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証言!『DREAM』(16)「川尻に一切、光を当てさせない方法」

 大好評連載中の当企画。今回はついに『DREAM』にとっての大一番、青木真也×川尻達也戦を“バカサバイバー”が振り返る。9年の時を越え、いったいあの試合はなんだったのか。試合後に飛び出したまさかの発言の真相は? 衝撃の激白!(聞き手◉“Show”大谷泰顕)

以下、今回の記事の一部を紹介

・決戦5日前に公式サイトに掲載された両者の言い分
・ヒール扱い
・川尻に一切、光を当てさせない方法
・助演男優賞

決戦5日前に公式サイトに掲載された両者の言い分

――さあ“バカサバイバー”、今回はいよいよ『DREAM.15』での川尻達也戦です。
青木 あれですね。
――まず試合の5日前に『DREAM公式サイト』にUPされた両者のインタビューがあるんですけど、“バカサバイバー”のインタビューのタイトルは「メジャーだけどメジャーの終了であり、新しい夜明けのスタート」なんですね。
青木 「メジャーだけどメジャーの終了であり、新しい夜明けのスタート」。我ながらうまいこと言っているじゃないですか。
――それを読んでいくと、“バカサバイバー”はファイター以外に主催者の目線で見る視点を持っていると。
青木 ええ。
――その視点で見ると、「思っていることはだいたい2年後に来る」と言っています。
青木 あー、今の青木真也に至る片鱗はもうその段階であるんですね。
――この頃から先を読む想像性があったことになりますよね。しかも「五味(隆典)の気持ちが今はわかる」とも言っていて。
青木 それは加藤(浩之)さんから詰められて試合をやることになるっていう気持ちがわかったっていうことですよね(笑)。
――それによって修羅場を経験できたと(笑)。
青木 今となっては貴重な経験ですけどね。
――他には「マッハ(桜井“マッハ”速人)が作ったものを五味がこねて青木が食う、みたいな」という表現もしていました。
青木 いいこと言うねえ!
――へへへへへ。
青木 いやあ、いいこと言ってますよ、青木! それ、『PRIDE武士道』からの話でしょう。
――そういうことかー。
青木 「マッハが作ったものを五味がこねて青木が食う」って最高ですね(嬉しそうに)。

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