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格闘技で代表作を作る大切さ。代表作ができたら簡単よ。

先週末に地方遠征に行ってきました。
伊予西条、広島と回ってきまして、東京って負荷の強い地域だなと再確認するとともに、さっさとやることやって店じまいしたいと気持ちを新たにしました。

格闘技自体は好きだし、日々の練習も楽しくやっていますが、方向性が合わないというか、お前はそれでいいやって思うことが多いのですよね。実際はお前はそれでよくないし、毎度ムカついているし、バカなんじゃないのって思ってるんですけどね。バカにバカって言ってはいけないと父がよく言っていましたが、バカにバカって言いたいんですよね。だってバカなんだもん。

地方に行きますと「青木真也」を知ってくれている方は多くてありがたい限りです。まだ昔の名前だとは思いたくないのですが、広島で出会った格闘技青年は「Googleで調べた」と言っていて、オレは今の人ではないのかなと少し寂しく思いました。でも今も現実と戦っているし、まだまだトップ戦線にいるからね。

チャクリキ伊予西条大会では佐藤嘉洋さんとか長嶋自演乙さんとか天田ヒロミさんが出ていて、昔の名前で仕事するってそれはそれで幸せなことだなと思いました。照れずに堂々とやればいいと思うんですよね。照れるのが一番良くないです。

選手として代表作を作るって大事だと思うのです。

格闘技選手として自分の名前で職業にしていく上で、大事なことはいくつかあるとは思うのですが、その中の一つに「代表作を作る」があると思っています。

格闘技選手を競技としてだけやっていく中で「代表作を作る」と言われても、なにを言ってんだよ!となりがちだとは思うのですが、この人と言えばこの試合となるような試合があるかないかでは「プロ選手」としての価値が変わってきます。

桜庭和志はホイス戦だし、三崎和雄は秋山戦だし、田村潔司には高田戦ヘンゾ戦があって、高田にはヒクソン戦があるし、宇野薫にはルミナ戦があります。この選手と言えばこの試合って試合があるのは強いと思うんですよね。勝っても負けても。

僕の場合はキャリアもあって、上下左右で様々な試合があるのですが、中指腕折の廣田戦と長嶋自演乙戦の2つがあげられます。代表作があるからこそ、キャラ立ちもするし、その選手の説明が要らなくなると思うのですよね。それはプロモーションが軽減するとも言えるし、その選手が出ればとなって、レジェンド化しやすくなるし、選手寿命が伸びるので、商売として考えたときに「代表作を作る」のが大事になってくると思います。

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