見出し画像

Bellator 295 堀口恭司さんベラトールフライ級初戦にGP決勝ミックス対ストッツ 見所と与太話

ベラトールハワイ大会。我らが堀口恭司さんの登場です。

ブレイズデル・センターと言えばスーパーブロウルの佐藤ルミナ対イーブスエドワーズにて、どさくさに紛れた頭突きからのバックチョークを見事に極めて、気持ち良くなった佐藤ルミナさんが放った名言「THIS IS SHOOTO」誕生の会場であります。そのほかにも五味対BJがあったりと歴史的な会場であります。確か、五味対BJの後に記事か直接かはわからないのですが、格闘技雑誌で高島学さんが「五味は柔術やれ!」とお節介ではあるが至極真っ当なことを書いてしまって、見事に取材拒否されたような気がします。五味隆典さんは五味隆典さんだし、高島学さんは高島学さんで何よりだけれど、それが20年経った今も変わってねえのは素敵なことだと思います。何やってんだよ。学習しろよ。まあそれはそれとして。

ベラトールは日本人選手が登場のタイミングというよりも堀口恭司さん登場のタイミングで注目される大会です。今大会も堀口恭司対レイボーグがあるからこその注目であります。堀口対ペティス、堀口ミックスのタイミングで注目されただろうし、そこでU-NEXTの会員も増えるのだろうし、今回もまた会員が増えるだろうと思います。その意味では格闘技のコンテンツをいくつか抱えているU-NEXTのサブスクは格闘技ファンからすると強いなとは思います。UFCもあるのでこれに入っておけば感があるのは正直なところです。

堀口恭司さんが日本総合格闘技史上最良の選手であることは誰も異論がないところだと思います。堀口さんよりも記憶に残る選手だったり、物語を含めた背景で凄みを魅せてくれる選手はいたとしても(受取る側が選手にどこまで感情移入できているかも大きいですが…)、堀口さんほど格闘技術の完成度で高みにいて、実績を残している選手は日本に存在しません。桜庭和志も五味隆典も青木真也も朝倉未来も格闘技者としては到底及ばないところにいます。格闘技者としては頭一つ抜けた存在であり、今も現役選手として歩みを止めない「生きる伝説」の言葉がそっくりそのまましっくりくる選手であります。取り組みも含め、堀口さんと同レベルで世界クラスの闘いを出来ている選手はおらず、今後も出てこないと思います。そんな堀口恭司さんが動いているうちに拝んでおこうと思います。

この試合を日本でじっくりと拝見させて頂く予定だったのですが、ひょんなことから急遽明日から、米国出張させてもらうことになりまして、アメリカ時間で見れそうです。ベラトールがどこまで市民権を得ているのか含めて楽しみではあって、MMAがメインの仕事ではないのですが、アメリカの格闘技ってどんな感じなのかと肌で感じてこようと思います。そもそもアメリカでの視聴環境がどうなっているのかも含めて今から調べてみます 。

フライ級 5分3R
堀口恭司vsレイ・ボーグ

ここから先は

4,590字

¥ 300

サポートありがとうございます。選手活動、表現活動の活動費用に当てさせていただきます。更なる良いもの、面白いものを創作する原資に大事に大事に感謝を込めて使わせて頂きます。