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9月20日修斗後楽園 AOKI PROJECT 「椿飛鳥対岩本健汰」発表

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AOKI PROJECT として椿飛鳥対岩本健汰を発表しました。

試合自体は少し早く決まってはいたのですが、「Road to ONE」が10月にスライドしたので修斗で行わせていただくことになりまして、関係者の方々調整が大変でお手間取らせました。毎度すみません。

闘う当人達もただ試合をするだけではなく、日程変更があったり、それなりの振る舞いやコメントを求められたりとキャリア初期の選手にとっては対応に戸惑うこともあったと思いますが、プロ格闘技の分類で試合をしていくのですから自身の厚みにして頂けたらと願います。

柔術選手がRIZINで活躍したことでファンの皆様の柔術への期待感が高まっています。柔術関係者も選手も「柔術!!!」とほのかに勘違いしている節もありますが、MMAは別モノであって、甘い世界ではないし、岩本さんの師匠筋にあたるトライフォースの早川光由先生が着衣MMA「ORG」で芹澤健市さんにノックアウト負けしたとこら辺で気がついていいと思うんですが、人は都合がよく解釈するものですね。

岩本さんはグラップリングの日本で一番の選手でして、僕も日々グラップリングを教えてもらっていて、練習相手としてもお世話になっております。岩本さんに関しては以下の記事でより理解が進むと思いますのでどうぞ。

岩本さんのMMAデビューは柔術選手のMMAでの活躍とはまったく別の文脈です。彼のMMAデビューは少なからず僕の影響があると思っています。柔術選手が好んで使う自ら下のポジションとなる「引き込み」をせず、上のポジションを選択していくMMAグラップリングに触れたことでMMAを無視できなくなってしまったのではないかと思っています。

雑な説明ではあるのですが、柔術ルールの中での勝ち負けではない格闘技としての「強さ」を求めてしまったのだと思いますし、正直な誤魔化しや嘘のない気持ちだと思います。格闘技としての強さを考えるとMMAに行き着きます。

岩本さんのMMA練習にご一緒させてもらうことがあるのですが、MMAに関してはまだまだ初級でこれからの選手ではあります。グラップリングでも日々の努力で数年で飛躍的な成長を遂げたように取り組みで形にしていけると思いますし、柔術選手として1回だけのMMA挑戦ではなくMMA選手としてのデビュー戦なので、これからを見て行って頂けたら幸いであります。

対戦相手は格闘代理戦争で青木真也推薦選手として、活躍!?してくれた椿飛鳥選手です。番組終了後も格闘技を続けています。最近は苦戦が続いてはいるけれど、またこうして一緒に仕事ができるのは嬉しいです。

この試合の企画が上がったときに頭に浮かんだのが「椿飛鳥」でした。岩本さんのグラップリングの実績から警戒されて対戦回避する選手が多かったです。その中で椿選手は受けてくれました。格闘代理戦争を通じて「仕事としての格闘技」の青木マインドが伝わっていたと思うと嬉しいので、そう思うことにします。格闘技は競技でもあるけど芸事であって仕事です。

椿選手は勝算があって受けたのだろうし、ここで最近の不振を払拭したいところででしょう。格闘技だって仕事だって最終は博打を打って生きていくのだから、男を張って生きていきましょうよ。賭けなきゃ当たりもしない。格闘技でも生きる上でも賭ける賭けないは別として賭場から降りたらダメだと思っています。

椿飛鳥負けるなよ。MMAの先輩として意地を見せろよ。応援してる。またこうして一緒に仕事できて嬉しいです。ありがとう。

無骨な格闘技を楽しみにしています。意地張れよ。

当日はK-1の裏番組的な立ち位置ではありますがABEMA放送です。格闘ドリーマーズのパトリック選手出場、2つのチャンピオンシップと盛り沢山の内容です。ABEMAリンクを貼ろうと思ったらまだ出来ていなかったので記憶にtattooでお願いします。


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