新時代は懸命に生きる時代。日々をどれだけ懸命に生きれるかが勝負だ。
5月1日です。新元号「令和」になりました。
西暦が自分の中での基準になっていたので、平成から令和になっても特に何も変わらないのが本音です。案外この感覚を持つ方は多いのではないでしょうか。
新年の抱負と同じく、新元号の抱負も意味を感じないし、抱負を語っただけで終わってしまうように思って冷笑的に見ている側面があります。抱負語るだけの人っているじゃないですか。大事なことは日々をコツコツやっていることであって、日々をコツコツやっている人間は抱負を語る前にやっているだろうと。
令和は「個人の時代」だとか、「融和の時代」だとか、いろんな人がいろんなことを発信しています。個人の時代であるし、融和の時代でもあると僕も感じています。平成だろうが令和だろうが大切なことは日々を一生懸命に生きることなのは揺るぎない事実です。
懸命に生きる時代だと思う。
これは新元号は関係なく、今まで以上に懸命に生きることが問われる時代なのだと思うのです。個人だとか会社だとか横に置いておいて、自分自身が必死に目の前にあることに、取り組んでいるかが問われる時代だと感じています。
僕はフリーランスで生きていますが、身を任せた格闘技団体は2団体が消滅しました。自分が関わった海外やプロレス団体で言えば、その数は倍以上になります。
会社に身を任せていればいい時代でなくなったのは、格闘技だけではなく、一般の会社も同じだと思っています。会社にいれば給料は上がるわけではないし、会社がなくならない保証はないのです。右肩上がりの時代ではないのだから、当たり前の話です。
気合い入れてやるヤツと適当にやるヤツの二極化
格闘技でも他の仕事でも「気合い入ってるヤツ」と「気合いが入ってないヤツ」の二極化が進んでいると感じます。僕の場合はフリーで表現者なので自分が納得するモノを作るためには妥協はしないし、夜だろうが朝だろうが関係なく働きます。
こんなことを言うとブラックだと言われてしまう時代なのかもしれないのだけれど、無茶とか無理は当たり前だし、緩いこと言ってんじゃないよと思うのです。
格闘技を例に出すと生活の優先順位の一番を格闘技や仕事にするのは僕からしたら当たり前です。35歳の同世代からすると、家族がとか色々と事情はあるのだろうけども優先順位の一番は格闘技であり、自分自身の表現活動です。だから家庭を壊したんだろうって言われるのだろうが、後悔してないし、文句あるか。
情熱の形や温度が一緒の人間と生きていくのが楽だ。
思想信念が近い人間、主義主張が近い人間、情熱の温度や形が近い人間と一緒に生きていくのが目先の利益は得ることができなくても、スムーズに進むと思っています。
35歳になって、これまでの人生を通じて一番応援されているなと感じました。
応援されている感覚よりも、仲間に囲まれている感覚と表現した方が正しいです。なぜにそうなったのかと言えば、22歳で大学を卒業して一斉にスタートした同世代。皆が一斉スタートだから、最初は集団になっているのだけれども、35歳前後で、いい意味でも悪い意味でも差がつき始めます。
気がついたら周りには必死に生きているメンヘラおじさん、メンヘラおばさんが集うし、業種は違えど、お互いに刺激を与えあえるような仲間ができていました。みんな懸命に生きているけれど、その副作用として、悩み苦しんでいます。35歳のおじさん同士の深夜のラインはこの世の地獄だぞ。
なんでもいいから旗を立てろ
ただ勘違いしてはいけないのです。仲間や友達は作るものではなく、できるものです。ここを勘違いするので、薄っぺらい友達や仲間が増えて疲弊するのだと思っています。その意味では友達はいらないと今も思っています。
人とお話をしてもらうためには「何か自分が誇れるもの」がないと話にならないと思っています。よく言われる話をしたいですって言葉。何かのスペシャリストであれば、他業種のスペシャリストとも話すことができます。ただ何者でもないのであれば、話しても気圧されておしまいです。
まずは自分のやっていることを徹底的に追求しろ。
僕は様々なことをやってバランスよくやっているような印象があるのか、小手先で上手にやっていると勘違いされている部分があります。それはそれで戦略通りな部分もあるし、いいのだけれども芯の部分をよく見たらどうなのだろうか。
この映像の中で北岡悟さんが真芯をついた言葉を発しているのですが、「取り組みが本物で真剣」との言葉です。結局は格闘技に必死に取り組んで、その部分の高さがあるからこそ、横移動して他のジャンルでも仕事ができるのであって、格闘技の高さが無くして、上手にやろうとしても上手くはいかないと思います。
まずは自分が必死でやることで、高さを積み上げよう。
僕もまだまだ高さを積み上げています。
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