つに分けます。どちらかお好きな方、超超超お暇なら両方読んで頂けたら嬉しいです。

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チームビルディング

元々仲良くして頂いているKyoheiさんが初心者向けの制度を組み込んだ仮想を主宰されるとの事で、どこかで参加しようかという話になり、常になり手が不足している巨人かソフトバンクでという事でソフトバンクになりました。

私自身ソフトバンクのファームついては何度か生で観た程度ですから、数字だけでは判断できない部分も考える際に、これは是非SBファンとチームを組もうと思いサポーターを募集し以下のお三方が参加してくださいました。

だけんさん (工藤公康ファン)
kさん (仮想でSB経験有)
ペンソルさん (SBファン兼仮想経験)

また、今回は初心者向け制度として「見学枠」という、チーム内のやり取りをオブザーブできる制度があり、SB陣営には5名希望者がいらっしゃったので私を入れると全九名のチーム。

私としては仮想でチームを作るのは二回目ですし、サポーターも比較的気心が知れた方々だったので前回と同じ様にやっていけば形になるかな?なんて思っていたのですが、中々そうも行かず (この考察は後半で)

■計画

まず、全体の工程としては以下のような形を採りました。

①指名目標を決める
②12球団の戦力を分析する
③ソフトバンクの現状を掘り下げる
④ドラフト候補性をリストアップ
⑤担当するカテゴリを決める
⑥全球団の指名を予想する
⑦12球団模擬ドラフトを行う

私としては何事も「リハーサルをしない準備は準備に非ず」と思っているので、工程としてのスタートとゴールを設定しながらも、各フェーズではクロスレビューやトライ&エラーなど、小さめのPDCAは入れていこうと思っていました。

具体的には、

・指名目標は最初の会議で大まかに、デプスが出来上がった後で明確に、模擬ドラフトが終わった後で詳細に、と三回かけて100%に

・戦力分析はデプスチャート化する人、補強ポイントを予想する人、模擬ドラフトを担当する人を別々にしてクロスレビューを行う

といった具合にです。

では、ぞれぞれ一つずつ簡単に報告していきます。

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①指名目標を決める

結論から言うと「2021年の完全優勝と日本シリーズ制覇する為のドラフトを遂行する」という事になりました。同時に「その為の鉄砲玉の補充だけでなく逸材も逃さない」という二点が大まかな目標に決まりました。

ここでの意図は、単に年齢とポジションで分布したデプスの穴を埋めるドラフトあれば誰がやってもいい味気ないものになってしまう為、仮想参加者の熱を込める、そのために最も重要な工程だと考えます。

近年投手陣の自転車操業化が激しいこのチームにとって、良質な投手陣が多く眠る今年のドラフトは鉄砲玉 (良い意味で言ってますよ!) を補充するまたとない機会のため、このようなコンセプトを設けました。

ですので例えば、参加者によってはここは「今年は野手のコア候補を獲得しておく」とすれば、同じデプスでも今回の私たちとは全く別の指名結果にすることも出来るわけです。

その意味でもまず指名目標をおおむね定める事は、楽しさを維持する意味でも大切かなと思っています。

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②12球団の戦力を分析する

所謂デプスを手分けして12球団分作成します。ここではだけんさんが手配したテンプレートを基に、なんと見学者にも手伝って頂けました!いしゆーさんしのさん、ありがとうございました!!

年齢、ポジション、左右を世代で三分割する形です。イメージ的には以下を12球団分用意しました。

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③ソフトバンクの現状を掘り下げる

MLBファンがヤンキースを知っているように、NPBファンならソフトバンクの一軍事情は何となく分かりますから、ここで掘り下げるべきはファームの選手としました。

ソフトバンクは三軍がありますが成績は取り出し困難なので二軍のみ、要は今二軍に居る選手を把握する事で、彼らとドラフト候補者を比べてどのカテゴリが足りていないか見てみようという意図です。

これは私が担当した野手の表ですが、このように特徴が直感的にわかる数値をピックアップして並べて比較する作業になります。

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投手でも同じような成績を出し、この結果以下のカテゴリが補強ポイントと判明しました。

・リリーフに回しても見劣りしない即戦力投手(複数枚)
・今宮の後継者かつ川瀬を下から突き上げるSS (原則高卒)
・エース候補となる高卒投手
・打撃型大卒捕手 (できれば左)
・サードをこなし現有するプロスペクトと差別化できる強打者

捕手に関しては九鬼や海野のイメージがあるので不要と考える方も多いでしょうが、三軍まであるこのチームにおいて谷川原が捕手専属でなく、高谷が高齢と考えると今や薄いポイントだと判明したのです。

こういった気づきは成績を出してみないと分からない事であり、実に有意義な作業だったと考えています。

④ドラフト候補性をリストアップ

これは私が主催したイベントで用いたリスト(200人以上掲載)を活用したので割愛します。

ポイントとしては、内野や外野の中で細かい区分けはあえてせず、後述する担当者にその判断をお任せするのが良いかなと思っています。

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⑤担当するカテゴリを決める

③によってソフトバンクがどこを補強すべきか明らかになったので、④を使って指名カテゴリの各スカウトを決定します。

今回は希望を尊重して以下のようになりました。

20代投手・・・kさん
SS、育成指名全般・・・ARA
サード、捕手・・・だけんさん
高卒投手・・・ペンソルさん

⑥全球団の指名を予想する

②の分析結果によって各球団の補強ポイントが明らかになり、④によってドラフト候補が把握できたので、補強ポイントとトレンドの二つを軸にし、指名を予想します。

画像は初期バージョンです。この後模擬ドラフトを経て改変していきます。

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⑦12球団模擬ドラフトを行う

要するに陣営内での仮想ドラフトのドラフトをやってみて、本当に指名予想が正しいか確認する作業です。

②、⑤、⑥で球団を分析する担当者を別々にするとより客観性が出てくると思います。

チェックポイントとしては、概ね以下の通りです。

・ありえない順位にありえない補強ポイントを置いて無いか→六位に即戦力先発左腕がいる等
・ソフトバンクのリストアップの数は妥当か→欲しい順位の前にリストアップした選手が枯渇しないように

今回は客観性を持たせるために模擬ドラフトを二度回し都度担当も変更しました。

これを経て、ソフトバンクも含めた各球団の補強ポイントを改定の上で確定させます。(画像はサンプル)

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■所感

準備としては完璧でしたし、その精度にもかなり満足しています。

例えば各球団の指名予想については、事前の予想が83%も当たっており、予めそれを加味したソフトバンクの指名戦略を立てることが出来ました。

ので、本番では一切慌てる事はなく、プラン通り100%の指名を行うことが出来ました。

一方で陣営内のコミュニケーションがどうだったかと言えば、決して明るくお互いにコミュニケーションが取れたわけではなく、担当としての各パートの進捗確認は困難を極めました。

私なりにその理由を振り返ったのですが、概ね以下が要因かなと思っております。

・私のチームビルディングの悪さ
・ニーズと準備作業のミスマッチ
・見学者枠の存在

・私のチームビルディングの悪さ

これはどうしようもないですね。猛省し、仕事などの社会経験を通じて精進してまいります。

・ニーズと準備作業のミスマッチ

実は気づいていたのですが、サポーターや見学者のニーズは、ドラフト候補者の評価を知りたい、あるいは議論したいというものであり、事前準備における作業の大半がそれとは違い、参加時のイメージとは違っていた、つまり本当にしたかったことではなくろうと感じています。

ただ、ドラフト候補者に限りませんが、選手の評価、というのは多角性と多様性が必要であり、誰かの評価が誰かの評価を上書きするような状態になってはいけないと思うのです。

別の言葉で言うと、仮想ドラフトが正にそうした多様性を助けるべきイベントであり、選手を評価し応援し指名させて頂く事こそ醍醐味であるため、知識の量に関係なく評価は自分自身ですべきだと強く思っているのです。

よって今回も担当カテゴリの選手に関して、別の誰かがその評価を疑ったりする事なく、担当したカテゴリの推しを推せる状態を作り、私からもレビューをする事はしませんでした。また、今後もこれが正しいスタンスだと思っています。

・見学者枠の存在

参加者の中に見学者が入った事により、サポーターはそれより上位の存在であり手慣れてなければいけない、あるいは見学者をオーディエンスとして見た場合にダラダラしたやり取りは見せらない、等サポーターに多少のプレッシャーがかかったものと推測しています。

実際「各作業が完了したら教えてください→完了したよ」という流れさえ、殆どまともに発生せずこちらから確認をする日々が続きました。勿論私の不徳の致すところも大きいですが、気心が知れている方々だったのもあり、双方向なコミュニケーションがほとんど取れなかったのはショックが大きかったです。

DMの仕様上オーブザーバーのような形で見学者とサポーターを分ける事ができませんが、次回この見学者枠システムがある仮想では別のシステムも用いるなど色々と注意しないといけないなと感じました。

あくまでも感想であり、システム自体の批判、サポーターや見学者の批判ではありません。

ただ、上記を度外視しても作業の量が多く細かったのは事実ですから、スラムダンクでいったら皆さん毎日こんな様子だったんだろうなというのは毎日感じていました。

皆様、心よりお疲れ様でございました。また、助けていただきありがとうございました!

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指名の意図

はい、長ーい長-いチームビルディング編が終了しました。上を読んだ方は全世界で三人くらいだと思いますので、遠慮なくここからお読みくださいまし!

まず、当日の指名一覧は以下です。

今回は前述の「2021年の完全優勝と日本シリーズ制覇する為のドラフトを遂行する」が大目標でしたので、投手重視でいくという点においても成功、野手についても現有戦力と差別化出来競争相手にもなる選手を獲得できたので成功、また各サポーターが担当した選手はほぼ指名することが出来これも成功と三重マルの指名が出来ました (そんな言葉あるの?)

このパートでは支配下指名選手を中心に、スカウトコメを引用しながら補足していければと思います!

■早川 隆久 (投手)

担当 : kさん

投球部分に関しては担当の通りですが、加えるならば彼のインタビューから読み取れる知識の深さ、また貪欲さには目を見張るものがあります。

ただ左で150計測するから、六大学だから、などという分かりやすいスペックを抜きにしても、彼の技術やメカニクスに対する前向きな姿勢は、プロ入り後の成長を大いに感じさせるものであり、将来は日本球界を代表するものであると考えます。文句なしに競合レベルのナンバーワン投手です。

という事で投球集でなく、あえて彼のインテリジェンスが感じ取れるこれを抜粋します。

■大道 温貴 (投手)

担当 : kさん

最近ハイライトされる事が増えた投手ですね。私も全国大会で何度も拝見しましたが、そのフォームの再現性の高さは惚れ惚れするものがありました。

投げているボールにも品があり、高低のコントロールも抜群で、いわゆるピッチトンネルを通すような投球が可能。左右の細かい出し入れはやや苦手そうなので、その再現性を武器に高火力系のリリーフとして変貌しそうな投手です。

■高橋 宏斗 (投手)

担当 : ペンソルさん

はじめに断っておくと、今回のルールでは指名禁止リストなるものが運営によって用意されており、一條力真などは不可でしたが彼はそこに無く指名可能でした。

勿論彼が進学を前提に考えている事は存じているものの確定ではないと本人がコメントしたり、例えば去年も森敬斗はそのような雰囲気だったのが一転して志望届を出すに至ったり、今年も高校的に微妙そうな土田がプロ明言したり、さらにはSBは進学を匂わせた早実野村を志望届を提出させたうえで三位で指名するなど寝業も決めてますから、陣営内では三位に残ってたら彼に行く、と決めておりました。

なら一位でいきなさいよって声も聞こえてきそうですが、本番ではそうなる可能性はあるものの、私達の目標はあくまで2021年の完全制覇でしたから、何があっても上二枚は20代の投手と決めていたのです。

また投球の方も、相対的な評価としては高いものの、神宮大会で見せた姿は決して語られてるような完成度ではありませんでした。今年の残りでどのような姿を見せるかによって評価に幅が残る選手なので、そうした面でも三位という位置づけに違和感は持っておりません。

今後の代替大会や交流戦での活躍でプロ入りを表明するか注目したいです。

■津田 啓史 (遊撃手)

担当 : ARA

今回SSを選定にするにあたり、今宮の下積みが2年であった事を踏まえ、そのくらいのスピードで一軍に来ることが出来る選手を、と考えてリストアップしました。

彼に関しても進学のうわさが絶えませんから、評価以上に動画などの情報が不足しているものの、彼に関してはボーイズや一年の時から何度も観ており、今年のSSの中ではトップクラスの評価を与えるべきだと確信しています。

TOP3と大きく書きましたが、今宮牧原の次を担う想定の川瀬が左打ちである事を考えると、右打ちSSでのポテンシャルは大卒まで入れても彼が一番では無いかと考えています。社卒も名手が左打ちに寄ってますし、ライバルは相羽くらいかなと。

打撃も全体的なアプローチは淡白さが残りますが、長打を叩くパワーだけでなく、強豪相手でもプラン無しにただ振っただけでもに空振りでなくファールになるというのがとても多く、コンタクト能力自体はかなり高いとみています。

■平山 快 (三塁手)

担当 : だけんさん

現職サード且つ即戦力サードという、今年だけでなく前後数年でも稀有な存在で、一切の無駄がないバットの軌道は見ていて気持ちがいいです。また、試合の中で徐々に調子を上げるタイプで、試合終盤での殊勲打というのが非常に多い好打者。分析能力に長けているのでしょう。

守備はプロのサードしてみても俊敏性があり、現にオープン戦ではショートを守る事もしばしば。仮にプロで外野属性をつけることが出来れば相当使い勝手のいいスラッガーになり、どのチームにもフィットしえる存在だと考えます。

SBという視点で見ると、松田の後継者がまだ若い選手が多く、一方で候補も多いことから、松田の穴をそれなりに埋めつつ、現状のサード候補のプロスペクトが出て来ても腐らせる事の無い器用な選手が良いという事になり、その意味で平山を指名出来たのは非常に大きかったと考えます。

■立松 由宇(捕手)

担当 : だけんさん

だけんさんは当初別の捕手を推薦していましたが、時が経つにつれて彼の虜になっていく姿は今思い出しても面白かったです。今回のベストスカウティング賞でしょう👑👑👑

今年のドラフトは去年と打って変わり捕手が不作なのですが、立松は打は勿論のこと、捕手としてのレベルも水準にあり、特にスローイング周りの安定感とブロッキングは隠れた強みです。キャッチングは彼の言う通り、今の段階で問題にするべきものではなく、今後さらに成長が期待できる部分と考えます。

■伊藤 優輔 (投手)

担当 : kさん

本来は立松までで支配下指名を終えるつもりでしたが、まだ彼が残っており育成指名が出来ない社会人の為、2021年の完全制覇という目標に立ち返り急遽指名へ。

彼の持ち球は150前後のストレート、スラッターと言えるカットに、それとの差別化にも偽装にも使える小さめのスライダーと、今のトレンドを完全に網羅しています。

ストレートの質がホップ気質でないので、リリーフで奪三振で支配するというよりは先発やロングでゴロの山を築くという方が活路を見出せるかもしません。いずれにしても即戦力に間違いはなく、本番ではこの順位では残っていないでしょう。

■まとめ

はい、という事で長い長い指名選手の紹介が終了しましたー!いかがだったでしょうか?

バランスとしては支配下だけで投手4、野手4とバランス良く目標も達成できましたし、育成では更に投手を8つも補充することが出来、無事日本一級の指名で終えることが出来たので大大大満足です!

今ドラフトのトレンドの一つが即戦力級の投手になるのは間違いないですから、野手が高齢化しているとはいえ若手野手も多く抱えるSBとしては、良質な投手を抑えつつ若手と共存可能な野手を獲得するのが一つのモデルになると思っており、当陣営はそれを100%達成できたと考えております。

本当はもう少し育成でも野手が指名できると良かったのですが、ルールを勘違いしており投手のみで上限に達してしまいました。。。

SBや巨人のような球団を担当する時の醍醐味は、二軍三軍まで意識した育成選手の指名かなと思っており、また機会があればその辺の質も上げていきたいなと思っております。

ここまでお読みいただきありがとうございました。また主催のKyoheiさん、陣営の皆さん、本当にお世話になりました。

これに懲りず、また機会がよろしくお願いいたします。

ARA



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